先日エスワティニのICTの先生向けのワークショップがあるというので参加してきました。
場所はこちら↓
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エスワティニにしては近代的な建物。
(なんとエレベーターもあります!)
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おしゃれなカフェテリア。
(学校だとキッチンはあっても食堂はないから立ち食い。)

土埃だらけの学校から赤土を付けたまま来たので少し恐縮するぐらいの洗練度合いです。。
RSTP=Royal Science & Techenology Park というようです。
研究機関ですね。

始まるまでは何をするかは全く分からずだったのですが、
待つこと3時間、通された部屋はPCルーム。
短い講義+実習形式でのプログラミングの教え方の勉強でした。
南アフリカから来た女性の方が講師をしていました。

実習の様子はこちら↓
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ScratchというMITが開発したプログラミングの勉強用のソフトを使いました。
フリーのソフトで私も学校のPCにインストールだけはしていたのですが、
その後踏み出せずにいたのでとてもいい機会でした。
Scratchはこちらから遊べます→https://scratch.mit.edu/

おそらくこの実習がメインだったんだと思うのですが、
私の中でのハイライトは最初の講義です。

テーマはこちら!
じゃじゃん!

「Computational Thinking」


ん?
こんぴゅーてーしょなるしんきんぐ??

実は私も聞いたことがなかったのですが、
講義を聞いていると「プログラミング的思考」「論理的思考」に近い話のようです。
簡単に言うと問題を分解してパターンをみつけて抽象化して段階的な手順を作りましょうよっていう問題解決手法です。

1. Decomposition:分解する
難しい問題は解決できるとこまで小さくしよー!ってこと。
2. Pattern Recognition:パターンを見つける
似てるところ、傾向、繰り返しているところを探そーってこと。
サッカーの戦術が例になってました。あいつらいつも早めにセンタリング挙げてくるぜ、気を付けろ。みたいな。
3. Abstraction:抽象化する
重要なことにフォーカスしろ、不要なことは無視だーってこと。
「猫を書け」という課題の時にどんな色がいいかなー、もっと艶やかな毛並みにしたいのにとかは不要。耳が三角でひげが3本ずつあればよし(←極端すぎ?笑)
4. Algorithm Design:段階的な手順を作る
課題を完遂するための手順を作りましょーってこと。
そりゃそうだ。けど、大事。たまにいきなり大きなことに取り組んだりしちゃいますよね。
人間だもの。(←使い方ちが、、)

ソフトウェアを作るうえでも大切ですが一般的にも大事な考え方ですよね。
以前会社でロボコンに出ていたんですが、
プログラミングスキルよりこーゆーことを学んだんだなーって思います。
2020年から日本の小学校でもプログラミング教育が始まりますが、
プログラミングを教材にこーゆー問題解決手法を学ぶんですね!
大事だー。何をするにしても役立つ。

そう!我々協力隊の活動にも!!!!!
協力隊の活動なんて全部問題解決だからな。



★エスワティニワクワクポイント★
生徒から天然のはちみつをもらいました。
おいしい:)