こんにちは。
あおい堂鍼灸院 院長の今泉です。

前回の記事では毛が多くなる法則を3つ挙げ、その説明をいたしました。では今回はそれらを踏まえて一体何?髪の毛。(3)で述べた髪の毛の正体がなぜ雲でコゲなのかを書いていきたいと思います。
 
雲とコゲ、これらはどうやって生成されるものなのか考えてみましょう。まず雲は海や陸地にある水が温かい太陽光や地熱によって蒸発し、その水蒸気が上空で集結したものです。そしてコゲは身近な例で言えばフライパンなどで調理の際に熱を加えすぎて食材が焦げてしまう事だと思います。
雲とコゲ、この二者の生成に共通するものは熱源があることと、熱されるものがあることです。熱するものと、熱されるものですね。では身体ではどうなっているでしょうか。ここではコゲを例にして説明いたします。
豊かな毛がある頭部は身体の上方です。上方という事は陰陽で言えば陽の部分であって、頭寒足熱のところで書いたように気が集まりやすい場所です。
気があるという事は熱くなり易いのです。そして髪は血余とされ陰である血が豊かな表れであると書きました。血が豊かであれば陽の部分にも血が補充されます。その時血が気で熱されフライパンの食材のようにコゲができます。これが髪の毛だと考えます。血も十分にあり気で熱され続けるのでコゲはどんどんどんどん分厚く成ります。コゲが分厚くなるイコール髪が伸び続けるとなりそうです。だから髪の毛は身体の毛の中で一番長いのです。
一方で陰毛はどうでしょうか。陰毛ですから生える場所は陰部です。陰部はその名の通り陰ですので陰である血が豊富にあります。ですが気が陽である頭部ほど豊かではないので熱源になる火力に限界があります。なのでコゲがそれほど生成されず、いわばとろ火で調理されているようにコゲの厚みが少ない。コゲの厚みが少ないのでその部分の毛である陰毛が髪よりも短いのです。コゲの厚みイコール毛の長さと言ってもよいかもしれません。また髪の毛はカールしている場合も多くありますが、それでも陰毛程ではないケースが殆どです。陰陽では直線を陽、曲線を陰とされています。これもまた毛の成り立ちはコゲということで一緒ですが、陰陽どちらの影響を多く受けるかによって違いが生じてきます。
 
少し脱線します。皆さんはよくホクロから延びる毛を見たことがあると思います。
体毛の無い部分でもそこにあるホクロからピュッと伸びてくる毛です。あれは何なのでしょう?私が思うにホクロは気の停滞した場所に出現するのではないかと思います。ホクロを観察してみると全てとは言いませんがツボに相当する場所によくできています。ツボとは一般的に健康になるためのスイッチとして捉えられますが本来は身体の中の壊れやすい部分なのです。本来流れている気が壊れたツボの場所でサラサラと流れずにせき止められて溜まった状態になったわけです。その時、気は陽で熱ですから皮膚がジリジリと焦げたんですね。電気回路の抵抗の部分のようです。つまり電気ストーブなどの電熱器の原理です。その電熱器の作り出す熱でコゲた皮膚、それが黒いホクロではないかと思います。一方で差はあっても身体のどの部分でも血は存在します。そこに熱源である気が溜まるわけですから皮膚だけでなく血も焦がされてホクロの毛が生成されるのだと考えます。よってホクロには毛が生えやすいのです。
 
閑話休題ですが、
 
つづく

 

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