売買契約編

給水の話

どうも!

ひーやん@サラリーマン不動産投資実践ブロガーです\(^o^)/

昨晩(金曜の夜)、本業(サラリーマン)にて夜中の2時まで仕事をして数年ぶりのタクシー帰りでした。

タクシーの運ちゃんが話好きで色々な話をして帰ったのですが、ここ数年で過労死の話題が世間を賑わせた結果、深夜勤務するサラリーマンが減ってきてタクシー業界としては、商売あがったりらしいですね。

裁量労働制の私にとっては、残業時間の規制はウェルカムですが(*´∀`*)

さて、今回は葛飾APプロジェクトに関連した給水について整理記事です。

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前回の記事はこちら

水道管の引き込みについて

Kaito建設からの指摘により、仲介へ道路通行・掘削承諾を売主側負担で取得する事を売買契約の条件にするよう調整の依頼をしたあと、さらにKaito建設の営業部長の竹下さんから以下のメールが届きました。

インフラ資料拝見しました。木造三階建て9戸の場合は給水管の口径は、最低でも50mmの引込が必要となりますが、前面道路埋設管が70mmとなっています。直結直圧方式にできないと、増圧ポンプが必要となる可能性があります

何やらよくわかりませんが、増圧ポンプが必要となると、金額が上がってしまう事はわかります。

そもそも給水についての知識がシステムエンジニアの私にはありません。早速調べてみました。

葛飾物件の水道管について

仲介から取得したインフラ資料によると、葛飾物件の水道管、ガス管については、以下の通りです。

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てっきり、古家に引き込まれている20mmの給水管を使うのかと思っていましたが、木造三階アパート9戸に給水するにはパワーが足りないようです。

給水方式

給水方式については、以下のような分類があります。

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出典:東京都水道局ホームページ

今回は直結給水方式のうち、直圧直結方式と増圧直結給水方式のいずれかになりますので、それぞれの給水方式について調べました。

直圧直結方式

直圧直結方式配水管の水圧で直接建物の給水する方式です。

直圧直結方式の標準的な給水方式を図示したものはこちらです。

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出典:東京都水道局ホームページ

東京都水道局のHPによると、3階までは直圧直結方式で大丈夫なようです。

共同住宅の給水管の口径と戸数の関連性は、目安としては

口径 戸数
25 2
30 4
40 10
50 25
75 30

となっているようです。

3階建ての場合は2階建てよりも水圧が必要なので、Kaito建設は50mm必要だと考えているのでしょう。

増圧直結給水方式

増圧直結給水方式配水管の威力を増圧ポンプによって増圧し、建物へ給水する方式です。

増圧直結給水の標準的な給水方式を図示したものはこちらです。

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出典:東京都水道局ホームページ

確かに、直圧方式に比べて増圧方式の方が機構が複雑ですし、増圧給水装置(増圧ポンプ)も必要になります。

ちなみに、増圧ポンプの価格を調べて見ると給水対象が20戸程度までのもので80万円程度のようです。

水道管?配水管?給水管?

色々調べてみると、水道管やら配水管やら給水管やら色んな呼称が出てきました。

調べると定義があり、水道管は用途によって、導水管、送水管、配水管、給水管にわかれます。

  • 導水管・・・取水施設から浄水場まで
  • 送水管・・・浄水場から配水場まで
  • 配水管・・・配水場から給水区域まで
  • 給水管・・・配水管から分岐して需要者まで

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出典:川口市水道局ホームページ

我々エンドの立場だと、配水管と給水管の違いを理解する程度で良さそうです。

直圧直結方式で大丈夫そう?

調べてみた結果、直圧直結方式で問題無さそうでしたが、南西側道路の配水管から50mmの引き込みをしてしまうと、他の住居の水圧が弱まってしまう場合があるようです。

増圧ポンプを入れる必要が出てきてしまうと、費用がかなり上がってしまいます。

こればっかりはどうなるかわかりませんが、直圧直結方式になってくれる事を祈るのみです(ヽ´ω`)

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