天川貴之 精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~ JDR Japanese Dream Realization

日本には日本独自の夢があり理想がある 夢の中に永遠がある 無限がある
新しいミレニアムの時代のビジョンがここにある

天川貴之『新時代の音楽家によせて』4

2018年03月13日 | 本文
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天川貴之
「精神的ジャパニーズドリーム~理念の革命~」
文芸社

京セラ・第二電電創業者
稲盛和夫をして、こう言わしめた名著

「これはただ事ではない。
この中には、成功の要素が全て入っている。
こんな文章、誰にも書けない。」
「京都賞受賞の可能性がある。」


盛和塾でも読み上げられた文章!
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第三部「美」なる夢の実現者達へ
天川貴之『新時代の音楽家によせて』4



心情の調べというものは、
目に見えるものに表現されなければ、
なかなか分からないものであるから、
ともすれば、我々はなおざりにしがちであるが、
心情の調べ程、
その人自身が何者であるかを如実に現し、
その人の個性を雄弁に語るものはないのである。
外見というものは、
その心情を微かに表す影のような存在であって、
心情の調べをよくよく聴き分けてみると、
その差は、偉人と凡人の間は、
天と地程の隔たりがあるものなのである。
例えば、モーツァルトの音楽を聴いていても、
彼の音楽を彼の心情そのものとして聴けば、
我々が日常生活の中で心の中に奏でている心情と比べて、
どんなに異なっていることであろうか。
彼の心情の中には、全くの濁りがない。
常にガラス張りの海のようであり、
さながら聖者の涅槃を思わせるような、
安定した調和がそこにみられる。
しかも、ただ単に透明感があるだけではなくて、
その音律の何と美しく、
雄大で、格調高いことであろうか。
それはまさしく天上の調べであり、
微笑しながら天空を飛翔する天使の歌声そのものである。 
仏教やキリスト教などの修行者が、
心の修行を永遠のテーマとして一生をかけておられるが、
モーツァルトの音楽を一つの心境、
悟境としてみた時に、
これだけの天使的な、
また菩薩的な心の調べを奏でている修行者は、
おそらく万人に一人もおられないにちがいない。
モーツァルトの音楽は、
どれも一定の透明感と格調高い美しさをもっていて、
どれを聴いても彼特有のものであることが分かる。
彼は一生を通じて、
順境の時でも逆境の時でも、
また人々に称賛される時でも、
非難される時でも、病の時にも、
失意の時にも、喜びの時にも、
おそらく常に同じ音楽を奏でつづけておられたのであろう。
モーツァルトのことを、
その外なる姿の面において、
子供じみていると批判する方もおられるが、
彼は子供じみているのではなく、
子供とみまごう程に天使的であるのだ。
小林秀雄は、
モーツァルトの音楽のことを、
悲しみの音楽としてみておられるが、
私にはモーツァルトの悲しみの旋律の奥にさえ、
天上の微笑、天上の悦びがみえる。
彼は地上的なる悲しみや喜びを超越して、
常に天上の悦びに満たされていたのだ。
これは仏教的には、
涅槃の法悦と同じ味わいであって、
決して悲しみという執着に染まっていない音色なのである。
新時代が求めている新しき音楽とは、
地上にあって何ものにも染まらない、
永遠の悦びを人々に感じさせる音楽である。
それは天使の声そのものであり、
神の声そのものであるような音楽である。
すべての人々の内にある理念を、
光の音色によって輝かせうるような、
偉大なる心情をもった音楽家の出現は、
人類にとって永遠の希望の福音である。




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三島由紀夫の血統を受け継ぐ!

天川貴之 写真集
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