前回の続きレポートです。
地元の新聞でも大きく取り上げられています。GWは大混雑必至です。
さて、大天守を最上階からご案内します。
7階展望台
北側。遠方に小牧山城が見えます。もっと天気のいい日だと岐阜城や犬山城まで望めます。名古屋城の北側はもともと湿地帯になっており防御には適していました。今は埋め立てられ名城公園となっています。
南西側。名古屋にも最近高いビルが建つようになりました。戦前までは名古屋城が一番高い建造物でした。その高さは55m、現在でも18階建のビルに相当します。
東南側。2009(平成21)年から始まった本丸御殿の復元工事も6月には第三期工事が完成し、公開が始まります。その向こうに見える青い屋根は毎年7月に大相撲名古屋場所が行われる愛知県体育館ですが、この建物も現在の二の丸跡から北側の名城公園への移転が計画されています。
売店
昭和の雰囲気漂うお土産物売り場。金鯱グッズが目白押しです。
5階に降ります。
実物大の金鯱に乗って記念撮影ができる人気コーナー。バックの青空が憎い演出です。
石曳体験コーナー
3人目の鉢巻おじさんの後ろで一緒に綱をひくことができます。結構重いです。
3階
再現された城下町が再現されています。夜明けから日没まで音と光で藩主のくらしや城下の一日を体験できます。
2階、4階には襖絵、甲冑、鎧、火縄銃、刀剣などが展示されています。
1階には本丸御殿や城下の模型が展示されています。
本丸御殿模型
復元された実物の本丸御殿のほうが新しい分、綺麗に見えます。
城郭と城下町の模型
ジオラマといってよいでしょう。四方から当時の名古屋城と城下を観察できます。どれだけ見ていても飽きません。
炎上する大天守
太平洋戦争における空襲では名古屋城のほか広島城、岡山城など全国で6つの城の天守が焼失しましたが、炎上中のものが撮影されたのはこの1枚だけです。名古屋では昭和20年5月14日午前8時5分から9時25分にかけて米軍による無差別爆撃が行われ、わずか80分の間に多くの人命、そして名古屋城大天守をはじめとした貴重な文化財を失ってしまったことを私たちは忘れてはいけません。
再建中の天守
昭和30年当時も木造再建の案もあったそうですが、二度と燃えないようにとの願いから鉄筋コンクリートで建てられました。総工費6億円の工事費のうちなんとその3分の1にあたる2億円が集まったということから、いかに名古屋市民が天守の再建を望んでいたかがわかります。今回の木造天守の再建費用は500億円、河村市長は100億円を寄付で賄いたい考えですが果たして⁈
これで慣れ親しんだコンクリート天守ともお別れです。5/7以降は天守に入場することはできません。ただし、しばらくの間は外から見学することはできます。
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