私はポケモン世代です。
なんちゃらパールとかの世代ではなく、赤・緑・青・黄の世代です。
私の思い出のポケモンはコイキングです。
赤い鯉が王冠を被っているというなんとも愛らしい姿です。
そんな私とコイキングの出会いはどこかのポケモンセンターでした。
ポケモンを休ませた時に黒づくめの男が私に言いました
「ひみつの ポケモン 買わない?」
幼い私はひみつのポケモン欲しさに500円を男に支払いました
そう、そのひみつのポケモンがコイキングなのです。
私は可愛らしいその姿に良いものを譲ってもらえたと喜びながらポケモンセンターを後にしました
使える技は「はねる」
なんとも可愛らしい技名です。
私は大事に大事にコイキングを持ち歩いていました。
そしてジムリーダー戦の時、ついに彼を使う時が来たのです。
ゼニガメやピジョン等、手持ちのポケモン達が倒されてしまい残ったのは彼だけでした。
「いけ!コイキング」
勢いよくバトルフィールドに飛び出したコイキング
私は彼の唯一の技を繰り出しました
「コイキング の はねる」
「コイキングは はねた が、しかし、なにも おこらなかった」
彼は相手のHPを1つも削ることなく倒れていきました
幼い私は泣き崩れました。
彼とはポケモンセンターで別れました
どこかのボックスに仕舞ったと思うのですが、それから見てません。