2018年4月15日日曜日

名プレイヤー、名監督にあらず~経験値と指導力は比例します~

こんばんは

「名プレイヤー、名監督にあらず」って言葉ご存知ですか?
現役選手時代、華やかでスターだった人が、
いざ監督になった時、現役時代程、成果が出せない事を表している言葉です。

実は、この言葉、社会の組織でも同様な事なんです。
特に飲食業界は、すごく当てはまることだと思っています。
さて、名監督になる為の条件って何でしょう?
それは、人望や指導力、統率力、決断力が、他人より秀でている事だと思います。

これって、飲食業界で求められる、店長像と同じですね(笑)
私自身、店長の最重要任務は、売上や利益を上げる事はもちろんなんですが、
その為に必要な事は、人材の育成だと思っています。
要するに教育力や指導力が重要ということ。

名プレイヤーが名監督になれないといわれていますが、
名プレイヤーでも、名監督になっている人はいます。
どこでその違いは生まれるのでしょうか?
華やかなスタープレイヤーでも、2種類に別れます。

ひとつは天才肌といわれるタイプ。
才能がそもそもあり、練習とかの努力をしなくても、
成果を上げる事のできる人。

もうひとつは、努力タイプ
ひたすら、人以上に練習をして、努力して、
スターになった人。

天才肌の人は、別段努力する事なく仕事をこなせる能力を持っています。
全く羨ましい限りですが、その分努力の過程がありません。
逆に、努力タイプは、努力に努力を重ね、
一つ物事を達成する為に、試行錯誤を繰り返した末に、
自分の型にしている人、つまり、そこにたどり着くまでに、
様々な経験をしているのです。

話を飲食業界に戻すと、前者と後者、
どちらが、名店長となれるでしょうか?
店長の最重要任務は、教育力や指導力であるならば、
当然、後者になります。

人にものを教えるためには、自分自身の経験値がものをいいます。
仕事が出来なかった経験があるからこそ、
出来ない人の心理や、悩みやポイントが、
自分の経験からわかり、指導するポイントを押さえた、
教え方が出来るからです。
天才肌の人は、正直経験が少ないので、
出来ない人の心理が理解できないので、
指導する事は出来ないのです。

今、副店長で店長を目指している方がいるのなら、
経験をたくさん積んでください。
私は部下に、
「今は経験を積む時期で、これを行うと、
こういう結果になるという、プロセスを学ぶ時期。
だから、どんどん挑戦しなさい。
失敗が許されるのは、副店長の特権だよ」って話をします。

教育力は経験値の量と必ず比例します。
がんばりましょう。

それでは

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