下総です。


 

今日は、「好きなスポーツは腰痛があっても続けたほうがいい」という話をしていきます。



 

ゴルフ、バスケットボール、パワーリフティング…

 

あなたが長く続けてきたスポーツ、

大好きなスポーツがあったとします。


 

腰痛を発症して以来、そのスポーツを「だましだましやってきた」かもしれません。


 

もしくは、

 

「健康な身体が第一。

腰に負担がかかるから、もういい加減やめたほうがいいのではないか?

 

といったように、プレーすることへの迷いを抱えている状態かもしれません。


 

不安や迷いがあるかもしれませんが、

好きなスポーツは続けたほうがいいです。

 

中断する必要も、やめる必要もないです。



 

というのもスポーツには、

エンドルフィン、ドーパミン、セロトニンといった快楽ホルモンを分泌する効果があります。

 

中でもエンドルフィンは“体内性モルヒネ”と言われるほど鎮痛効果のあるホルモンです。


 

好きなスポーツをプレーしている最中なら、なおさらその効果は高まるでしょう。


 

そのため、

「スポーツをやり続けること=腰痛改善」となるのです。



 

「そうは言っても、ゴルフのスイングは腰に負担かかるでしょ」

 

「バスケの激しい動きやジャンプは腰によくないでしょ」

 

「デッドリフトのような前屈するフォームは腰に悪いでしょ」


 

といったように、それぞれのスポーツの「動作」が腰痛を悪化させるのでは?と心配になるかもしれません。


 

しかし、それも以前から伝えているように、「情報」の問題。


 

「ゴルフのような体をひねる動作は腰痛を起こしやすい」

 

「バスケのようなジャンプ動作が多いスポーツは腰痛を起こしやすい」

 

「デッドリフトのような前屈して重いものを持ち上げる動作は腰痛を起こしやすい」


 

先輩からそう言われた、

世間一般でもそう言われている、

 

だからどうしても、そのスポーツの動作中、

腰に意識が向き、痛みを起こしやすくなる。


 

「その動作で腰痛が起こった」

記憶にも刻まれるため、スポーツと腰痛を結びつけたくなるんです。



 

腰痛を長引かせているのは、スポーツの動作ではなく、

スポーツを続けることへの「迷い」や「不安」にあります。


 

「腰に悪いからやめたほうがいいのかな…」

とユーウツ気味に考えているから、脳が痛みを拾ってしまうのです。



 

大事なのは、スポーツの動作と腰痛を切り離して考えることです。


 

ほとんどの場合、スポーツの動作が腰痛を招くことはないんです。



 

「いやでも、俺は医者に『そのスポーツを続けている限り腰痛は治らない』と言われたんだ。

ドクターストップをかけられたんだよ」

 

という反論もあるかもしれません。


 

しかし、前回のテーマ「腰痛があっても仕事は続けよう」でも伝えましたが、

 

腰痛改善の新しい常識は、

 

「活動的な日々を送ること」です。


 

「スポーツはやめたほうがいい」と言う医者は、

「なるべく動かずじっとしているほうが治りやすくなる」

という古い常識に縛られている医者です。



 

「医者の言うことだから仕方がない」

と泣く泣く好きなスポーツをあきらめる、

やりたいのに我慢する、

 

我慢する=ストレス。


 

繰り返しますが、ストレスやユーウツさを感じながら生活すると、

ちょっとした痛みでも脳がおおげさに拾いやすくなります。


 

医者の忠告に素直に従ってスポーツをやめてしまっては、逆に症状を悪化させてしまうんです。



 

気づいてください。

 

腰痛改善の常識はもう移り変わってきているんです。


 

問題なのは、動作や身体の構造といった物理的側面ではありません。


 

どんな気持ちでいるか、

どんな気分が得られるか、

 

「感情」にフォーカスするのが、腰痛改善の新しい常識なんです。



 

もちろん、

強烈な痛みがあるのを無理してまで行う必要はないです。


 

症状によっては「一時中断」もやむを得ないでしょう。


 

でも決してやめることはないですから。


 

「もう○○(あなたの好きなスポーツ)を一生できないのかな?…」

などと不安に思う必要はどこにもないです。


 

好きなスポーツはあなたにとって生きがいだと思います。

 

充実感をもたらすものだと思います。


 

生きがいや充実感、ワクワク感が腰痛の特効薬となるのです。



 

最後まで読んでいただきありがとう。