雪の日、好き？
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寒い国に住んでいるから、というわけでは
ないですが、昔から雪は大好き。
幼少の頃からスキーをやっていたので、
そのせいもあるかもしれません。
娘共々、雪の気配を感じるや否や
秒速で外にでます。
作った雪の造形…鼻から何か出てる…？
そういえばその昔、ロンドン中心部にある
某有名スポーツブランドで働いていた
ことがあるのですが、
冬季の店頭ディスプレイとして、
木製のソリが飾られていた事が
ありました。
トナカイのソリに使われる様な、
昔ながらのモデルでした。
可愛いソリでした)
もう15、6年以上前の話になります。
寒さがいつにも増して厳しい上に
平日だったので、業務は忙しくなく、
同僚たちと談笑しながら雑務に
取り掛かっていたその時。
休憩で外に出ていた同僚の
雪降ってる！の一声で、
蜘蛛の子を散らす様に全員見事に、
仕事に適用されている
のは見たことがない
俊敏さで階段を駆け登り、外へ。
もちろん私も。
積もる程のぼた雪ではなかったのですが、
クリスプな冬の空気と、空から舞い降りて
来る非日常に心が躍り、懐かしい
雪遊びに想いを馳せ、皆子供の様に
はしゃいでおりました。
ふと気がつくと、普段は知的で寡黙、
実年齢よりだいぶ落ち着いて見える
男性の同僚が、
ディスプレイのあのソリを
小脇に抱えて
目を輝かせておりました。
一同、
大爆笑。
ロンドンは雪が降っても積もることは
少なく、あたり一面銀世界などという
光景はしばらく見ておりませんが、
雪がちらつくたびにあのソリの事、
悩み多くも全てが新鮮で刺激的だった、
おそらく私の人生の中で一番自由で
気楽だったあの頃と、当時の仲間たちの
事を思い出します。
もう、かの懐かしい
日々には戻れませんが、
それぞれが皆、思い思いの
人生を歩んでいるそうです。
私も結婚、出産、離婚を経て、覚束ない
足元ながらも、自分らしさを取り戻すべく、
新雪を踏みしめるがごとく、
新たな道を歩み始めました。
…実はいまだに
連絡
取り合って
いるけど。
忙しくて
なかなか全員で
会えないだけで、
みんな
元気だよ！
※流石に全員老けたけどねー
…思い出す
までも
なかったわ！
ところで雪の“特異日”って何だろう？
と思って調べてみたら、その天候に
なる確率がすごく高い日という
意味なんですね。
ロンドンは今日、
めっちゃ晴れてます。
…雪は到底降りそうもないですが、
ここまでノスタルジーにお付き合い
下さった優しく暖かい御心の皆様が、
雪景色の様に澄みやかで美しい日々を
送れます様、心から願ってます✨⭐️💫