テック3はハフィス・シャリンの起用を熱望! MotoGP タイ テスト その他の選手のコメント



「MotoGP タイ オフィシャルテスト3日目の結果とコメント!」という記事で、何人かのライダーのコメントを紹介しましたが、他の選手からもコメントが発表されているので紹介したいと思います。

まずは、今日の記事タイトルのフォルガーの代役問題から紹介したいと思います。

モンスター・ヤマハ・テック3のチームマネージャー、エルベ・ポンシャラル氏が、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催された今年2度目のオフィシャルテストに招集した、マレーシア人ライダーの ハフィス・シャリン選手について、3日間の評価をコメントしています。

エルベ・ポンシャラル氏のコメントは以下の通りです。







エルベ・ポンシャラルのコメント
「嬉しい驚きでした。
ハフィスは最高峰クラスのテストに参加する準備を全くしていなかったことを考慮しなければいけません。
彼は、中量級のプロジェクトをスタートさせる直前でした。
最高峰クラスに参戦することは、全てのライダーの夢であり、大きな重圧でもあります。
過去、マレーシア人が最高峰クラスに出走したことがありません。
既にテストに参加して、周回を重ねている中上貴晶、フランコ・モルビデリ、トーマス・ルティ、シャビエル・シメオンと比較すればハンディがありますが、素晴らしい仕事をしました。
昨年、ヨハンとジョナスが使用したバイクで走り、3日間を通じて成長しました。
最終的には、トップタイムから1.7秒差まで接近し、本当に驚きました。
モンスター・ヤマハ・テック3は、ジュニアチームです。
彼のプロフィールが合致します。
私個人としては、チームの残ってもらいたいですが、私たちのパートナー、スポンサーと相談しなければいけません。
今日の時点では、何も決まっていませんが、もし、合意に至らなければ、私は失望するでしょう。
そのことを隠しません。
我々が探していたライダーが見つかったと考えます。

とのコメントを残しており、スポンサー様が反対しなければ、シャリンで確定となりそうです!

おめでとうシャリン!!


続いて、2月16日から2月18日まで行われた、タイ オフィシャルテストの新たに発表されたライダーのコメントを紹介したいと思います。



アレイシ・エスパルガロ
「考えていた以上に楽しいです。
全てがストレートとブレーキングで繋がり、特に面白くないんですが、全体的にナイスなトラックです。
このトラックはタフですが、改良すべき分野を明白にすることができました。
アプリリアを全面的に信頼しています。
シーズンに向けて、良いベースでスタートが切れるはずです。
問題が起きている部分は、ストップ・アンド・ゴーのコーナーで、ライバルたちから引き離さるんです。
最終日に改良することができましたが、ギャップを詰めるには十分ではありませんでした。
僕は全力を尽くしたけど、もしかしたらアプリリアに加入してから、今回が最も過酷だったかもしれません。
ラップ毎に改善と成長を続けたいです。」

オフィシャルテスト (パーソナルリザルト)
1日目: 1分31秒662 (15番手/62ラップ)
2日目: 1分31秒130 (17番手/65ラップ)
3日目: 1分30秒701 (14番手/65ラップ)


アレイシ兄は、また訳の分からない事を言ってますね(笑)
全てがストレートとブレーキングで繋がり、特に面白くないんですが、全体的にナイスなトラックです。
面白くないけど、良いコースって・・・・
結局、チャーンが好きなのか嫌いなのかどっちなんでしょう?
過去にもアレイシは、よくわからないコメントをしており
「僕のキャリアの中で、これほど仕事に取り組んだことは今までになかったです!フィジカル面だけでなく、メンタル面もです。」という「いやいや・・・・まじめに働けよ!」と突っ込みたくなるコメントを残しています。
まぁ今回のテストで苦戦していたことは伝わるので、そういうことでしょう。



続いて、ペトルッチのコメントです。
ペトルッチにはデスモセディッチGP18が、まだ1台しか支給されていないので2台目のマシンはGP17を使用していたそうです。

ダニロ・ペトルッチのコメント
「良いテストとなりました。
セパンからバイクを大きく変更せずに、すごく良いテストができたことが嬉しいです。
レースペースでは常に上位に進出していたことが興味深いです。
タイムアタックは実行しませんでした。
何か賞品をもらえるわけではないので、重要ではありません。
それに、グランプリで戻って来るときには、タイヤのキャラクターも気象状況も大きく異なるでしょう。
大きな自信を持って、次のカタールに行きます。」

