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ミズナ栽培 家庭菜園やプランター栽培 おすすめ品種5選



2018/3/23/1




みずみずしくてシャキシャキとした食感が楽しめるミズナ。
サラダで食べても、鍋物、漬物にもよく合う野菜で、古くから京野菜として知られる日本の固有種です。

家庭菜園やプランター栽培では小株や中株まで育て収穫できる品種が好まれています。
今回は、家庭菜園などで栽培しやすい品種を探してみました。
ミズナ種選びの参考になれば幸いです。






ミズナの分類



ギザギザの葉(切葉)が特色の『ミズナ』と、葉先の丸い葉(丸葉)の『ミブナ』に分類されます。
ミズナは、食感の良さからサラダや、煮崩れしにくさから鍋物に利用されます。
ミブナは、風味の良さから漬物にも利用されています。


ミズナ栽培の注意点



ミズナの根は直根性で根がまっすぐ下に伸びますから、深くまで土を耕し、根と根の成長を助ける微生物に必要な空気を多く含んだ土にしておきます。

水菜と呼ばれるように初期生育には十分な水分が必要になりますが、生育後半に過湿になると病気になりやすくなりますから気をつけます。

アブラナ科の野菜ですから害虫の大好物です。
トンネル支柱などを使って防虫ネットを被覆し、生育初期から防虫を心がけます。
この点からも、害虫の減っていく秋まき栽培の方が初心者には安心です。

ミズナ栽培についてはこちらが参考になります
🔗タキイ種苗 タキイのミズナ栽培マニュアル
🔗サカタのタネ園芸通信 失敗しない栽培レッスン



おすすめミズナ品種5選



それではおすすめのミズナ品種を紹介していきます。
尚、2018年6月の楽天、amazon、ヤフーショッピングのランキング等を参考に厳選しています。



① 京みぞれ 早生ミズナ

株張りにすぐれ、小株どりに適した周年栽培可能な早生種。
生育が旺盛でよくそろう。葉は鮮緑の細葉で欠刻が多く、葉軸は細くて純白に仕上がり品質がよい。
草姿立性で葉ぞろいと株ぞろいがよく、束ねやすいので収穫調製が容易。
生育が比較的じっくりとしており、在圃期間が長く、収穫適期幅が広い。
葉軸はシャキシャキとして、歯切れや食感がよく、アクが少ないので、サラダ・炒め物・おひたし・漬物・鍋物など、料理の用途が広い

【栽培の要点】

直播栽培の小株どりでは、条間15~20cmで株間5~7cm程度とする。
夏季栽培では疎植とし、密植による軟弱徒長を防ぐ。
晩抽性は一般の早生水菜と同じ程度なので、地域による播種期を厳守する。
低温期の栽培では、ハウスやトンネルを使用し、播種後に不織布をベタがけして保温を行い、生育促進と抽苔防止を図る。
早春どり栽培では、抽苔の回避やハウスの栽培回転数アップのため、トレイ育苗による移植栽培が有効である。
温床育苗を利用し、気温は13~25℃で管理して根張りのよいガッチリした健苗に仕上げる。

▷ミズナ 種 『京みぞれ』を詳しく見てみる





② 京しぐれ 早生ミズナ

鮮緑の細葉は葉ぞろいにすぐれる。
葉軸はごく細く純白でテリがあり、葉と軸のバランスとコントラストが美しい。
伸長性と分けつ性にすぐれ、低温環境下での株張りが旺盛な、秋~春どりに適した小株栽培用早生種。
葉軸はシャキシャキとして歯切れや食感がよく、アクが少ないのでサラダに最適
さらに炒め物・おひたし・漬物・鍋物など、料理の用途が広い。

【栽培の要点】

低温期の栽培では、ハウスやトンネルを利用し、播種後は不織布をベタがけして、保温を行い生育促進を図る。
本種は低温伸長性にすぐれているものの、晩抽性は「京みぞれ」と同じ程度なので、播種適期を厳守する。
冬~春どりでは、低温伸長性を生かした早どりを心掛け、特に早春どりでは収穫が遅れるとトウの上がりが早いので注意する。
冬まき栽培で生育促進を図るには、セルトレイ育苗による移植栽培が有効。
温床育苗を利用し、気温は13~25℃で管理して根張りのよいガッチリとした健苗に仕上げる。

▷ミズナ 種 『京しぐれ』を詳しく見てみる





③ 白茎千筋京ミズナ 中生ミズナ

葉軸は白く、葉は緑色で葉縁に多数の切れ込みがある。
品質良好な中生種。
分けつ力が旺盛で、2kg程度まで太る。
耐寒性が強く、抽苔が比較的安定しているので、冬から春どりで栽培は容易。
特に冬の鍋料理や浅漬用として美味

【栽培の要点】

圃場は保水性のよい所を選び、特に乾燥しやすい所は避ける
移植栽培は9月中旬~10月中旬に播種する。大株どりでは畝幅100~120cmで2条に定植し、条間・株間ともに30~40cmとする。
大株どり栽培では、元肥・追肥ともハクサイに準じた量が適当。

▷ミズナ 種 『中生 白茎千筋京水菜』を詳しく見てみる





④ 京錦 早生ミブナ

生育が旺盛で株張り・株ぞろいにすぐれる栽培容易な早生種
葉は鮮緑色の細葉で、葉先は丸く、葉軸は細い。
分けつは旺盛で、収量性にすぐれる。
大株どりに好適し、小~中株どり栽培も可能。

【栽培の要点】

保水性に富む圃場を選び、乾燥しやすい所は避ける。
大株どり栽培では畝幅100~120cmで2条に定植し、条間・株間ともに30~40cm程度とする。
肥料はハクサイに準じて元肥や追肥を施す。
晩秋~冬まきの小~中株どり栽培は、トンネルまたはハウス栽培とする。

▷ミブナ 種 『京錦』を詳しく見てみる





⑤ 丸葉ミブナ 中生ミブナ

生育は旺盛で耐寒性が強く、適期栽培では1株2kgぐらいに太る栽培容易な多収種。
葉数が多くて葉先は丸く、歯切れがよくて、特有の辛みがあり、品質は上々
煮物や鍋料理に向き、浅漬にも好適する。

【栽培の要点】

保水性に富む圃場を選び、乾燥しやすい所は避ける。
大株どり栽培では畝幅100~120cmで2条に定植し、条間・株間ともに30~40cm程度とする。
肥料はハクサイに準じて元肥や追肥を施す。

▷ミブナ 種 『中生 丸葉壬生菜』を詳しく見てみる




まとめ



病害虫の最大の予防策は植物を元気にすることであって、農薬をあてにしないことです。
農薬は使い過ぎれば植物を弱くします。
風がよどむ場所、水の溜まる場所に病害虫は発生します。
畑全体をよく見回し、風がよく通り、水が抜けていく環境づくりを心がけましょう。


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2018-11-09

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