昨日、今セメスターのドイツ語の授業に出たら追い出されました、kikiです。
理由はそのクラスのレベルに見合うスピーキング力が無い私がいることは他の学生にとって良くないから。おっしゃる通りです。ただ出会って5分でそんないきなり。
そもそも本来より一つ上のレベルの授業を承諾したのは前セメスターの紛れもなく、あなたの同僚の先生だしなぁ。私は事前に相談してクラスを決めていました。それを5分会話しただけで顔を歪められても…。私のドイツ語に耳を傾ける気が全く無いその先生。話が通じてないので英語に切り替えたら「ドイツ語しか聞かない」とピシャリ。しまいには「いてもいいけどあなたのヒアリング、リーディング、ライティングがパーフェクトだったらね。テストしましょう」と言われました。
普段いい人ぶっている私ですが、別に神でも仏でもなく。ただ落ち込むだけの生娘でもないのです。
「いえ、パーフェクトになんて出来ませんし。レベルが高いことも承知で〇〇先生と相談してこのクラスを取ることを決めました。でも、あなたが私がいるのが嫌なのであれば、いる意味はありません」
「そうね。家で勉強したり、他の学校にいけばいいわ。だいたいこの大学でB2をリクエストしてる専攻なんてないはずよ。建築学科なの?聞いたことないわ」
「そうですね、じゃあ」と言って教室を出ました。
彼女の言い分は何も間違っていません。レベルの合わない学生がいることは、他の生徒の足を引っ張るだろうし。ただ単純にこの先生とうまくやれる気はしないと思ったのと、言いたい放題早口のドイツ語でまくしたてられて、それに対してしおらしく笑顔を作る理由もないと思ったのでつかつかと立ち去りました。
結局彼女の言う下のクラスはもともと定員を超えていて登録できませんでした。前セメスターの先生が良すぎたのでしょう。初めて語学の先生でここまで相性の悪い人に会いました。でもおかげで目が覚めました。言いたいことが言えないのは、やっぱり問題です。ここで生きていく上で。普段どれだけ優しさに溢れた場所でぬくぬくしているのか、ビンタされた気分です。
早く帰ってきた私にクラスメイトがびっくりして、話を聞き、怒ってくれました。もうそれだけで十分です。ある子は、レベルの合わないクラスに入って自分にプレッシャーをかけたら、kikiはきっとドイツ語が嫌いになっちゃう。だからこれで良かった、クラスでいくらでも話すチャンスあるじゃない、と。ついホロリとしてしまいました。でもいつまでもおんぶに抱っこではいけない!あの先生の歪んだ顔を思い出してやる気を出そうと誓いました。似合わない口紅塗りやがって。おっと…口が悪く…
ちなみに昨夜、その先生から大学のシステムメールを通して謝罪のメールが来ました。
同僚の先生に何か言われたか、もしくはB2はないと間違ったインフォメーションをしたことに対する後ろめたさか。どちらにしても、私もSieを使ってスーパー丁寧なお返事をしました。ご親切にありがとうございます、メールまでくださって、と。
社会人スキル。笑
幸か不幸か、大学のドイツ語のクラスでどんなに素晴らしい成績をおさめても、私の専攻にはなんの関係もありません。裏を返せば、彼女のクラスに戻る必要も無いのです。いい時期を見つけて、学外の語学学校にいこうと思います。
でもビンタされて良かったです。自分の見たいように現実を捻じ曲げてはいけない、自分がしないといけないことをするべきだと反省しました。