オフィシャルテスト (パーソナルリザルト)
1日目: 1分31秒003 (6番手/74ラップ)
2日目: 1分30秒367 (6番手/75ラップ)
3日目: 1分30秒573 (11番手/43ラップ)




アルバロ・バウディスタのコメント
「フロントが悪くならずに、リアを大きく改良することができました。
まだ限界に到達していません。
GP16とは違い より大きな自信を与えてくれます。
同じバイクを走らせているライダーたちが良いタイムをマークしたので、僕たちもできるはずです。
この調子で、カタールでさらに一歩前進しする必要があります。

ポジティブなテストとなったことが嬉しいです。
2日目の午後に見つかったセットアップで、グリップがとても良くなり、フィーリングが大きく良くなりました。
いつも苦労していたミディアムタイヤを履いて、良いリズムで走ることができました。

最終日の午前中、理論上ではコンディションが2日目よりも良いはずなのに、同じように走れず、気温が上昇してから上手く走れるようになり始めました。
いつもとは反対のことが起きてしまったので、収集したデータの検証が必要ですね。
午前中は、もっと走りたかったのですが、1日目と2日目に、あれほど多くの周回を走ることを予定していなかったから、ガソリンが無くなってしまいました。
午後は、走り出して直ぐにすごく良い感じがあり、今回のベストラップをマークしました。
レースシミュレーションを実行したかったけど、2ラップ目に問題が発生してしまいポテンシャルを発揮できなかったことが悔しいです。
全てのテストプログラムを消化できませんでしたが、今回のテストは嬉しかったです。」

オフィシャルテスト (パーソナルリザルト)
1日目: 1分31秒525 (14番手/84ラップ)
2日目: 1分30秒883 (13番手/89ラップ)
3日目: 1分31秒486 (20番手/37ラップ)





ブラッドリー・スミスのコメント
「マレーシアよりも良い状況だと思います。
セパンのテストが終わったとき、昨シーズン終盤と同じバイクのフィーリングがありませんでした。
トップ12入りを目指してプッシュしていましたが、最初のテストは同じフィーリングがありませんでした。
今回のテストに向けて、エンジニアたちがデータを分析してくれ、良いフィーリングが見つかり、幾つか改良することができました。
ブレーキングが昨年の強みです。
前回のマレーシアテストではコーナーの進入で苦しみ、フィーリングがなかったことに驚きました。
タイでは更にブレーキが重要になり、今回のテストで大きく改良できました。
シャーシとエアロダイナミクスのテストもすることができ、トラックを学べました。」

オフィシャルテスト (パーソナルリザルト)
1日目: 1分31秒741 (20番手/67ラップ)
2日目: 1分31秒113 (16番手/79ラップ)
3日目: 1分30秒921 (16番手/71ラップ)




アンドレア・イアンノーネのコメント
「まだ100%満足しているわけではありませんが、僕たちにとって今回のテストはポジティブでした。
ここ数か月間に実行してきた改良の最終的な比較するため、改めて全てを試すことができ、これから仕事を続けるためのアイデアがハッキリしました。
唯一残念だったのは、シングルラップのトップパフォーマンスでポジティブな効果が見つけられなかったことです。
連続ラップでは、コンスタントに速く走ることができました。
これはレースに向けて重要です。
新しいフェアリングは、良い感触を与えてくれます。
次回のテストとなるカタールでは、開幕の準備に向けて幾つかのことを決めたいです。
チャンピオンシップのスタートに向けて、ポジティブな感じがあります。」

とのコメントです。
予選の時に1発タイムを出しにくいという事なんでしょうねぇ。
リンスが初日のアタックラップで2番手タイムを出していますが、3日目になると他のライダー達はもっと速いタイムでアタックラップを周回しているので、イアンノーネの言う通りなのかもしれません。

残るテストはカタールテストのみとなりますがGSX-RRは、きっちりバイクを仕上げることができるのでしょうか!?
ぶっちゃげ、スズキよりもヤマハの方が心配ですが・・・・
ヤマハさんカタールまでには速いM1に仕上げてください!




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