めんどくさい母ちゃんの日記

理屈っぽい母ちゃんの日々の育児や保育園について思ったこと、義父母との同居生活の愚痴など書いています。

小学校の運動会で感じた小1の壁

先日、来年度入学予定の小学校の運動会があり、来年度入学予定と言う事で招待して頂いたので、行って来ました。
ネットに流れるいじめや不登校、小1の壁なんかの情報に触れ「うちの子小学校でちゃんとやっていけるかしら?」と思ったり、親しいママ友もいないため実際の小学校の情報を聞くこともできず「学童は?」「登下校は?バス?電車?」(家から小学校までは路線バスで行くしかない距離なのですが、乗り合わせて一緒に行くお友達も居ないようなところに住んでいます。)と就学に関するに不安が沢山ある中で、小学校の様子を見る意味でも参加してみようという事で行ってきました。

まず感じたのは、普段は使用しないであろう外のトイレもキレイに掃除してあり運動会のために色々と準備してくれていた先生方に嬉しく思いました。実際どの先生も元気ハツラツとしていて好感が持てると感じた一方、保育園の先生とは大分雰囲気が違うなとも・・・。保育園の先生の方が何というか「ほんわか」としていて優しそうな、受容されている感じを受けるのに対し、小学校の先生は「キビキビ」としたような強めの印象があります。
勿論、パッと見の印象ですし、小学校と保育園という機能の違いがあるので、先生方の子供に対する態度が違っているのは当たり前なんですけれど、この違いがもしかしたら小1の壁といわれるものの一つなのかなと・・・。
就学への不安がより強まってしまいました。

次に、娘は「オヤツ拾いに」参加したんですが、彼女はどうやら「走る=テンションが上がって楽しい事」と捉えているようで他の子供が一位目指して駆けてくる中、彼女はクネクネしながら楽しそうに走って来ていました。それはそれでいい事であると思うのですが、小学校に上がったとたんに運動会では早く走る事、勝ち負けという考え方になってしまうのも何だかなぁ。だからといって、「ゴール前で全員が手をつないでゴールする。」「勝ち負けを決めない運動会」にしてほしいなんて言ったらモンスターペアレント扱いされてしまうし・・・。

そもそも、運動会とは何を目的としているのでしょう?紅白(チーム)に分かれて勝負する事に意味はあるのでしょうか?

小学校学習指導要領の学校行事の解説には運動会のねらいについて「児童自らが自己の発育や健康状態について関心をもち,心身の健康の保持増進に 努めるとともに,身の回りの危険を予測・回避し,安全な生活に対する理解を深 め,さらに,体育的な集団活動を通じて,心身ともに健全な生活の実践に必要な習 慣や態度を育成する。また,児童が運動に親しみ,楽しさを味わえるようにすると ともに体力の向上を図る。 」とされており、特に競技・勝負の形式にすべきとは明言されていません。しかし、学習指導要領の体育の項目では「勝敗を受け入れる事」「自己の最善を尽くして運動する態度」を育てることが示されていました。運動会が紅白で対抗するシステムになっているのもここら辺から来ているものだと思い納得しました。
「競う」事も「楽しむ」事もどっちも大切にして貰いたいものです。何事もバランスですね。

話が逸れましたが、そんなこんなで、保育園では走ること(運動)にしてもその他の活動にしても遊びの延長で楽しい事であるのに対し、小学校になると学ばなければいけない事になってしまうのが、これまた小1の壁なのかなと思った次第です。


でもまあ、何事も楽しんでしまう長女ですから
mathxxvv.hatenablog.com
きっと「競う」ということも、小学校生活も楽しんで乗り越えていくでしょう。
過剰に心配する必要なんてないのかもしれません。
それよりも、たった1~2時間小学校の運動会を見学しただけで「運動会の目的」に始まり「運動会の歴史」や「各競技の在り方」や「学習指導要領」などなど気になってしまう私は私の方が心配です。
f:id:mathxxvv:20180522135634j:plain