一週間禁パチを継続出来た件について

2018年4月18日水曜日

依存症

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禁パチ一週間経過


昨日で禁パチ一週間が過ぎました。
(今までは“断パチ”と表現していましたが、“禁パチ”が一般的で有るという理由から表記を変えました。個人的には“禁じる”より“断つ”と言う方が適しているかと思いますので気持ちの上では断パチとして続けます。何故“断パチ”か?は以下の書籍を読んで頂けると納得出来ます。)
ギャンブル依存症克服への道: 克服は あなた自身で問題を解決する 唯一の手段

日々、心の変化を綴ってきましたが、一週間を達成出来たという事は小さいながらも自信に繋がります。

私は重度のギャンブル依存症で、予定の無い日は仕事終わりに毎日パチンコ屋に通っていました。
酷い時期は仕事前にも30分ほど打って出勤していました。

仕事で急な残業等が入って遅くなるとパチンコが打てないストレスでイライラしたり、暇な時期は仕事を定時で終え、早足でパチンコ屋に向かっていました。

パチンコを始めた頃は二週間に一回ほど、それが一週間に一回、三回、毎日と言う風にズブズブと沈んで行きました。

毎日通うようになってからは当たり前のように借金も一気に増え、あとはギャンブル依存症のお決まりパターンを歩んだ訳です。

そんな私が一週間パチンコに行かないという事は結構大変な事でした。
昨年、一ヶ月禁パチ出来た事が有ったのですが、本気でパチンコを止めようと思って始めた時でしたのでかなりモチベーションも高かった事を覚えています。

「一ヶ月我慢出来たし、少しくらいなら...」というスリップのお決まりパターンで全ては崩れ落ちました。

禁パチしようと思いながら打ちに行き、負けては自己嫌悪になり...という毎日を何ヶ月も続けていました。

楽しくも無く、ストレスだらけでお金を溶かす毎日。一体何のメリットが有ったのでしょうか?

どうやって禁パチしているか?

前置きが長くなりましたね。
実際私が行った方法を検証してみます。

まず、パチンコは3つの要因が整うと打ちたい衝動が強くなります。
このブログで何度も触れている断パチの3原則です。

1:余分なお金を持たない
2:時間を持て余さない
3:誘惑の芽を摘む

です。
この3原則は先程の書籍の発行元でもあるギャンブル依存症克服支援サイトSAGSに詳しく記載されています。

この3原則の中で②の時間に関しては仕事が閑散期という事も有り、自分のさじ加減でどうにでもなってしまうので却下。
同じく③の誘惑というのは完全に自分でコントロール出来ないのでこれも却下。
結局、意識して行ったのは①の「余分なお金を持たない」という事だけでした。

財布内にあるキャッシュカード等、現金の引き出せるカードは全てまとめ、家に置きっ放しです。
現金は千円と残っていた小銭だけ。
何か有った時の為にクレジットカードだけは財布に入れています。(もちろんキャッシング機能無し)

最初は「これじゃパチンコ出来ないじゃん...」と本末転倒な不安も有りましたが、家を出る時に強い意志で置いて行きます。
これは5秒ほど気合いを入れるだけで出来ます。


これで強制的にパチンコが打てない環境になります。

禁パチ初日がクリア出来れば大きな自信になります。
禁パチ出来たという経験が刷り込まれるからです。

そうなれば二日目からは気分が楽になります。
昨日出来たという自信が有りますからね。

メンタルについて


とにかく強制的というのが大事です。
ギャンブル依存症者は自分の力だけではクリア出来ない事が沢山有ります。
一日くらいなら意志の強さで乗り越えられるかも知れませんが、継続性を考えると意志を強く持つって大変なストレスだと思います。

家にお酒が有るのにアルコール依存症の方が断酒しようと言っているのと同じ事です。

私は自分の事を信用しないようにしました。

そう書くとショッキングな言葉ですが、これは自己否定では無くて「自分はギャンブル依存症で有る」という事を認める作業です。

私は幾度となく禁パチに失敗してきました。
それは自分の意志の問題では無く、依存症という病気のため欲求がコントロール出来なかったという風に認知したのです。

私自身が医師となって(依存症である)私を信用しないという向き合い方にシフトしました。

もちろん「依存症を克服出来る」という意味では自分を信じていますし、頑張ろうと思っています。

こういった環境づくりで「今日はパチンコ出来ないな」と諦めがつくと「今日は早めに帰って趣味に時間を割こう」「本屋によって気になる書籍を調べてみよう」とパチンコ以外の事を考えるようになりました。

たった一週間ですが、強い意志で我慢していた禁パチとは違い、軽い気持ちで継続出来ました。

今日から一ヶ月チャレンジ

今私は自分一人でストイックに禁パチをしているのでは無く、先程紹介したSAGSにも登録しています。
サイトの掲示板上には沢山のスレッドが有り、同じ悩みを抱えた人たちとの交流も持てます。(4/18現在では1427人の方が登録しています)

私と同じ日に禁パチ(断パチ)を始めた方なんかは妙な親近感があり、「一人じゃ無いんだ」と頑張れるキッカケにもなっています。

禁パチの継続日数によってスレッドも分かれているので、自分と同レベルの人と頑張れます。
(いきなり「半年クリアです!」とか「2年目に突入です。もう行こうとは思わなくなりました」なんてグループに入ってしまうと劣等感に駆られてしまいますから、この区分けは大変有り難いです。)

私は今日から一ヶ月チャレンジのスレッドに移ります。
もちろん余計なお金を持たずに家を出ました。

来週は禁パチ後初の給料日が待ち構えていますが、頑張ります。

最後に


もし、禁パチが出来ず、自己嫌悪のどん底でこのブログを見た方がいらっしゃったら、共に頑張りましょう。
昨日まで出来なかったら今日から始めましょう。
今日ギャンブルしてしまったという人は今から始めましょう。

ギャンブルを続けている人の中には、明日から、来月から、来年から禁パチを始める人も多くいます。

今から頑張れば、そんな人たちに対して数日、もしかしたら数年早くギャンブルから足を洗えるかも知れません。

以上、たかだか一週間しか禁パチ出来てない私ですが、誰かの役に立てればと書かせて頂きました。


(2019/1/21追記)その後、2018年8月下旬までスリップを繰り返していました。
基本的な考え方は変わっていないのですが、その後禁パチを継続する事が出来る様になりました。
私なりの禁パチですが、こちらの記事も併せてどうぞ。

禁パチ実践|準備篇
禁パチ実践|1週間篇
禁パチ実践|1ヶ月篇
禁パチ実践|2ヶ月篇
ギャンブル依存症が禁パチ100日達成で気付いた事
禁パチ実践|禁パチを続ける為の目標設定







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profile

40代妻子持ちサラリーマン。

パチンコが元で600万円を超える借金を抱えてしまったギャンブル依存症&多重債務者。

2018年8月28日より禁パチ続いています。

ギャンブル依存症の怖さや克服の方法を模索しながらブログを書いています。

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禁パチ実践|準備篇

禁パチの準備をする 今更ですが私は重度のパチンコ(ギャンブル)依存症です。 休日こそ家族と楽しく過ごしていますが、平日は残業だと嘘をついて毎日のようにホールに通っていました。 何度も何度もスリップを繰り返し、自己嫌悪に陥りながらもまた禁パチを始める......

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