路線により、当たり前ではあるが客層や雰囲気が異なってくる機内。

グアム・ホノルル行きがファミリー中心のアットホームな雰囲気であるならば、マニラ行きは完全なビジネス便。その中に時にフィリピン人特有の美しい女性 ( 日本の飲み屋で働いているかのような ) が混じっていたり、、、

アメリカ便はニューヨーク便こそ明らかにビジネス路線ではあるものの、それでもざっくばらんな、時にユーモアさえ通じるような明るい雰囲気がある。アメリカ=大らかなイメージであった。

その点ヨーロッパは、、、

エコノミークラスのみに限ってのあくまで私の主観ではあるが ( いやいや、乗務員間でよく話題に上がっていたから満更主観ではないのかもしれない。笑 ) ロンドン便とパリ便ですら雰囲気が異なる。同じビジネス路線でもである。
ロンドン便はどちらかというとフランクフルト便と客層の雰囲気が似ている気がする。

そしてパリ便は、、、やはり別格のイメージであった。

女性客にスポットを当ててみても、やはりパリ便は違う意味でも別格。

辛口の私、はっきりと口にしてしまえば、

パリ便のエコノミークラスに乗っている、現地在住の独身女性と思われるお客様は”かなり”手強い!!

結構有名な話ではある。

正確にはこの現象は、お客様自体が手強いのではなく、お客様から乗務員への対応や反応が
という事になる。

自身の事を考えてみても、機内に食事は(どのクラスに乗ったとしても)全く期待しないが、やはり日系ということで、外資に比べると最低限の機内での快適性や秩序は期待してしまう。
➡️外資系がサービス要員より保安要員気質が強く、駄目なものはダメとはっきりとお客様に言える風潮があるのに対し、日系はやはり保安要員よりもサービス要員としての気質を強く要求されるためであろう。
それだけのコストを払っているのだから、というお客様の言い分ももちろん追加される。

ちなみにまだ携帯の使用が禁じられていた時代、着陸時に堂々と携帯を使用していたお客様にその旨をお伝えしたところ、” みんなの前で恥をかかせられた ”と逆ギレされたこともある。
まだシートベルトサインが消灯しておらず、止むを得ず口頭でお願いしたのではあったが、この件に対し、当時の我がチーフはお客様にお詫びをし、私に非があるとしていた。
きっと外資系であれば、チーフは社員を庇っていたところである。

お客様は神様
そのような風潮が強い時代だった。
( 今の事はもう分からない )


さてパリ便の話に戻る。

ヨーロッパは女性が独りで生きていくには大変なところである。
自分が暮らしてみてつくづくそう感じる。

夫婦で一単位
という大人社会が出来上がっているせいもあろう。

アメリカが自由を求めて出来た国なら、ヨーロッパはやはり歴史と伝統を拭い去れない、ある意味古風気質が漂う。

そんな中でアジア女性が単独で生きていたら?

必然、たくましくなるのではないか?

機内ではっきりとした強い口調の、現地在住と思われる女性からの苦情や意見を目の当たりにする度に、驚きを隠せずにいたが、今ならその時の彼女たちの気持ちも少しは理解出来る私である。

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イメージ写真はサイト上よりお借りしました。

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