トランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に追加関税を適用すると警告。
一方、中国商務省は19日午前の声明で、米国が2000億ドル相当の新たな関税リストを公表すれば、「強力な」報復措置を取るだろうと表明。
と、貿易問題の激化懸念から大幅安となった今日の日経平均。
基本的には本当に激化してれば、こんな下げじゃ済まされない。売り一色となる。
マーケット関係者の大半が、これはトランプのビジネスの手法と同じで、ディールをうまく運ぶための脅しと思っているはず。
この件に関しては、短期的に今日で織り込めたかどうか。
ただし、織り込めたとしても今後の戻りは限定的となり、上値を抑える要素はいくつもる。
国債の超短金利差はマーケットの懸念材料だし、相場関係者はリセッション入りかどうかを常に気にしながら相場を進めなくてはならい。また、新興国のリスクなどなど、ドル円の上値の抑える要素はいくつもある。
さらにマーケットは政治リスクを織り込むことに、ことごとく失敗している。
振り返れば、EU離脱や、米国の大統領選など事前に織り込んだリスクの逆を取られてたきた。
その意味でも、今回の貿易摩擦も甘くみていると、大きなひっぺ返しもあるのかもしれない。
このあたり今夜のニューヨークがどうなるか見極めるしかないが、やはり前回のFOMCを堺に戻り高値をつけたと感じる。
そのなると、今後は戻りを売るという構図から、上値がどんどん抑えられてくる。
少し大きなキッカケがない限り、一歩進んで二歩下がるような相場だと思って挑もう。
ここから夏に向けては難しい相場になるだろうね。
資金管理には注意して進めようね。とりえず、メンバーには明日中に外資の担当者の話を聞いて伝えることにしますね。
以上