こんばんは。
動画でピアノレッスンです。



テンポがだんだん速くなる…
という方がいらっしゃいます。



なぜテンポが速くなるのか?
の原因もたくさん考えられますが、



今回は拍子感について
お話しましょう。



そもそも拍子とは
一定のタイミングで
強拍(重さ)を感じることです。



3回に1回
強拍があれば3拍子。



4回に1回
強拍があれば4拍子です。



って、こんなことは
調べればわかるし、



「1小節の中に
4拍分入っているのが4拍子です。
では弾きましょう」



ってサラッと説明して
終わりだったりします。



昔の私のように…



でもやっぱり「」です。



「1・2・3・4」と数えられる
=拍子感がある。



とはならないのです。



そして導入時期に
「拍子感」を感じ、
身につけておかないと



後々まで
テンポの問題を抱えたままに
なるんですよね。



本番前になると
テンポが気になる方多いですね。



程度にもよりますが
テンポコントロールに
気を取られすぎると、



せっかく弾けるようになったのに
指への命令が届きにくくなるので、
ミスは増えるんです。
(多少のミスよりも、
テンポキープしている演奏の方が
印象はよいですが…)



それはがっかりしませんか?



本来だったら、
導入時期に身につける拍子感。



それが身についていると
少なくとも
「速くなる」ということはないし、



例えアクシデントがあって
崩れたとしても



すぐにコントロールできるので
ほとんどテンポに関しては
心配ありません。



より一層、
テクニックや
表現に集中ができます。



ではどうやって
拍子感を身につけるか?



これも色々方法がありますが、
手軽に一人でできるのが



ボール投げです。



拍子数えているのに
テンポが速くなる方の特徴は、



小節の最後の拍から、
(4拍子であれば4拍目
3拍子であれば3拍目)



次の小節の1拍目にかけての
長さが短くなるケースです。



実は最後の拍から
1拍目にかけては、



1拍目に重みを感じるための
エネルギーがあります。



それを感じていないので、
段々3拍目が短くなり
速くなるのです。



このエネルギーを感じるために
ボール投げをします。



投げるのが難しければ
座って床を転がすのでも
構いません。



方法は、
今弾かれている曲を歌いながら
左右の手で交互にボールを投げ合います。



投げるタイミングは、
最後の拍の時。



受けるタイミングは、
1拍目です。



その時、


・曲のテンポ

・左右の手の距離

によって、



・投げるスピード

・投げる高さ


が変わりますね。



これが
エネルギーです。



それを演奏に活かすのですが、
まずは頭の中で
ボールを投げてください。



少しエネルギーをつかめてきたら
曲のイメージに相応しいものに
変えるといいですね。



例えば、



ワルツだったら、
ターンしているところとか。



川の流れだったら、
手を伸ばし、遠くの水を
触っているところとか。



フレーズが途切れるところは、
本当に息継ぎをしたり。



いくら頭で
「速くならないようにしなくっちゃ!」
って思っても


方法を知らないと難しいものです。



イメージと一緒だと、
やりやすいんじゃないでしょうか?




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