荒川区立尾久小学校に いごいご に行って参りました
都電荒川線と、都営日暮里舎人ライナーが交差する熊野前交差点のすぐそばの小学校です。
日暮里舎人ライナーは全線 ( 短いけど ) 高架線路を走る無人自動運転の電車です。
お台場の埋め立て地を走るゆりかもめみたいなの。
この電車に乗る時は、一番前の車両の、一番前の席に座るのがお薦め
運転席がないから、運転手さんの視点で走る気分を味わえます。
校庭脇のコンクリートで固めた枠はなんだろう? と思っていたら、
なんとここは水田でした
水を張って田植えがしてありました。
何年生が植えたんだろう?
りくのら子等が小学生の頃、つくばの田んぼで田植え体験をさせてもらったことがありました。
田植えする前の、代掻きした水田に飛び込む遊びをさせてもらいました。
めっちゃ楽しそうだったなあ!
あの時ほど、着替えを持って行ってよかったと実感した時はなかったなあ
いごいご では 「 こうやって打つんだよ 」 と教えない。
子どもたちが遊んでいるうちに自分で気がつくのを待つ、のが基本方針なんですが、
ちょっとだけヒントを出すこともあります。
碁盤の四隅、1の1の位置に最初に石を置いてくる子には、
ちょっとだけ手を止めてもらって、
勝てるようになる秘密のヒントを教えます。
この牧場に生えているニンジンですが、
真ん中の方のニンジンは甘くて太くておいしい。
だけど端っこの方のニンジンは、栄養が足りなくて細くて苦い。
馬にはなるべく美味しいニンジンを食べさせてあげてね。
さて、もうなんべんもいごいごしていて、上手に陣地まで作れる男の子がこう打ってきました。
もちろん真ん中の方が取られにくいってわかっている子です。
「 いいの? 」 って尋ねてみたら、
「 オセロ作戦を試す 」 と答えました。
すばらしいですね
オセロだったら四隅に自分の石が来たら最強。
その作戦を囲碁で試してみるんですね。
教わったから真ん中へんに置くんじゃなくて、
本当にそうなのか自分で試してみようという姿勢はすばらしい。
そして
「 本気で打ってね 」 ときました
すばらしいですね
ここはぜひ 「 囲碁ではオセロ作戦はうまくいかない 」 ことを見せなければ!
囲碁では盤上に置いた石は自分の陣地の境界線を作る資材です。
石そのものは陣地ではありません。
だから自分の陣地の中に不要な資材を置くと、陣地が狭くなってしまうんです。
必要最小限の資材を使って、なるべく広く陣地を囲んだ方が有利です。
局面がここまで進んだ時に、
オセロ作戦を試していた2年生男子は 「 参りました! 」 と言いました。
すばらしいですね
この子はいごいごチャレンジ帳にシールを貼っていません。
勝った印は鉛筆でチェックをつけています。
シールを選んだり貼ったりする時間がもったいないんだって。
それよりもどんどん対局をしたいんだって。
すごいよね
その時りくのら達が対局しているとなりの席では、
大変な出来事が起こっていました。
赤が全滅しちゃたみたい…
石の取り方をしっかり覚えた子と、
まだちょっとあやしいかな、という子が対局するとこういうことになります。
うう、加減と言う物を知らないなあ。
こういう時は全滅させられちゃった方の子の様子をこっそり伺いますが、
この子は大丈夫みたい。
でも次はりくのらと対局してもらいます。
子ども同士で 「 徹底的に陣地を作ってみる作戦 」 を試している子たちがいました。
いろいろやってみて、うまくいくかどうか試すのがいいね。
尾久小学校には四路盤囲碁パズルもあります。
問題集を見ながら、図と同じようにチョコレートとクッキーを並べて、
チョコレートをひとつおいたらクッキーを全滅させられる場所を探します。
さんすうのもんだいをつくって、せんせいのこたえさせよう。
暗算で答えたら、なんか、むっちゃ尊敬の目で見られて良い気分でした
( まちがえなくてよかった )
りくのらもハワイに行ってみたいです。
この日はごもっくんパレットがひっくり返るという事件が発生しました。
こんなの全然大丈夫、片付ければ済むことだから気にしないで
いごいごが終了して帰る時、校門までいごいごっ子たちが見送りにきてくれました。
栽培しているミニトマトを見せてもらいました。
根本に牛乳パックの切り開いたのが巻いてあるのは、
土の量を増やすためなんだって ( と、明解に説明してくれました。 すごい。 )
自分のミニトマトをひとつずつ見せてもらいました
ありがとう
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
幼稚園から小学校低学年くらいのお子さんがいらっしゃる
お母さん、お父さんに見ていただけたら嬉しいです。
りくのら朝学習プリント
No.1 ぼうけんになにをもっていく? ( と、りくのらが朝学習プリントを作り始めたいきさつ )
No.2 さかなとくらげをかぞえよう ( と、朝学習プリントの使い方 )
No.3 あいているところに数をかこう ( と、まちがえることを怖がらないでね )
No.4 大きな数の足し算に挑戦 ( と、都電の中で見かけた親子おばあちゃん )
No.5 いろんな国の言葉でえんぴつ ( と、りくのら夫のタイ語の知識 )
No.6 新しい文字を作ろう ( と、スーパーカリフラワー )
No.7 高く積み上げよう ( と、鎌倉から来た鳥を積み上げた )
No.8 どんな動物を飼ってみたい? ( と、ちゃんとの束縛 )
No.9 たまご ( と、ダチョウのたまごが割れた )
No.12 ひよこはなんて言ってるの? ( と、電話の音は )
No.13 そ~っと持つのはどんなもの? ( と、ネームペンを大量買いだ )
No.14 長さを測ってみよう ( と、追いかけてくるデシってなんだ? )
No.15 ひとつ前はなんだろう? ( と、クラゲの子どもは… )
No.16 折って開いてみよう ( と、おじいちゃんにはギラファはむずかしかった )
No.18 階段を上がろう ( 教科書が読めない子どもたち? )
りくのら図書館クイズ
No.1 ぞうくんのさんぽ ( と、りくのらが図書館クイズを作り始めたいきさつ )
No.2 11ぴきのねこ ふくろのなか ( と、りくのらがこのねこたちが好きな理由 )
No.3 ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ ( と、写本の話 )