セリエA第35節、ローマ対キエーヴォ

ローマは4-3-3でスタートしました。ジェズス退場後はナインゴラン右サイド、エル・シャラウィ左サイド、ジェコワントップの4-4-1、ジェルソン投入後はエル・シャラウィがトップの位置に入っていました。キエーヴォは3-5-2でスタートしました。


得点シーンは9分、ジェズスのロングボールを左サイドでナインゴランが受け取る。ラドヴァノヴィッチがプレスをかけるもナインゴランは粘ってボールをキープしクロス。このボールにゴール前に走り込んできたシックが左足で合わせローマが先制しました。40分にはジェコが左サイドのコラロフにパス。コラロフのクロスにゴール前に走りこんできたジェコが左足で合わせローマが追加点を奪いました。65分にはハーフウェイライン付近からエル・シャラウィがドリブルを開始し、そのまま一人で敵陣を突破しシュート。ローマが3点目を奪いました。続く67分、ナインゴランのパスをジェコがぺラルティエリア手前右側で受ける。ジェコは少し内側に切れ込んでミドルシュート。これがネットを揺らしローマが4点目を決めました。最後の得点は88分右サイドのコーナーキックから。ビルサが蹴ったボールをゴナロンとの競り合いを制したイングレーゼがヘディングで決めキエーヴォが1点返しました。

試合の感想

良い時間帯に2点取れたのでこれはリヴァプール戦に向けて良い試合になりそうと思いました。けれどジェズスの一発退場、キエーヴォのPK判定でそんな気持ちが吹っ飛んでしまいました。VARが発動されジェズスのレッドカードの判定がイエローカードに変わるかも期待させておいて結局判定が変わらなかったのもショックが大きかったです。しかし、アリソンがきっちりシュートコースを読んでキエーヴォのPKを阻止してくれたときは興奮しました。流石アリソン、凄いです。一家に一台は欲しいGKなのではないでしょうか？このセーブは完全に試合の流れを変えたビッグプレイだったと思います。このPKで冷や冷やしたものの結果的には4-1で快勝し、できれば無失点で抑えたかったけれどリヴァプール戦に向けて良い試合になったと思います。あんなに点を取るのに苦労していたシックが前節のゴールで憑き物が取れたのかのようにあっさり2試合連続ゴールし、前節そして今節と惜しいシーンをたくさん作っていたエル・シャラウィが遂に得点を決め、ジェコのドッピエッタと特に攻撃陣には良い弾みとなったのではないでしょうか？次はリヴァプール戦です。決勝進出は限りなく厳しいけれどもはや失う物はなにもないので選手の皆には悔いの残らない試合をして欲しいです。奇跡を二度起こして、お願い、ローマ。