幼稚園の役員。時には断る勇気も必要です。

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こんにちは、ゆずこです。

年度初め、幼稚園の役員決めはママたちにとって頭の痛いことですし、またトラブルも多いですよね。

専業主婦ママとワーキングママの対立が起こるなんて話をよく聞きます。

息子たちが通っていた幼稚園は独特で、ママたちの話し合いで決めるのではなく園長先生の独断で決められます。

役員決めでのママ同士の確執は生まれにくいかもしれませんが、これはこれで大変なのです。

まさか私がこのことで3年間、頭を悩ますことになるとは。。。

待っていたのはまさに役員地獄でした。

私がまさかのクラスリーダー!!

 

息子たちの幼稚園は全員何かしらの委員会に所属をするのですが、その各委員会のリーダーやその他の役職は園長先生の独断で決まります。

次男入園数週間後、園長先生に呼び止められ

「ゆずこさん、今年度のクラスリーダーお願いします」と。。。

え???まさかの???

青天の霹靂です。

実はこの幼稚園では園長先生から声をかけられたら断るのはご法度。

声をかけられたら最後、やるしかありません。

それがこの幼稚園の暗黙のルールなのです……恐ろしい。。。

その各委員会リーダーの頂点が会長です。

会長も園長先生の独断と偏見で決められます。

大抵委員会リーダーに声をかけられるのは、上にお子さんを通わせていたいわゆる先輩ママ。

私も一応先輩ママでした。

会長と各委員会リーダーは年長のママから選ばれるのですが、クラスリーダーは各学年のクラスから一人ずつ選ばれます。

まさかの私がそのクラスリーダーを任されるとは  Σ(・□・;) 。

園長先生は年配の厳しい女の先生。

子供たちの前で先生を厳しく叱咤し、お母さんたちにも平気で叱咤します。

なので声をかけられた時は、もうこれしか言えません。

「はい、やらせていただきます。。。」

この人見知りの小心者にどうして~~??て感じですが、次男が生まれた際すぐに幼稚園に電話し、長男のお迎えのことなどご迷惑をおかけするかもしれないと、園長先生に直接伝えたことがありました。

もしかしたら、しっかりしているお母さんと思われてしまったのかもしれません。

もうこうなっては後の祭り。。。やるしかありません。

しかも慣例として年少の時にクラスリーダーをやったママは、年長で会長もしくは委員会リーダーに抜擢されているのです。

先のことを考えるともう頭くっらくら。

自分のカツカツ生活で手一杯なのに、幼稚園のリーダーなんてやってられない!!

これが本音です。

実際この時私は、深夜のスーパーのパートをしていました。

優雅に何千円ものランチを楽しんいるママがいるなか、深夜のスーパーで働いている私がクラスリーダーなんて違和感でしかありません。

もちろん、深夜のスーパーで働いていることは幼稚園にも他のママたちにも内緒です。

近所では見られてしまうかと思い、わざわざ電車に乗って3駅先のスーパーで働いていたんですから。

ですが引き受けたからには、真面目に頑張ってしまうのが私。。。

あがり症で人前にでると手が震えてしまうのですが、各リーダーと園長先生が集まる定例会でクラスの様子などしどろもどろになりながらも頑張って話しました。

頼りないリーダーだったと思います。

ですがなんとか1年間リーダーの仕事を全うし、いよいよ最後の定例会。

これで、とりあえず来年は役員の呪縛から逃れられるーと思っていた矢先、またもや園長先生から悪魔の一言が。。。

「ゆずこさんは来年はPTA役員をお願いします」

はあ~~~~???

どういうこと??

2年連続ですよ。

PTA役員とは幼稚園から3人選ばれるのですが、市のPTA活動に参加する役員です。

幼稚園の中の委員会リーダーよりは幾分楽な役割なのですが、連続で任されるなんて今まで聞いたことがありません。

まさに役員地獄。。。

これから私どうなってしまうのかしら。。。

不安しかありませんでした。

園長先生が退職される

 

次男が年中になり、厳しい園長先生は前年度で退職されることになりました。

実質幼稚園を仕切ることになったのは、新任の副園長先生。

教会の方で幼稚園のことは何もわからない男の方でした(キリスト教系の幼稚園に通っていました)

今までは厳しい園長先生の元、職員も保護者も誰も逆らえず封建的な世界でしたが、副園長先生はまったく違うタイプの人が良いおじさん。

今度はお母さんの方が力を持つようになりました。

お母さんたちから今まで言えなかったことをバンバン言われ、どんどん痩せていく副園長。。。

気の毒でしかありませんでした。

しかし、そういう私も、のちにこの副園長先生を困らせてしますのですが。。。

PTA役員とは?

