アラサー独身童貞ゲイの恋 最後に彼の声が聞きたかった。 彼は私のせいで、 声が出ないと言った。 色々な言葉で罵られた。 マザコン、馬鹿、変態(笑) …でも彼は結局、 私がゲイであることを気持ち悪いと侮蔑したり、死ねということはなかった。 やっぱり天使だったんだな。 私を一通り憎悪したら、 彼はきっと立ち直るだろう。 悪夢だったのだと思えばいいさ。 これからの彼の世界が 優しさと、幸せで溢れて、 健やかでいられますように。 私はとんだサイコ野郎だったらしい。