星座度数座標系における日本と冥王星 | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。
今後も独自の占術を産み出し、完成させていきます。

日本の座標は獅子座ですからこちらの記事
「帝国の興亡と冥王星と開始・終了点の関係」
https://ameblo.jp/kyuuseieki/entry-12312864348.html
のデータと同じです。

それを一つ一つ日本史と合わせて見ていくと、

★797年、冥王星水瓶座入室
794 平安京に都を遷す。
797 坂上田村麻呂が征夷大将軍になる。→蝦夷の平定。

とここは180度反対のオポジションですが、東北が冥王星の餌食に遭っています。
ここから首都が京都の獅子座4度ですので、Φ交点インから数年後にヒットします。


スクエアに着目すると、
884(元慶8)年:光孝天皇即位。藤原基経が皇族以外で初めて事実上の関白となる。
で、この時冥王星は牡牛座6度を逆行中で、京都の獅子座4度とオーブ2度です。


★957年、冥王星獅子座入室
960年、平安京の内裏全焼(794年の遷都後初)。

この時は獅子座5度逆行中ですが、首都が燃えるというのは東京大空襲と共通しています。


スクエアでは、
995(長徳1)年:藤原道長が内覧の宣旨を受ける。 天秤座23度
999(長保1)年:藤原道長の娘彰子が一条天皇の女御になる。 蠍座3度(獅子座4度とオーブ1度)
1000(長保2)年:藤原定子が皇后、彰子が中宮になり、二后並立。定子没。 蠍座5度(獅子座4度とオーブ1度)
となり、道長が徐々に権力を掌握する流れです。


★1042年、冥王星水瓶座入室
不発

ただ1051年には前九年の役(東北地方で起きた戦乱)があり、冥王星は水瓶座13度で獅子座9度の東北とはオポジション、オーブ4度です。


スクエアでは、
1123(保安4)年:崇徳天皇即位。 牡牛座2度
1129(大治4)年:平忠盛が山陽・南海の海賊を従える。鳥羽上皇の院政が始まる。 牡牛座7度
で、多少政治が動いています。


★1203年、冥王星獅子座入室
1203 源実朝が3代将軍となる。
 このころ執権政治が始まる。・・・初代執権は北条時政

この平氏の北条氏が現代のオバマや習近平ですね。


スクエアは、
1246(寛元4)年:名越光時・前将軍九条頼経が執権時頼を倒そうとして失敗。 蠍座5度
1247(宝治1)年:北条時頼が三浦泰村とその一族を滅ぼす(宝治合戦)。 蠍座7度
で、ここら辺はクーデター未遂が多発してます。


★1286年、冥王星水瓶座入室
1285(弘安8)年:北条貞時が安達泰盛一族を滅ぼす(霜月騒動)。
源頼朝没後に繰り返された北条氏と有力御家人との間の最後の抗争であり、この騒動の結果、幕府創設以来の有力御家人の政治勢力は壊滅し、平頼綱率いる得宗家被官(御内人)勢力の覇権が確立した。

ここでもリーダー交代です。

また、この時代で大きいのは少し前の元寇で、
1281  弘安の役
元が再度博多に来襲。14万の大軍で迫ったが、日本軍の応戦と暴風のために壊滅した。  

この時の冥王星は蟹座19度で、上海辺りの位置ですので元の国土です。


スクエアでは、
1367(正平22)年:南北朝和睦の話し合いが決裂。 牡牛座2度


★1447年、冥王星獅子座入室
足利義政が文安6年(1449年)に正式に将軍職を継承した。

この義政が応仁の乱の原因を作った張本人ですね。
跡継ぎがいなかったために出家していた弟に禅譲しようとしたところに子供が生まれて・・の跡目争いの戦争です(少なくとも開戦当初は)。
これを見るに座標とコンジャクションの時に生まれたリーダーが必ずしも名君とは限らないようです。


スクエアでは、
1491(延徳3)年:北条早雲が堀越公方足利茶々丸を攻め自害させ、伊豆を平定。 蠍座1度
1495(明応4)年:北条早雲が小田原城を攻め、城主大森藤頼を追い出す。 蠍座11度
で、戦国大名の嚆矢、先駆けとなった北条早雲が登場しています。