 

年中時に任命させたPTA役員の仕事について少しお話ししたいと思います。

園から3名選出され、主に市の幼稚園連合会の行事に出席する仕事です。

外部の仕事なので、楽といえば楽です。

連合会に所属している幼稚園の全体のPTA総会に出席したり、ボーリング大会やバレーボール大会の応援など行けば良いだけなので意外と楽でした。

ですが、会合に出席する際はスーツなどキレイな恰好をしなければならず、ウエストのファスナーが上まで上がらない独身時代の服を引っ張り出して、無理やり着て行っていたのを思い出します。

しかし私の心配ごとは来年度のことでした。

PTA幼稚園連合会は3年に一度持ち回りで役員が回ってくるのです。

その役員年がちょうど来年だったのです。

PTA連合会の役員とはそれぞれの幼稚園から選出されたお母さんたちで構成され、その中で会長、副会長その他会計、総務など役員を決めていきます。

PTA連合会の本部役員ということですね。

実は来年度は私がその本部役員に選ばれるのではないかと、幼稚園で噂されていたのです。。。

冗談じゃありません。

私は次男が年中に上がってから、お昼もパートに出ていました。

昼は延長保育を利用して仕事をし、夜は幼稚園ママに見つからないように家から離れたスーパーで仕事をし、はっきり言って毎日へとへとでした。

そんな私が3年連続で役員に任命せれるなんて、本当に冗談じゃありません。

というか、物理的に無理です。

PTA連合会の本部役員になれば、会合はもちろん午前中なわけで、そんなにしょっちゅうパート先に無理を言ってお休みすることはできません。

悪い予感しかない私はもう祈るしかありません。

「神様、どうか私にもう役員の仕事は回ってきませんように。。。」

しかし、その祈りは届かず。。。私の悪い予感は的中することに…。

暗黙のルールを破る

 

そして次男が年長になり、恐れていたことが。。。

悪い予感が的中し、副園長先生から声がかかってしまったのです。

「ゆずこさん、今年度はPTA役員のリーダーお願いします」と

PTA役員のリーダーということは、本部役員になれということなのです。

もう落胆を通り越して怒りの感情しかありません。

時間が経てば経つほど沸々と怒りが沸き上がりもう止めることができませんでした。

「断ろう。。。」

私は暗黙のルールを破ることに決めました。

他のお母さんたちから陰口をたたかれようが、何を言われようが、もう無理だと。

幼稚園ではさすがに話せないので、副園長先生に電話をしました。

この時の私はどうしても冷静になれず、

「なんで昼のみならず夜までパートに出ている私が3年連続役員を任されるのか!!」

と話せば話すほど怒りがこみ上げてきて半ば半べそ状態で副園長先生に怒りをぶつけてしまいました。

今思えばお恥ずかしい限りです。

私の黒歴史ですね。

余裕がなかったんです、私。

生活がカツカツの中、2年間役員に翻弄され、そんな中役員のお母さんたちとのお付き合いも頑張っていました。

ですが、どうしても他の役員お母さんたちとの違和感がぬぐえなかった。

はっきり言って、高いランチの会合なんかに出たくないんです。

スタバのコーヒー1杯だって私にとっては贅沢なんです。

もう我慢の限界でした。。。

この役員地獄から抜け出したい。。。

副園長先生は優しく私の話を聞いて下さり、「何も知らなかったのですみませんでした」とおっしゃってくれました。

私が役員を断ったことは同じ年長のお母さんだけではなく、他の学年のお母さんたちにも伝わり何とも肩身の狭い思いでした。

そして、私が任命されたPTAのリーダーは他の方がやることになったのですが。。。

その方、PTA連合会の役員決めのじゃんけんに負けて、なんと会長になってしまったのです。

もう、その話を聞いた時は申し訳なくて、幼稚園辞めたくなりました。

幼稚園生活最後の1年間、私は希少なワーキングママとして(働いているお母さんは2人だけでした)自分のやれるお手伝いは積極的に参加しながら、なるべく目立たないように過ごしていました。

今思うこと…

 

今の私だったら、3年目の役員を引き受けただろうか。。。?

答えは「否」です。

今の私でも言えます。

あの時断ってよかったと。。。

もし、無理をして引き受けていたら私は精神的に壊れていました。

それこそ幼稚園を去らなければならなかったでしょう。

この時私が学ばなければいけなかったことは、断る勇気です。

小心者の私がよく断ったと思います。

昼夜パートでくたくたの自分をもっと追い込んだら、家族につけが回ってしまうかもしれない。

この時そう思ったのです。

私にとって一番大切なものは家族なのだと。

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40代パート主婦です。主人、息子2人(中学生・小学生)、義母、義兄の6人で二世帯住宅に暮らしています。 低所得ではありますが幸せに暮らせる方法、日々の気づきや気になること、そして前向きになれるヒントなど失敗談も含めお話したいと思います。