こんにちは。
泰山流四柱推命
メール占い師の周利庵です。
四柱推命の本を見ていると、ずいぶん沢山の星の名前が出てきます。
分類もいろいろ。
その中には、ずいぶん立派そうな名前が付いていて、いわくありげだけれども、鑑定に使うのはどうかと思うものもあります。
たとえば、神殺と言われるものたち。
"カミゴロシ!?"では、ありません。”しんさつ”。
見た目が物騒で分かりにくいからでしょうか、本によっては特殊性とか、別の呼び方をしていることもあります。
神殺は生まれた月日の星によって、どの干支がそれにあたるのか自動的に決まります。
だから、分かりやすいのだけれど、それだけ大ざっぱなものです。
ときどき、あたってると思うこともあるでしょうが、それで?ってなります。
神殺は、生年月日全体の五行のバランスとはほとんど関係しないので、年月によって吉凶の強さが変化する様子は読み取れません。
また、自分でその吉凶を強めたり弱めたりする開運法も、はっきりしません。
たとえば、神殺の1つ、「大極貴人」。
これがあれば、祖先の加護によって、生まれつき福運があると言われています。
だから、ないよりも、あった方が嬉しい星ですね。
そして、過度に期待することなく、それくらいに思っておくのがいいでしょう。
ひとと生まれてご先祖がいない人はいません。
そして、ご先祖は自分の子や孫である子孫がかわいいでしょうから、誰でもご先祖からの加護はあるでしょう。
強い弱いはあるかもしれませんが、それは、あなたの生年月日次第で云々することでしょうか。
たとえ、占いで先祖の加護に恵まれていると言われても、そこは感謝するところ。
願いをかけるならば、願いをかなえるための行動の方にかけましょう。
神殺もまた、分かりやすい運勢判断のために古人が工夫したものですから、その頃には相応の役に立ったのでしょう。
けれども、生年月日の五行のバランスを詳細に観察すれば、神殺を使うよりも、もっと細かく運勢の消長や開運法を読み取ることができるのです。
ということで。
神殺は、あって嬉しいものには、あって良かったね
あって嬉しくないもののときは、気にしない
あえてそれを使わなくても、もっとしっかりした開運法は、五行のバランスからちゃんと見つかるのですから。
あなたの安心と幸せを。
周利庵でした。
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