あしたの空。日射しの隙が無い曇天の空。ゴウゴウと何処からともなく飛行機の音が木霊し、やがて小さくなった。ゴミを出す瓶の音、カアカアと鳴く烏の雄叫び、普段の音が還ってきた。1月17日、神戸や関西の人達はこころの記憶にどんな付箋をつけたのだろう?イメージです忌まわしい過去を日にち薬は癒してくれるのだろうか?瞬間(いま)はもう現在(いま)ではない。いつかまた訪れるであろう恐怖に前へ向かって進むしかないのだ。あしたに向かって。