★1532年、冥王星水瓶座入室
1532(天文1)年:本願寺証如が畠山義宣を攻め堺で自害させる。
大和の一向一揆が興福寺を焼くなど、畿内各地で一向一揆が起きる。

この時はお坊さんが荒ぶってますね。


スクエアでは、
1609(慶長14)年:島津氏が琉球を制服。 蠍座0度
で、江戸時代が始まったのが1603年なのでそれにはずれてますが、琉球征服の方に効いてるようです。


★1694年、冥王星獅子座入室
不発

太平の世の為かここでは大きな事件は起きてません。


スクエアでは、
1732(享保17)年:西日本にイナゴが大発生し、飢饉となる(享保の大飢饉)。 天秤座17度
と、ここはスクエアではありませんが、この後各地で一揆が多発しています。
また、
1739(元文4)年:ロシア船が陸奥や安房沖に出没。 蠍座5度
と、こちらの外敵の出現のほうが冥王星らしいですね。
きっと名もなきリーダーが出現し、采配を振るったことでしょう。


★1779年、冥王星水瓶座入室
1779 このころ田沼父子が権力をふるう(田沼時代)。  
1783 天明の大飢饉がおこる。  

ここではちゃんと新リーダーが誕生しています。


スクエアでは、
1853(嘉永6)年6月:アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが軍艦四隻を率いて浦賀に来る。 牡羊座29度
で黒船来航と、ここでも外敵が現れてます。


太平洋戦争を挟んで次のスクエアでは、
1985(昭和60)年2月:竹下登を中心にした創政会が活動を始める。
田中角栄が入院、政界が動揺。 蠍座4度
で、竹下登が新リーダーとして登場しています。



ということで概ね合致はしているようですが、規模の大小の差が激しく、人事が刷新されただけでほとんど何も起きていない時もありますね。

冥王星の作用としてはリーダーの交代があり、それで戦争や政争が起こる、または戦争や政争によって勝者が新リーダーとなる、という展開が多いようです。
となると来る2023年前後にもリーダー交代があるのでしょう。
恐らく安倍首相の次かその次ということでしょうが、もしかしたらここでまた政権交代があるかもしれません。
それが冥王星に選ばれた次世代のリーダーであり、時代の方向性を定めるのだと思われます。


ここで安倍首相が就任した2012年を見ると獅子座・水瓶座には何もなく、スクエアの牡牛座に木星、蠍座に土星が入り、これを日本に対するアクセルとブレーキと解釈するならば、経済面ではアベノミクスと消費税増税、軍事面では安保法制と移民促進という形で具象化していると思います。

2001年の小泉政権では水瓶座5度に海王星がオポジションで入り、良くも悪くも海王星の幻覚と溶解作用が働き、麻薬的フィーバーとともになされた郵政民営化や派遣法改正などの改革により、自民党自体や古き良き日本が徐々に解体されていったように思います。

一方、2009年からの民主政権はというと、獅子座0度前後にドラゴンテイルが入っています。
同時にドラゴンヘッドが水瓶座にいるわけで、これはヘッドが水瓶座の協調性を重んじ、テイルが獅子座の個性を自重・制限する流れですので、当初は脱官僚を掲げていたものの、徐々に周囲を取り囲む官僚機構に個性をスポイルされ、結局は消費増税という財務省の悲願達成に助力し、批判の矢面に立つことで下野しています。

アスペクトの強さで見ると小泉政権>第二次安倍政権>民主政権ですね。
野党の状況にもよりますが、これがそのまま政権の強さになっているようです。
なので仮に土星や木星が水瓶座に入るタイミング、2020年から21年辺りで新政権が発足した場合、社会的制限が拡大される重苦しい時代になるかもしれません。

似た配置となっていた30年前の1991年の宮沢政権はパラス蠍座10度、キロン獅子座9度、土星水瓶座0度、ジュノー山羊座24度で、敗北、傷、制限、論争が掛かり、バブル崩壊の対処(住専への公的資金投入)をマスコミの見当違いな批判から断念せざるを得ず、失敗しています。

現在は天王星が牡牛座0度でスクエア、ヘッドが獅子座7度、テイルが水瓶座7度で逆行中ですので、変人・超人的な個性が発揮される状況です。
また、突発的事件で新境地を切り開く時期でもあり、日大アメフト部はその最たるものですが、政治においても前向きな変革が求められているように思います。
天王星は2020年には牡牛座8度で東京の7度とはオーブ1度であり、やはり今後数年が平和な状況下で日本を変革する勝負の時期でしょう。

また、牡牛座は中東エリアですので、ここでの突発事件事故や政変、テロには要注意です。