素敵なソムリエさまと共に、、今日は我が家でワイン会②前編
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からの続き
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品種はネレッロ・マスカレーゼ種
元は村の名前をとりパッソピッシャーロという名のワインだったが、イタリアでは法律上、村の名前をワイン名に使用できないため、2013年のヴィンテージよりこちらのパッソロッソに変更となっている。
シチリア島はエトナ山北側の標高500mの地にて作られる。
現在でも噴火を続けている活火山の麓という土壌のため、溶岩の影響もありミネラルが豊富。
作り手は
Andrea Franchetti ( アンドレア・フランケッティ)
メルロー100%て作ったトスカーナの
tenuta di trinoro ( テヌータ・ディ・トリノーロ )
こちらはフランケッティ氏の秀作として知られているが、なんとイタリアで1番最初に100点をとったワインでもある。
その彼がシチリア島に買ったワイナリーがパッソピッシャーロなのである。
試飲をしてみる。
すぐにスパイスの香り
コンフィの香り
バルサム酒=バルサミコの香り
米ぬかのような香りやキノコの香りも
そして香りにかなりの奥行きがある
by 牛尾さん
こちらはクラッシックに近い、モダンとの中間ワインで、タンニンが繊細。
酸味が食事にあう。
2年くらい置いて飲みたいワインとのこと。
そして最後は、義理父宅より拝借してきたこちら、、、
品種はカベルネ・ソーヴィニョン85% カベルネ・フラン15% ( ボルドータイプ )
”法律すら変えてしまった偉大なワイン”
オーナーはインチーザ・デッラ・ロケッタ家。
先代、マリオ・インチーザ侯爵は土着品種のサンジョヴェーゼを好まず、フランスのボルドーの愛好家だった。
1944年、ボルドーのシャトー・ラフィットからカベルネ・ソーヴィニオンの苗木を入手し自分の畑に植えたのがサッシカイアのが始まり。
サッシカイアとは石だらけの畑の意。
ボルドーのメドック地区に似ていて、カベルネを育てるには最高の土壌だった。
ちなみにシャトー・ラフィットはこちら
➡️未だ義理父宅、地下室に眠っている
話をサッシカイアに戻す。
サッシカイアに転機が訪れたのは1978年のこと。
イギリスでもっとも権威のあるワイン誌、デキャンタ誌。こちらが主催したブラインド・テイスティングでなんとサッシカイアがシャトー・マルゴーを抑えてカベルネの座1位を獲得する。
その後、スーパートスカーナの称号を与えられる。( トスカーナの規定を超越したという意 )
1994年に晴れてD.O.Gを獲得。
ちなみにワインの名の付いたD.O.Gはサッシカイアだけ!
牛尾さん曰く、ジャコモ・タキス氏の手掛けたサッシカイアが素晴らしかったとのこと。
残念ながら彼も約一年前に亡くなられている。
では試飲を、、、
周りはオレンジ、真ん中は綺麗なガーネット色
ぱっと嗅いだ時の奥行き
ミネラルが綺麗に出る
花がドライ、フルーツがコンフィになっている
色々な香り・・スパイス、ブラッドオレンジ、コーヒー、カカオ、チョコレート、でもキノコはない
嗅いで離した後もまだ香りが残る
重たさなし
酸味とタンニンのバランスがいい
タンニンが甘くまろやかになっている
品の良いまろやかさ
余韻が長い
口の中にカラメル風に綺麗にカカオが残る
by 牛尾さん
今日も素敵な時間に感謝しながら、、、
ちなみにジャコモ・タキス氏はサルデーニャの土着品種にも力を注いでいた。
牛尾さんがサッシカイアよりも好きというのがこちら
↓ ↓
年越しに飲もうとしていて、飲みそびれていた。
次回のワイン会にてお披露目予定。
ここから余談
日本でのワインの管理方法について
ワインクーラーのある場合は別として、ないお宅の場合、日本の湿度等を考慮するとふた夏は越さない方がよいと牛尾さん。
保存場所も温度変化の激しいキッキンは🆖
北側の涼しいところに、新聞紙に包み、発泡スチロールの箱に入れて押入れの中がベストなのだそう。
日本のワイン愛好家の皆様、どうぞお試しくださいませ。
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