みなさま、自分の病院が今どういう状況がご存知ですか?
外来患者は増えているのか。入院患者は増えているのか。
稼働率は向上しているのか。停滞しているのか。低下しているのか。


そのあたりの部分は医事課職員として、また病院関係者として意識しておく必要があると思います。
まぁ末端の職員なら情報は入ってこないかもしれません。
ですがPCから会議の議事録などをのぞき見ることは出来ますよね(笑)。


・【当院の稼働率】
正直悪いです。
病院は稼働率が80%をきると赤信号だといわれています。
なので危険状態ですね。


当院はこの赤信号状態です。
もちろん稼働率が下がれば、売り上げも下がりますよね。
外来に関しては横ばい。もしくは向上しております。


ですが外来での売り上げは入院の1/4ぐらいです。
基本は入院で稼ぐものです。
なのに稼働率が下がっていれば危険ですよね。


なぜ当院の稼働率は下がっているのか・・・
その部分をより詳しく掘り下げていきます。


・【判定会と呼ばれているもの】
入院はどうやって決まるのでしょうか。
基本的には相談員の人間が動きます。
別の病院から紹介で入院が決まるのです。


A病院「うちの病院では急性期でここまで治療したから、あとはそっちの病院ならリハビリできるから、そっちで入院させてね」
B病院「その患者さんが、うちで算定できる患者さんなのか判定するね」「だからちょっと待ってね」
数日後。


B病院「判定した結果、okだったよ」「入院してもいいよ」
A病院「あぁ、あの患者さんね」「別の病院に依頼したらすぐokくれたから、べつの病院にいってもらったよ」


ものすごく簡単に説明すると、こんなことが行われています。
実際はこんな簡単なものじゃありません(笑)。
みなさんに理解してもらえるように、簡潔にしております。


要は、紹介が来た時点ですぐに入院可能の判断がでればよかったものの、ダラダラ判定なんてしているから他の病院に患者さんを取られてしまっているのです。
そのせいで稼働率が落ちてしまっております。


特に回復期は別の病院さんも積極的にとりに行っています。
なので当院は出遅れている状況ですね。
ただし理由はこれに限らないようです。


・【看護部の介入?】
判定した結果、入院可能と判断。
なのにその後に入院とならなかったケースがあるようです。
それが看護部の介入。


看護部がokをださなかったようです。
看護部にどのような権限があるのかは不明です。
判定では先生や相談員が総出で話し合いをしています。


その判定でokが出ているのに、看護部がnoといえばokがnoになっちゃうんです。
正直意味不明ですよね。
看護部はどれだけ偉いんだ?って話です。


その結果当院の稼働率は80%をきっています。
まぁこれらだけが理由とは言い切れないかもしれません。
ですが病院関係者全員で稼働率のことを考えていかないと、本当につぶれてしまいます。


・【病院はかんたんにつぶれます】
病院関係者でない方には想像がつかないかもしれません。
私もよく言われました。
「病院はつぶれないからいいよね」って。


違いますよ。
簡単につぶれちゃいます。
つぶれないように国の方針に従って、病棟をうまくコントロールしているだけです。


当院もつぶれないように国の方針に従っております。
従っておりますが、入院患者が増えないことにはどうにもなりません。
なんとか稼働率90%ぐらいまで伸ばしたいものですね。
でないと私たちのボーナスにも影響が出てきちゃいます。



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