Vol.26   「介護は家族か他人?」

2018-03-02 11:31:03 | PAPER BLOG
PAPER BLOG ・・・ヘルパーさんに読んでいただいているもの。(ものすごく不定期である)リントアウトして、チラシのようにテーブルに置き、ヘルパーさんがお手すきの時に読んで頂こうとしたが、私がのそのそと遅い食事のときなどは、ヘルパーさんはすぐ仕事を終えてしまうので、ブログを読み終えて、感想を書いて読ませてくださるときもあるのである。。。

リハビリの内容であるときはブログで公開している。

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 療養生活に入る前の入院中、自分が生きるには病院しかあり得ないと思っていました。動けないし、排便も看護師さんでなければできない入院生活をしていたからです。

でも実際は自分は無知だっただけで、看護ステーション、ヘルパーステーションというものが存在して、自分のような寝たきりであっても退院して生活を送ることができることを知りました。

でも何か変な感じがするのです。
入院中も退院後も、病態に特に変わりがありません。でも入院中は医療のプロから介護を受けていて、退院後は一部無償で、家族や、一緒に住んではいない両親がわりと近くなら通い私を介護して、遠ければ介護はしないはず・・・
近くても介護はやりたくないと言う人はいないのかな。
介護は一度引き受けたら、患者が生活を続ける限り続くから、断れるものなら断りたいのがふつうだと思います。

介護は身内から受けたいという人もいれば、他人から受けたいと思う人もいると思います。
実はどちらかと言うと私は後者に近いんです。
他人の方が一緒にいて落ち着きを感じるタイプです。
両親にお世話になっておきながら失礼ではないかと怒られそうですが・・・

特にオムツを取り替えてもらうとき、やってくださる誰に対しても申し訳ない気分にはなるのですが、割り切れる気分になれる感じになるのは、ヘルパーさんや看護師さんにお願いしているときの自分なんです。

話せなくても、1時間足らずの訪問してくださったヘルパーさんとの接点なんですが、私にはいつも新鮮さを感じているんです。
なぜでしょう?
私は同じ職場と出張がある仕事でしたが、いつも出張ならいいのに、と思っていました。
はじめて会う人と話すことは好きだったので、今は声が聞こえず話したことはないヘルパーさんと話せたら・・・と心待ちにしている気持ちがある気がします。

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ヘルパーさんから頂いた感想では、自分が患者だったら看護師やヘルパーに頼みたいと書かれており、私に近いのかもしれないと思った。
私は両親にオムツを取り替えてもらうなど介護を受けることは、子供に逆戻りしているような、しっくりこないものを感じている。

世の中には生まれてからずっと介護を必要とする方がいる。
その方は、親からずっと介護を受けているのだろうか。

15歳などで介護をヘルパーさんから受けるようになるほうがいいのではないかと思ったことがある。
両親からずっと介護を受け続けていて、自立の感覚がつきにくい気がしたのである。

介護を受けて生きることは、社会的行為?で仕方のないことではなく必要なことだと思う。
中学生の私に、ある看護師さんが、透析はお仕事なんだよ、とおっしゃったのを思い出した。











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