信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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長野県町村長会議

2018年01月16日 | 私の活動報告

△ 長野県町村会長の藤原川上村長さんが、昨年は第4次安倍内閣が発足し、長野県消防防災ヘリコプターの墜落や九州北部豪雨災害に対し哀悼の意を表すなど昨年を振り返り、今年は地方創生の4年目を迎え後半に入ってきたが、自らの地域は自らで築くというなかで、総合戦略に沿って事業展開が図られているが、人口減少や地方財政が厳しい状況である。地方の税収は伸びていると言うが、決して58町村は大きく伸びているところは無く、かえって厳しい状況であるから、自主性・自立性を持って地方創生を行う上で、地方の財源を拡充することが大切である。一般財源確保では、森林環境税の創設やゴルフ場利用税の継続など  地方財源の充実強化に努めていかなければならない。長野県の次期総合5カ年計画では「学びと自治の力」で政策を推進するとした基本方針などをまとめたが、我々町村もしっかりと役割を担っていき、オール信州の体制で諸課題に取り組んでいかなければならないなどとご挨拶されました。


 16日(火)午後1時15分から、毎年度恒例の全国町村会館で「長野県町村長会議」が開催されました。
 
▽ 会議は、長野県町村会長兼全国町村会長の藤原川上村長さんのご挨拶で始まり、総務省大臣官房参事官 島田 勝則 氏より「平成30年度地方財政対策について」説明をしていただきました。


 地方の基金残高は、21.5兆円と過去最高であるが、東京都及び特別区を除くと、平成に入ってからの平均とほぼ同じであり、近年は横ばいで推移している。総務省では、地方団体は、行革努力を行いつつ、様々な地域の実情を踏まえて、基金を積み立てており、基金残高を理由に地方財政を削減することは妥当でないと主張している。また、基金残高増加の要因分析では、公共施設等の老朽化対策等で2兆円増加しているなど、将来の歳入減少・歳出増加に備えている状況である。
 一般財源総額について、子ども・子育て支援等の社会保障関係費やまち・ひと・しごと創生事業費1.0兆円等の歳出を適切に計上すること等により、前年度比0.04兆円上回る62.1兆円を確保した。公共施設等適正管理推進事業費や老朽化対策・維持補修のための経費などを確保し、歳出特別枠を廃止し必要な歳出を確保するなど、色々とやり繰りをして地方財政を確保したなどと講演をしていただきました。

▽ 次に全国町村会 事務総長 武居 丈二 氏から「町村における当面する諸課題について」講演していただきました。


 平成30年度与党税制改正大綱について、町村の悲願である「森林環境税」の創設が実現することになったが、「ゴルフ場利用税」ついては、昨年度と同様に「長期的に検討する」となったものの、平成30年度は現行制度が堅持された。平成30年度 地方創生関連予算等については、地方版総合戦略に基づいて、地方公共団体が自主的・主体的に行う先導的な取組に対し「地方創生推進交付金」1,000億円により支援することなどや、総務省地域力創造グループ施策予算(案)について、地域資源を活用した地域の雇用創出と消費拡大の推進や地域の人材、組織の育成強化等の施策について評価しているとのことでした。そして、地域おこし協力隊には、その地域で雇用の場と人生を生きる意味を提供できるかということや、「ふるさと」の地域づくりの役割として、安全・安心な食料、水の供給、国土保全などであり、人口減少時代のまちづくりの鍵は「プロデュースの力」であり、全て自己調達できなくても、開かれたネットワークでつないでいくことであるなどと講演されました。


▽ 最後は、政治ジャーナリスト 泉 宏 氏が『新年政局展望―「3選」「改憲」「北朝鮮」-』と題して講演していただきました。


 最初に「田中内閣から政治を見てきて40年を越えていて、今永田町で、霞が関で何が起ころうとしているのか、具体的にお話をさせていただきます。」と言われ始まりました。また、竹下元総理が政治は日程が分からなければダメだよと言われ、「当面の政治日程予測」を資料として用意され、後で見るように言われました。
 そして、安倍総理の新年の挨拶は、余裕がり、戌年に因んで、「聴力と嗅覚を磨いて政権運営に努める。」など言われ、三選出馬の表明は緑が深くなる頃になるとのことでした。また、安倍総理は、自民党は雲霞の如く人材がいますから、閣内でも閣外でも志があるなら総裁選に出馬してとも言われています。
 泉さんのコラムでは、来週月曜日の見出しは、「9月自民総裁選は消化試合 野田氏出馬は石破潰し」とのことであり、今は自民党国会議員405人、党員・党友も82~83万人のドント式で405票を割り当てることに変更されていて、この方式だと6年前の総裁選は、石破さんが勝っていたが、現在は、安倍さんが国会議員票と地方票を合わせて一回目で過半数を上回るなどと言われました。
 また昨年、岸田さんは安倍総理と二人だけで2時間ほど話し合われ、党内で支えるとして政調会長を受けたことなどで、新年の毎日新聞の記事には「次の次に次はない」と記載されたことなど、岸田さんは出馬しないのではとも言われました。


 改憲については、あくまでも私見として、憲法改正の発議は12月10日頃の発議で、19年の春に国民投票をして、憲法改正と天皇陛下の御退位、新天皇の御即位、改元と、歴史的に大きな動きになるかもしれないが、憲法改正が政局に及ぼす危険を感じると行わないとも言われました。また、安倍総理は、もう衆議院の解散総選挙はしないと言われているから、2021年9月の総裁選では世代が変わるかもしれないと言われました。
 北朝鮮には、安倍総理がトランプ大統領と二人で圧力を掛けていると言っているが、ICBM発射実験成功はレッドゾーンに突入したかなど、今後、軍事衝突が起こることはゼロではないなどとも言われ、とても多岐に渡り永田町の今後の動きを、分かりやすく講演していただき、今後は政治の記事が視点を変えて読むことが出来ると感じました。
 今年の長野県町村長会議も、3名の方のご講演はとても勉強になり感謝申し上げます。そして、関係の皆さんお疲れ様でした。

▽ 朝は早く東京に向かいましたので、途中の睦橋たもとから撮影した下生野方面の風景です。





 その他生坂村では、小中学校で原山SC来校、小学校でALT・アウトメディアチャレンジデー、なのはなで親子で初めてABC、おじさま倶楽部元気塾そば打ち、男女共同参画推進委員会、下生坂の皆さんの元気塾、村づくり研究会などが行われました。

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