私は40歳で脱サラ・独立開業したのですが、以前に勤めていた職場はブラック企業でした。たぶん（笑）

 

自分が働いている時はあまり気にしていなかったんですよね。残業が何時間だったか、休日があったか、とか。

 

今考えれば訴えていれば良かったかな、と思います。

 

特に私が辞めるタイミングは会社が買収されるとき。買収する会社はもっと最悪な会社でした。

 

買収する会社では管理職と個人事業主が山ほどいましたね（笑）

 

労働基準法違反逃れで誰でも彼でも管理職。少し経てばみんながマネージャー職になって個人事業主として業務委託契約。

 

そうすれば会社は残業代が必要ない。労働基準法も関係ない。

 

社員だった人間を個人事業主にして業務委託契約してしまえば、雇用関係はなくなるので有期契約になり、契約更改しなければ実質的に解雇も可能。

 

個人事業主なので解雇ではないのですが。。。

 

個人事業主になるのを断れば良いのですが、脱税か節税の微妙なラインで個人事業主のメリットなどを社長が教えて、だまされる人がマネージャーとして業務委託契約する。

 

社長は堂々と節税だと言い切っていましたがね。それで自分の年収を社員に自慢する低レベルな社長。

 

めちゃくちゃな会社でしたね。

 

それでも働いている人が今でも居るんですよね。私は早々に見限りましたが・・・

 

給料もたいしたことなかったですし、なぜそのような会社が存在するのか？

 

それでも働きたいと言う人が居るからです。

 

日本は「安くて高品質」なモノを売ろうとする

 

日本ではこういった会社がはびこっているのが現実だと思います。

 

大企業での過労死などが大きく報道されていますが、そんなものは氷山の一角で、もっとひどい労働環境の会社は山ほどあるでしょう。

 

今の日本は経営者に無能な人が多くて「安くて高品質」でしかモノを売ることができない、と言われています。

 

「安くて高品質」なモノに付加価値を付けることができれば価格に反映できるのですが、無能な経営者は付加価値をつけることができずに他社との差別化ができない。

 

差別化が出来なければ当然労働者の賃金を下げることで価格を下げることが必要となります。

 

こうして労働者の賃金は上がらないと言われています。

 

特に私が従事していたサービス業ではこの傾向が顕著でしたね。

 

無能な経営しかできない会社は潰れるべき

 

日本のサービス業は限界が見えていると感じます。ある程度成熟されているので、今のままでは付加価値をつけることが難しい。

 

結局、生産性の低さを長時間労働でまかなうしかなく、長時間労働によって残業代がかさむのでさらに生産性が悪化する、という負のスパイラルです。

 

そして生産性を維持するために先述した会社のように、社員を個人事業主にしたり、訳のわからない管理職ばかりにしたり、と違法行為ギリギリのような会社が出てきます。

 

これをされると全うな企業は太刀打ちできません。違法行為している会社とは支払っている金額が違うのですからね。

 

ではどうすれば良いのか？

 

労働者がそういった会社で働かなければ良いのです。そうすればその会社は潰れます。

 

結局、そういった会社で働く労働者も、そのような会社をのさばらせる要因になっているので、自分で自分のクビを締めているようなものです。

 

この悪循環を断ち切らなければ、労働者も給料が上がりませんし、労働環境も改善されません。

 

人口減は日本のサービス業にとって吉

 

今までこのような会社がはびこってきましたが、人口減になってきてサービス業は人出不足が深刻になってきています。

 

私はこの状況は良いことだと思います。

 

だってブラック企業で働く理由は他で就職口がないから、でしょ。

 

人口減によって、今後は働く会社を選択できるようになってきます。ブラック企業には人は集まりません。

 

そうすることが、給料が上がり、労働環境が改善されて日本の経済全体にとって良いことです。

 

ブラック企業は潰れたほうが社会のためです。

 

みなさん、ブラック企業で働くのはやめましょう。

 

辞めて独立・起業するか、転職しましょう！

 

どのみち、今の日本の状況ではブラック企業は倒産します。倒産してから焦っても遅いですよ。