こんな母親って居るんだろうか?
私の母親は、いわゆるモンスターマザー。
自分の幸せが一番、自分さえ良ければそれでいいと言う考えの人。
父の居ない今、実家は私と母の二人。
数年前まで姉家族が2階に住んでいたけど、離婚して出て行ったため、同じ市内に住んでいた私が2階に入る事に。
これが良くなかったのか。
母は私が居ないと何も出来ない人になってしまった。
元々何も出来ない人だけど、更に拍車がかかってしまった。
でも、いざとなれば出来る人ではある。
今は、とにかく私にベッタリで、私が父代わりのようでさえある。
離れて暮らしていた頃、私は母に婚活の事を伝えていたし、母はそれを前向きに受け止めていた。
でも一緒に暮らすようになってから、叔母に「結婚したら困る」と言う事を漏らしていたらしい。
私は半ば再婚を諦めていたし、母もこの先ずっと私が家にいると疑っていなかった。
そこへ突然、私が結婚すると言い出したら、手の付けようがないくらいの激怒。
「私はどうするのよ!!!」
と。
聞く耳も持たず、姉を含めての話し合いにも応じない。
家を出ていっても近くに住む、見捨てないと言っても、全く聞こうともしない。
「結婚は反対しない。私は勝手に死ぬから!」
と捨て台詞。
翌日もう一度、近所に住むし、何かあればすぐ来れるし、いずれ同居出来るかもしれないしと言うと。
この「同居出来るかもしれない」だけを切り取ったかのように、
「わかった」
と納得した。
とても嫌な予感がする。
でもひとまず怒りは収まったようだった。
一時の静まりかもしれないけど、針のむしろのような生活を考えると、先延ばしにもしたくなる心境だった。
それからと言うもの、ほぼ一切相手の事を訊いて来たり、どんな状況なのか、いつ入籍するのかなども訊かない。
まるで話が無くなるのを待っているかのようだ。
そして昨日、
「まだ続いてるの?」
と前触れもなく訊いて来た。
まだって何?と思ったけど、「続いてるよ、何で?」と返すと、「続いてるのかなと思っただけ」と。
何だかなぁと思った。
明日は父の命日だし、しばらく姉とも話をしていなかったからランチでも行こうとなり、それを母に伝えると・・・。
「嫌な話なら行かないけど」
と言われた。
「嫌な話って何?」
と返すと、
「この前みたいに嫌な話されるとご飯もまずくなるから!」
もう・・・。もう、この人は・・・。
娘の結婚の話を、嫌な話ですか。
そうですか。
もうどこまでも自分中心なんだな。
私はこれまで、そんな母を不憫に思い、自分は幸せになってはいけないんだと思ったりもした。
母を幸せにしてあげなくては、と。
でも、やっぱりどう考えてもそれではいけないと思い直した。
リリベルさんでMさんと出逢って、交際に至って、恋愛カウンセラーの優月紫石さんに相談するようになってからも、何度もそんな気持ちにもなったりした。
Mさんが良い人であればある程、私じゃダメだ、彼が可哀想だと思ってしまったり。
でもそこを、紫石さんが「幸せになってもいいよ」と背中を押してくれた。
母親のために自分の幸せを捨ててはいけないと言うことも言ってくれた。
Mさんだって、お母様の認知症の事で結婚を諦めたりしないと言っていた。
だから私も幸せになりたいと思った。
でもやっぱり、堪えるな・・・。