▼マイラーズC2018 豊富な体力を誇る人気4歳勢でここはガッチリ頂く

この春イチオシのあの馬が出てきます

前走阪急杯から追っかけを決めているモズアスコット(牡4・父フランケル・矢作厩舎)が次走をここに定めてきた。

メンバーを眺めても、手ごわいのはあの人気馬くらいかな?
でもその2頭の組み合わせではいくらにもならないので、ちょっと応援馬券だけ買って見るレースになりそうだ。

 

距離適性は意外とマイルより千四寄りか

 

▼マイラーズC2018 基礎体力表

モズアスコット   75
サングレーザー   72
ヤングマンパワー   69
ネオフレグランス  69
ベルキャニオン   66
エアスピネル    56
ダッシングブレイズ 56
ロジクライ     50(平均)
ムーンクレスト   47
ガリバルディ    44〜
グァンチャーレ   44
ブラックムーン   38
テイエムイナズマ   34〜
カデナ       31〜

 

指数トップのモズアスコットは、阪急杯でもお話ししたように父フランケルではなく、3代前のMiswaki(1978)が優先祖先で、毛色の栗毛はMiswakiの母、Hopespringseternal(1971)の隔世遺伝を受けている。

Miswaki自身はスプリンターながら産駒は幅広い距離をこなす馬が多く、モズにもその可能性は否定できないが、あくまでMiswakiの母が優先されるモズの場合は、あまり過度な期待はしない方がいいだろう。

今の主戦場千四がピッタリで、マイルは案外ギリギリということも十分あり得る。

 

モズの一番の強敵となりそうなのが、指数2位のサングレーザー(牡4・父ディープ・浅見厩舎)。

優先祖先はディープではなく、こちらも3代前のLord Avie(1978)という米国馬で、その父Lord Gaylord(1970)という馬の影響が強い。

Lord Avieはフロリダダービーなどを勝ったマイラーだが、父Lord Gaylordの成績は大したことがなく、また祖父Sir Gaylord(1959)がややスプリント寄りだったことを加味すれば、この馬も距離適性は千四あたりがベストか。

両馬とも、このあと進むはずのガチのマイルG1安田記念で頂点に立つには、あと少しの幸運を必要とするかもしれない。

 

自己条件で狙って欲しい穴馬とあの実力馬は?

 

指数で3位グループとなるヤングマンパワー(牡6・手塚厩舎)やベルキャニオン(牡7・堀厩舎)はすでに「ひと花咲かせた後の馬」であり、体力値の残りから言っても素直に狙えない。

 

そこで穴として注目したいのが、自己条件と両にらみのネオフレグランス(牝4・父ネオユニヴァース・中舘厩舎)。

さすがにG2では荷が重いが、今週土曜京都の彦根Sにも登録があるので、抽せんで入ればそこで狙うといいだろう。

いちおう血統表の優先祖先は母父スウェプトオーヴァーボード(1997)で、その父エンドスウィープ(1991)の影響が強い。
千四くらいまでなら十分守備範囲だ。

 

そしてなんとかひとつタイトルが欲しいエアスピネル(牡5・父キンカメ・笹田厩舎)。
指数56は休み明けなら十分力を発揮できる数値。

優先祖先は毛色を見てわかるとおり父のキンカメではなく、3代前のノーザンテースト(1971)。
彼は2代母Lady Angela(1944)の隔世遺伝馬として有名で、その父ハイペリオン(1930・栗毛)の影響が強い。

ハイペリオンは英国ダービーの他にもセントレジャー(約2921M)、デューハーストS(7ハロン)を勝った距離万能の名馬で、エアスピネルにも通じるものがある。
またエアが意外と広いコースを所望するのも、この欧州血脈に由来しているのかもしれない。

 

モズアスコットからだと何点も馬券を買えないので、最大でもこの程度にまとめて太く勝負といきたい。


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