[3]差別化
マーケティング4つの基本理論の中の
3つ目、『差別化』に沿ってTDRを見
ていきます。
そもそも差別化ってよく言われますが、
一体何なんでしょう。
たくさんの競合品の中で、『この商品
でなければならない!』の理由を作る
のが、差別化だと物の本などに書かれ
ています。
またこれは、強み=長所と言い換
えることもできます。
私たちは目的や欲求を満たすために、
モノやコトにお金を支払います。
某牛丼チェーン店は「安い、早い、う
まい」のベネフイットを提供してくれ、
誰もゆったりとした時間や、高級感は
求めていませんし、そうしたベネフィ
ットも提供されていません。
こうした「手軽に済ませたい」と言う
ベネフイットを求めているお客様を狙
った差別化を手軽軸と言います。
そして手軽に済ませたいお客様には、
某牛丼チェーン店の「早い、安い、う
まい」は強みの集合体であり長所にな
っています。
また「高級感・最高の接客サービス・
雰囲気の良さ」など商品やコトで差別
化するのが商品軸で、
行きつけのお店、使い慣れたブランド、
お客様に密着した密着軸があります。
いつも行く美容院などです。
一般的に差別化戦略の3つの軸は、
手軽軸
商品軸
密着軸
があると言われています。
東京ディズニーリゾート(TDR)の差別
化戦略の軸は何なんでしょうか❓
日本最高の年間3000万人の集客を、
4年連続で達成する集客力。
手軽軸では、他にもっと便利で行きやす
いテーマパークもあるので、当てはまり
ません。またしょっちゅう通えるほどの
密着軸でもありません。
そうなりますと、やはり、TDRは最高品
質のアトラクション、ショー、パレード
など、真の「商品軸」で差別化している
わけです。
そして3つの軸の全てを満たす戦略は難
しいので、どの戦略を目指していくかが、
マーケティングの本質です。
がしかし、TDRは商品軸だけで差別化して
いるのでしょうか。「尖り」は弱みを含
んだ特徴であり、個性です。
つまり、TDRも冷静に考えると地方からも
首都圏からも決して便利なとこにあるわけ
でもありません。
まして冬は海辺に近いため海風で寒い立地
でもあります。
さらに、入園料も高く値上げも時々されて
いきます。
それでも集客は落ちず、むしろリピートは
当たり前、『また行きたい!』になってい
ます。
これは単に「商品軸」だけでなく、弱みも
含んだ強烈な個性が差別化に作用して
いるからにほかなりません。
では、その個性の真髄は何なのでしょうか❓
それはマーケティングの基本理論の4つ目
の4P、ディズニーでは6Pから考えていき
ます。
続く(*^^*)
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