私自身反省しなければならないことなのですが、自分のことをあれこれしゃべり過ぎる人は、企業のトップに立つ人間にとって見苦しく映るようです。
アピールポイントはさらりと流して、相手が食いついてくるように仕向けるスキルを学ばなくてはなりません。
相手が食いつくぐらいが丁度いい
「 ちょっと待ってください斉藤さん。そこのところをもう少し詳しく話してくれませんか? 」と面接官に言わせるぐらいでなければ、過去の経歴や業績をイチからジュウまで話そうとしても「 この人話長くて、要点が分からない 」って思われたら即不採用です。
私を含め「 わかっていても長年のクセだから、なかなか矯正するのは難しい 」という40歳代の中高年もいらっしゃいます。本当にその通りですが、コミュミニケーション能力が低いと、面接で何度も落ちてしまう危険性があり得ます。
飲み屋などでもコミュニケーション能力が高い人は、必ずと言っていいほど「 斉藤さんはどう思う? 」って話を他人に振ってきます。しゃべり過ぎる人にとって、期待した調子で会話が進まないことや、相手の発言を待つ時間は苦痛でよう。
でも、日々のちょっとした会話からでよいので、自分を変えていく必要があります。
実際に、大企業から中小企業に転職した場合、部下との会話にしても社内の設備にしても当初は物足りないものです。そこをグッと我慢して現状の声にじっと耳を傾けて周囲との軋轢を生まないよう改善を図っていくべきです。
私は、転職活動は営業活動そもののだと考えていますので、営業マンのセールストークを思い出してみてください。
自社のアピールばかりする営業マンは売れない事実
挨拶もそここそに自社の製品の説明や値引きの話しばかりしている営業マンは売れませんよね?優秀は営業マンは相手の話をよく聞いたうえで、相手の隠れたニーズを引き出し、顧客にマッチした商品を薦めていきます。
またには会話の中で脱線もして、相手との距離を縮める工夫も忘れないでしょう。優秀な営業マンは、自分が話す割合と顧客にしゃべらせる割合が2対8ぐらいになるようにこころがけていると言われています。
私のことをさておきながらで申し訳ないのですが、コミュニケーション能力の低い40代の中高年を自分の職場には入れたくはありません。あなたの職場にもいると思うのですが、「 話しが長すぎて、何を言っているのか要点が分からない上司 」がいるだけで憂鬱になりませんか?
私も40代で転職した先で「 ここの戦略は根本的に間違っている 」だとか「 私ならこうするああする 」と言ってしまい、相手の気分を害してしまった恥ずかしい過去があります。
そんなこと新人に言われて気分がいい経営者がどこにいるというんですか!!
最初は無理やりでもいいから、褒めるところを探して褒めまくる。是非会得して使ってみてはいかがでしょうか?