中高年のオヤジ　おしゃれ１００

御社と貴社は、
どちらちも相手方の会社を敬う言葉です。


言葉の意味や相手を敬う度合に違いはありませんが、
両者はきちんと使い分けされています。


御社と貴社の使い分けは簡単で、


履歴書やメール・手紙などでは「貴社」と書き、
面接や打ち合わせなどでは「御社」と言います。


つまり、書き言葉では「貴社」、


話し言葉では「御社」を使うのです。


元々、話し言葉でも「貴社」が使われていたのですが、
「きしゃ」には「記者」「汽車」「帰者」「騎射」「喜捨」など、
同音の言葉が多くて紛らわしいため、


1990年代初め頃から、話し言葉では「御社」が
使われるようになったといわれています。


「おんんしゃ」にも「音写」「恩赦」「温藉」などの同音語はあるの
ですが、「記者」「帰社」「汽車」のように、


ビジネスの場面で使われやすい言葉ではないため、
話し言葉では 「貴社」よりも「御者」
を使った方が伝わりやすいからです。



一般企業以外でも「御」と「貴」の使い分け方は同じで、

病院では「御院」と「貴院」、

銀行は「御行」と「貴行」、

学校は「御校」と「貴校」、

学園ならば「御字園」「貴学園」が使われます。