身につまされます

今日は、直木賞芥川賞が発表されましたね。この「三面記事小説」も、直木賞作家の角田光代さんの作品です。新聞の三面記事とは、人々の身近な事件や出来事を扱っています。その身近な記事を題材に家族のあり方をテーマにした短編6本が収められています。

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全体としては、さすがと直木賞作家だけあって、先へ先へと読み進みたくなる作品です。最後の作品「光の川」は、年老い認知症となった母と独り身の息子の日々を書き綴っています。母の思い「帰りたい」と、介護で仕事も失い追い詰められた息子の「帰りたい」の思いに深く考えさせられました。

無償の母性愛で育ててくれた母親。正しく真っ直ぐに生きることを教えてくれた母親が、息子の名も顔もわからなくなってしまうなんて。本当に「あの日に帰りたい」と思うことでしょう。私も同じような状況になるのではと身につまされました。

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今度は、少し軽いものを読もうと、ブック〇〇に足を運びました。おニャン子やAKBの生みの親として知られる、秋元康さんが書いた本です。

企画・発想力を培う術が書かれているようです。このブログも、開設から2ヶ月になろうとしています。小学校の6年間を皆勤賞だったので、ブログも6年間は毎日書き続けると宣言しました。しかし、まだ5年10ヶ月も続けなくてはいけないので、ブログネタのひねり出し方につながればと思っています。