キングスマン ゴールデンサークル | 言いたい放題な映画レビュー

言いたい放題な映画レビュー

映画をみて言いたい放題言っているブログです。映画レビューというより、感想日記って感じです。だから肩の力を抜いて、楽しんで読んでくれるとうれしいです!

 

 

 

正直、前作よりは失速してしまったな…という印象でした。

麻薬戦争を巡るあれこれ、ハンバーガーの描写など、アメリカへの皮肉が随所に見られたあたりは、流石、イギリス人、マシュー・ボーン監督製アメリカ映画、シニカルだなあと思いましたが、

前作のような、細かいことなんて文字通り、花火のようにフッ飛ばしてしまうような、振り切れた描写に乏しくて、ハチャメチャな面白さには繋がっていないように思えて、全体的に悪趣味に感じてしまいました。

ちょっと、後味が悪かったです。



ハル・ベリーとチャニング・テイタムの活躍をもっと見たかった気がします。

マーリンこと、マーク・ストロングの退場も、本当に残念。

次回作があるなら、再登場に期待したいですね。



ジュリアン・ムーアは楽しそうでなによりというか…

出演を知った第一報の印象とは違った役どころで、ちょっとびっくりしてしまいました。

ハンニバル・レクター博士のファンは、チェックしておいて損はないキャラクターかもしれません。



今作の見どころは、実は生きていたハリー・ハートことコリン・ファースの眼帯姿かも。

主人公エグジーを演じるタロン・エガートンは、相変わらずチャーミング。

あのエグジーが、前作で助けたお姫様と、今作では恋人関係を築いているだなんて、

なんとも微笑ましいというか。

スラム街で暮らしていた彼が、スパイとなって、英国紳士としての教育を受けて、

一国の王妃と出会い、恋に落ちて、幸せを掴み…なんて、

男の子のためのシンデレラストーリーという感じで、思わず苦笑してしまいました。



色々と書いてしまいましたが、キングスマンのスパイ道具の数々を使ったアクションは、

相変わらず痛快で楽しめました。

大好きなキャラクターたちにまた会えたことが嬉しかったので、とにかく、続編に期待したいです。