「和氏の璧(へき)」
中国の戦国時代、趙の藺相如という人が、
敵国秦に和氏の璧を持って行くものの、
奪われることなく
無事に持ち帰ったというお話
これが元で「完璧」という言葉が生まれました
「完璧」の「璧(へき)」は
「壁(かべ)」じゃないよ!
ちなみに私が書いた小説
『刎頸の交わり』
にもちょろっとだけ出てます
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あの伝説の宝物、
「和氏の璧」は趙に無事に持ち帰られた後、
どこに行ったのかなぁ……と思っていました
実際現在でも発見されていない模様
ただ、今『項羽と劉邦』を書こうと
いろいろ史料を見ている中で、
秦の丞相にもなった
「李斯」という人物について
「史記」を読んでたら……
あった!
和氏の璧
見つけた!!!
秦王(後の始皇帝)が
外国人追放令を出した時に
李斯が上書した文章に
「和氏の璧」が登場してました
つまり、藺相如によって
無事に趙に持ち帰られた和氏の璧は、
その後なんらかの形で秦に行っていた模様
……結局秦に
取られてんじゃん!
とりあえず和氏の璧の
その後らしきものを見つけた瞬間でした
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