ごきげんよう。
マダム・カーコです
前回の鶏肉の話、どうでしたか？
鶏肉を少しの間やめてみるだけで
こんなに人は変わるんです。
食べ物が人を作るってことを、感じます。
レッスンに来られている方の
少女の頃のお話です
私、お料理したかった。
きれいなキッチンで
お母さんが、お料理を作っているのが、
楽しそうに見えた。
魔法みたいにご飯が出来上がっていく
お母さんってカッコいい。
でも
お母さんは、
私に何にもさせてくれなかった。
母 ：忙しいから少し大人しくしててね
包丁なんて危ないでしょ
手が切れたらどうするの？
持っちゃダメよ。
いつも、お母さんが私のこと決めてた。
自分で料理もしたかった。
なんでもやってみたかった
ずーっと大人になるまで
心の中で思ってるだけだった。
だから、家を出ました。
そしたら、自分で全部決める暮らしができる！
嬉しかった。
部屋のカーテンも、朝起きる時間も、
仕事も、全部自分で決めた。
私の中に、
ちゃんと私がいることに気づいた。
私の中に、
一本の芯が通った瞬間だった。
だけど、お料理だけは、
一人ではできなかった。
本を見て作ってみた。
テレビの料理番組を見た。
でも、よくわからなかった。
結局、買ってきたものを食べていた。
そして体がだんだん悲鳴をあげてきた。
そんな時、マクロビオティックに出会った。
料理をしているところを生で見て、
食べて、作り方を教えてくれた。
食べたら、体にしみこむ感じがした。
体が喜んでいるって感じた。
鶏肉をやめた。頭痛が治った。
私は、もっと変われるかもしれない！！
病気なんか、なくなるかもしれない。
光が見えた。
不安になって、薬が手放せなくて、
そんな自分をやめられるかもしれない。
そう思った。
だから、もっと習いたいって思う。
どうですか？私のところに
料理を習いに来る生徒さんの大半は、
家では料理をあまり
させてもらえなかった人たちです。
私も子どもを育てたので、今振り返ると、
耳の痛い話だなって思うのです。
「あっち行ってなさい」
「危ないから来ちゃダメ！」
そういって子どもをキッチンから出したことは、
一度や二度ではありません。
でも、こどもってお料理したいんですね。
うちの子は、それでも、
何度も挑戦してきました。
ボウルやザルを頭にかぶって
キッチン道具を引っ張りだして
キッチンで遊んでました。
お結びを作るときは
そこら中、米粒だらけにして。
ドーナツ作る時は粉だらけ。
お母さんの大変さはとてもよくわかります。
子どもの「お料理したい」という気持ちを
大切にできるお母さんが、
もっと増えれば良いなと思います。
そんなお母さんを助けてあげたいなぁ
と、思います。
マクロビオティックの
バランスの取れたお食事してたら
子供を育てる事がとても楽になるのです。
理由は長くなるのでまた、今度
お話しますね。
生徒さんたちが、
「料理ができない」って
コンプレックスを持ったり
女性として自信がないという
気持ちをなくして
まずは一番身近で
一番大切な自分のために。
そして
大切な誰かにおいしい料理を
作ってあげてほしいと思います。
誰かを思って作るものだから。
あなたのお母さんが
あなたを思って、
毎日ご飯を作ってくれたように。
