2018年02月10日
日銀総裁「続投へ」
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本日は、土曜日なので久しぶりに更新をお休みしようかと思いましたが、やはり続けます。
このブログを書いているとちょうど自分が話題にしている内容が新聞紙面に出るので驚きます。
昨日、人事の記事について書きましたが、本日の各紙一面を見ると黒田東彦日銀総裁が再任される見通しになったことが出ています。
この手の話に最も力を入れる日本経済新聞は「黒田日銀総裁続投へ」の見出しで、書き出しは「安倍晋三首相は4月8日に任期満了となる日銀の黒田東彦総裁を続投させる人事案を月内にも国会に提示する。複数の政府関係者が明らかにした」としています。
「月内にも」を除けば、非常に細かく丁寧に書いています。「にも」については、こちらをクリックしてご覧ください。
文末も「提示する」と断定調です。経済紙として自信を持って一面トップに据えたという意気込みが伝わります。
新聞記事では、ある程度大きなニュースの場合、事実だけではなく、その出来事がどのような意味を持っているのか、今後の影響、過去の例などについて書きます。
この記事では、「日本経済の回復を牽引した実績を評価した」「円安・株高基調を維持する狙いがある」「黒田氏は次の任期でデフレ脱却や金融正常化を見据えた出口戦略が求められる」と説明しています。
私などは、このような記事を見ると、「日銀総裁が続投するのは初めてなのかな。珍しい気がするな」と思って読み始めました。新聞記事では「初めて」が大事なのです。
そこについても、きちんと書いています。2段落目で今後の国会での手続きが書かれた後に「日銀総裁を2期連続で務めるのは1961年に再任した山際正道氏以来、57年ぶりとなる」と記しています。
一方、日経に比べると、「一般紙」はあっさりした書き方になります。扱いも、森友問題、平昌冬季五輪に次ぐ位置付けです。
朝日新聞の本文は「安倍政権は、(黒田氏を)続投させる方向で最終調整に入った」ということで、日経の「決め打ち」調の書き方ではありませんね。「最終調整に入った」については前回のブログをお読みください。
また、リード(最初の段落)で黒田氏のこれまでの評価について日経ほど詳しく書かない代わりに、「総裁が5年の任期を超えて続投するのは異例」を忘れずに入れています。素人目線では、過去の例を書いてくれた方がありがたいですね。朝日も日経同様に、2段落目に国会での手続きと山際氏以来であることに触れています。
ところで、私が前から気になっているのは、日経と朝日で使われている「続投」の表現。共同通信や時事通信、読売新聞などは「再任」を使っています。
ピッチャーが交代せずに投げ続けることを意味する野球用語が由来となっているのでしょうが、いつから新聞の一面で使われる表現になったのでしょうか。
いろんな役職で使えるので非常に便利な2文字ですが、よく考えると不自然です。
辞書にも載っている表現なので古くから使われているのかもしれません。いずれきちんと過去の例を確認してみたいと思っています。
黒田氏については、大胆な金融政策のおかげで株高になったのは間違いありません。しかし、その後、安倍政権による規制緩和が期待されたほどには進みませんでした。
今の世界中の市場の乱高下を見ていると、日銀の黒田体制が続くことはひとまずは安心材料でしょう。FRB議長交代に合わせる形で、混乱が始まっているわけですから。
ただ、今の異次元緩和を平穏に決着させるのは困難を極めそうです。
株式市場や金利の動向は、相場に関わっていない人の生活にも大きな影響を及ぼすので注視するべきですね。
引き続き質問をお待ちしています。
下のコメント欄にお書きください。
日中、気になったニュースをリツイートしたり、つぶやいたりしています。
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文末も「提示する」と断定調です。経済紙として自信を持って一面トップに据えたという意気込みが伝わります。
新聞記事では、ある程度大きなニュースの場合、事実だけではなく、その出来事がどのような意味を持っているのか、今後の影響、過去の例などについて書きます。
この記事では、「日本経済の回復を牽引した実績を評価した」「円安・株高基調を維持する狙いがある」「黒田氏は次の任期でデフレ脱却や金融正常化を見据えた出口戦略が求められる」と説明しています。
私などは、このような記事を見ると、「日銀総裁が続投するのは初めてなのかな。珍しい気がするな」と思って読み始めました。新聞記事では「初めて」が大事なのです。
そこについても、きちんと書いています。2段落目で今後の国会での手続きが書かれた後に「日銀総裁を2期連続で務めるのは1961年に再任した山際正道氏以来、57年ぶりとなる」と記しています。
一方、日経に比べると、「一般紙」はあっさりした書き方になります。扱いも、森友問題、平昌冬季五輪に次ぐ位置付けです。
朝日新聞の本文は「安倍政権は、(黒田氏を)続投させる方向で最終調整に入った」ということで、日経の「決め打ち」調の書き方ではありませんね。「最終調整に入った」については前回のブログをお読みください。
また、リード(最初の段落)で黒田氏のこれまでの評価について日経ほど詳しく書かない代わりに、「総裁が5年の任期を超えて続投するのは異例」を忘れずに入れています。素人目線では、過去の例を書いてくれた方がありがたいですね。朝日も日経同様に、2段落目に国会での手続きと山際氏以来であることに触れています。
ところで、私が前から気になっているのは、日経と朝日で使われている「続投」の表現。共同通信や時事通信、読売新聞などは「再任」を使っています。
ピッチャーが交代せずに投げ続けることを意味する野球用語が由来となっているのでしょうが、いつから新聞の一面で使われる表現になったのでしょうか。
いろんな役職で使えるので非常に便利な2文字ですが、よく考えると不自然です。
辞書にも載っている表現なので古くから使われているのかもしれません。いずれきちんと過去の例を確認してみたいと思っています。
黒田氏については、大胆な金融政策のおかげで株高になったのは間違いありません。しかし、その後、安倍政権による規制緩和が期待されたほどには進みませんでした。
今の世界中の市場の乱高下を見ていると、日銀の黒田体制が続くことはひとまずは安心材料でしょう。FRB議長交代に合わせる形で、混乱が始まっているわけですから。
ただ、今の異次元緩和を平穏に決着させるのは困難を極めそうです。
株式市場や金利の動向は、相場に関わっていない人の生活にも大きな影響を及ぼすので注視するべきですね。
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