「マシュマロテスト」と呼ばれる実験をご存知でしょうか?小さな子の前にマシュマロを1つ置いておいて、「帰ってくるまで食べずに我慢できたらマシュマロをもう一つあげる」と言って部屋をあとにする。

 

 

我慢できずに食べてしまった子と、最後まで我慢してマシュマロを2つ手に入れた子。この2パターンの子供が成長したらどうなるかというのを見るテストです。いろいろな解釈があって、結局我慢できた方がいいのかあるいは我慢せずに食べるのがいいのかは浅い見方では判断できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、昨日の夜は夫の帰りが遅くなりました。出勤前に「遅くなる」なんて聞いていなかったし、ここまで遅くなるのも珍しいというくらい仕事が大変だったみたいです。

 

 

普段夕食は二人で一緒に食べています。だから昨日も私は一人でご飯を食べることなく夫の帰りを待っていました。

 

 

「二人で食べるご飯は美味しい」というのもあるけれど、「一人でご飯を食べるのは寂しくて辛い」というのもあります。

 

 

普段なら夕食を済ませている時間はとっくに過ぎている。夫はいつ帰ってくるか分からない。私のお腹はペコペコでした。

 

 

夕食の準備はできている。あとは温めて食べるだけ。私一人で食べようと思えばいつでも食事にできる。

 

 

台所には「二人で夕食後に食べよう」と思って買ってきたアンパンもある。

 

 

「……お腹も空いたし、食べてしまおうか」

 

 

そんな考えが何度も頭の中をよぎりました。

 

 

しかし耐える。

 

 

「一緒に夕食を食べるんだ」

 

 

そこにこだわって耐える。空腹に耐えながら夫の帰りを待つ。

 

 

お腹が空いた。イライラもしてくるし、なんだか悲しくもなってくる。それでも耐える。一人でご飯を食べるのは寂しいし、一緒に食べたら美味しいし。たったそれだけのために、耐える。

 

 

そして23時を過ぎた頃、夫が帰ってきました。本当にこんなに遅くなるのは珍しい。

 

 

「おかえりー」と飛びついた直後に「お腹空いた!ご飯にしよう!」とすぐに鍋を温めて夕食の準備をする。

 

 

そしてようやく食事にありつける。やっぱり二人でご飯を食べるのは美味しいし、お腹も空いていたのもあって余計に感動してしまう。

 

 

……というテンションで、23時すぎにもかかわらずご飯を山盛りにして食べた上にアンパンも食べてしまいましたとさ。

 

 

とりあえず昨日の私は空腹に耐え抜いた!食べようと思えばいつでも食べられるのに、耐え抜いた!

 

 

 

 

 

 

 

 

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