こんばんは。
動画でピアノレッスンです。



先日、
あるブログ読者さんの記事を読んでいて


「休符を感じるって難しい…
どういうこと?」
ありました。



同じようなお悩みを感じている方が
多いようなので、



少しご説明しようと思います。



初心者の方が
最初に休符と出会うのって
4分休符ですね。
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「はい、これ4分休符!
1拍休みよ!わかった?
じゃあ、これ弾いてみて!」



恥ずかしながら昔の私です…



「正しく弾ければ良い!」と
思っていたので



曲が簡単な時は
これで上手く行くのですが



その後レベルが上がって来ると



・休符を軽んじる

・軽んじるのでリズム感が悪い

・のれない

・テンポが崩れる
など



色々問題が起こり、
正しく弾く事すらも難しくなります。



当然、
知識だけで弾けるわけはなく



やっぱり、「指導が悪い」と
認識せざるを得ませんでした…



この休符。


本当は、


・次の音への躍動感
・一瞬の静寂
・長い時の流れ


などを連想させるような
役割があります。



音を発していないのに
これらを伝える表現方法って
すごいなぁと思いませんか?


(芸術の域に行きそうなので
このあたりにしておきますが…^^;)



なので
単に「音の鳴らない音符」と捉えるのは
もったいないのです。



さて現実に戻りましょう。



どうして知識としては
わかっているのに
上手くいかないのか?



やはり、
冒頭の「感じる」という部分なのです。



教える立場になって
1番難しいなぁと思うのが、



この「感じる部分」「感覚の部分」 などの
見えない所の指導です。



見えないので
受け取り方が様々で
誤解が起きやすいのです。



では、
どうしたら休符を感じることが
できるのか?

そもそも、
どういう感覚が休符を感じる
ということなのか?



1番簡単な所だと


♩ ♩ ♩ ♩のリズムで
「お・に・ぎ・り」と言いながら、
何度か手を叩いてみましょう。



今度は、
♩ (休)♩ ♩のリズムです。

「お・(に)・ぎ・り」となりますね。

手は、(休)以外は鳴らします。
声も、(に)以外は言います。



でも休符の時、
(に)と発しなくても
心の中で言っていませんか?


これが「休符を感じる」ということです。


鳴っていない音の時に、
何かしら心の中で思う。


という状態です。



慣れないうちは、
拍子や言葉を思っても良いと思いますが



少しずつ
休符の役割が見えてきたら


・ジャンプしているイメージ
・静まり返った森
・川の流れ



などがイメージできると



本当の意味で
「休符を感じる」ができると思いますし、



そのイメージを伝えたくなると
楽しいんじゃないでしょうか?



そうそう…さっきの「おにぎり」。


単純なリズムですが、


速く叩けば
8分音符4つ、
16分音符4つのリズムです。



鳴らすスピードを変えて


立って音楽に合わせ、
身体も揺らし、


強拍と弱拍(重い音・軽い音)
を感じながら、


休符の順番を
矢継ぎ早に変えるだけでも、



休符以外の感覚が
色々身につくし、
楽しいと思います。



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