ふふふ、日曜日なのでグルメだよ。
でも、いつものグルメ記事とはチョット違うんだな。
ここは、違わないから!押すんだから。
祇園祭の時期になってきました。あの「コンコンチキチン」って音が聞こえると、私なんか
「暑い!夏の京都キライ!」って条件反射的に京都から逃げ出しちゃうんですww
祇園祭は別名「鱧祭」とも呼ばれるくらい、この時期の京都は、どこへ行っても鱧です。
カウンター割烹なんかで板前さんが「シャクシャク」とリズム良く、鱧の骨切りしている音を聴きながら鱧の落としを食べるのって良いよね。
この骨切りも、板前さんによってリズムが違うんだよね。一寸(3cm)に24~28くらい包丁を入れるんですが、皮の手前1mmくらいで皮下脂肪を残して包丁を止めなきゃいけないんだよね。
この音が良いのはミシュラン二つ星の「祇園にしかわ」の大将ですね。大きな身体全体でリズムをとって骨切りする音が店内に響き渡ります。でも最近行ってないな。。。いや、もう今まで50回以上は伺ったんで、チョット飽きてきた(ゴメンww)
京都に海鮮割烹で有名な店があります。3年前の夏に訪れたんですが、桜並木と小川が綺麗な通りに面した掃除も行き届いている小粋な割烹です。
カウンターの奥には、客席からも見えるように高い位置に大きな水槽があって、中にはハモが十数匹泳いでいます(ちょっと、グロいかなw)
夏でしたので、もうハモは食傷気味だったんでアワビのバター焼きなんかを注文。
最初に出てきた、バイ貝とマグロのスモークが結構美味しかったんですが、食べてるうちにカウンター内の水槽前で若い調理人が「うわーっ!!」と大声をあげたんです。
何事?と、見たらハモが空中を、のたうちまわってる!!(ホントは龍だったのか!ハモって←チガウ)
調理人の耳に噛み付いて離さないハモが、空中で暴れまわってるんです。
他の板前さんたちが(調理人は3人いました)鉄串を持って行って、顎に差し入れて開かせ、やっとの事でハモの餌食から調理人を救出。
水槽の上部からハモを入れようとステンレスのバットに入れて持ち上げたところを耳たぶ噛まれたんですね。ハモの生命力って強いですから、流通の悪い江戸時代にも日本海側から峠越えで運送しても活きて京都に運べたくらいなんですから。だから水がないバットの中でも果敢に攻撃してきたんですね。
しかし、ハモが暴れまわったせいで、皆さん、手とか服とか血だらけです。
でも、調理人は馴れているんでしょうね板前さんも「よく手は噛まれるんですよ、でも、耳は初めて見たなぁ」ってな具合で平気なのね。
でも、さぁ、食べてる私らとしては少しばかしショックだよね。だって、そのあとに食べたものを覚えていないもん。さて、あの店って美味しかったんだっけ?と、その後、行ってないもんね。
と、今回のグルメ記事は、食材は人間で、お客様は、元気なハモ君でしたぁ〜。
ハモ君、感想を一言「あ、人間はやっぱ、生だと固くて噛みきれないね、今度は火を通してね」だ、そうです(ホントかよww)
って、なんだよ、このグルメ記事は!
スマン。実は鱧特集を書こうと思っていたんだけど、こんなの読んだら食欲なくなるよねww
ハモの記事は、又、そのうちにね。
でも、今回も、押すのは忘れずに。
ええ、今回のタイトルって末尾に「食べられるは人間」って付くんですww