Illustratorには、様々な便利ツールがあります。
本日ご紹介させていただくのは、「リフレクトツール」と「シアーツール」です。
リフレクトツールは、その名の通りリフレクト(反転)させるツールです。反転機能を使うことで、オブジェクトを鏡に映すように反転・コピーできます。左右対称なアートワークは、半分さえできていればいいのです!
シアーツールは、オブジェクトをシアーする(傾ける)時に時に便利なツールです。例えば、影をつけたい時に、活躍できるツールです。
それでは、それぞれのツールの操作を確認してみましょう!
●リフレクトツール
まずは、リフレクトツールの操作方法です。
リフレクトツールは。ツールパネルの中にあります。初期設定では、回転ツールが表示されているところです。
まずは、お手本用にこのような画像を作りました。これを、リフレクト(反転)させて、完成させてみます。
選択ツールでオブジェクトを選択し、リフレクトツールを選びます。Alt(Macではoption)を押しながら、基準点にしたい箇所をクリックすると、リフレクトダイアログボックスが表示されます。
ここでは、左右に反転させたいので、「リフレクトの軸」を「垂直」に設定して、コピーをクリックします。
すると、オブジェクトが反転した状態でコピーされました!
このように、描画するには難しい左右対称のオブジェクトを簡単に作成できるのが、リフレクトツールです!
●シアーツール
続いてシアーツールです。
先ほど作成したオブジェクトに影をつけてみましょう。まずは、影の元となるオブジェクトを作成します。影の位置から、先ほどのリフレクトツールを使って下に1つオブジェクトをコピーしました。
この影となる部分を選択して、シアーツールを選びます。シアーツールは、初期設定で拡大・縮小ツールの中にあります。
影オブジェクトの左上をクリックして基準点を設定します。そして、下側をドラッグしてみてください。オブジェクトが変形します!ここで、Shiftキーを押しながらドラッグすると、幅や高さが固定できます。
このように、シアーツールを使って、簡単に影をつけることができました!影を描画するのは手間がかかりますが、Illustratorのツールを使いこなせられれば、楽チンですね!