ほとんどアスファルトになってしまい大地が見えないこの時代。
井戸を埋めるという事も少なくなってきた。私達の仕事上、この井戸を埋めるということでどこから調べてきていらっしゃるのか、依頼を遠方から受けることがある。
この井戸というのは、なぜ埋める時に注意しなければいけないのか。それは、皆さんご存知の通り、水神が宿っているからです。
水神といっても、私達から見れば、魔物の部類です。つまり、河童であったり、龍に見せかけている者であったりします。
その井戸の付近に、動物の死体やごみを捨てる。雨が降ると、そこを通った水は汚染され、魔物が巣食う井戸に流れていく。
魔物は、自分の住処を汚染され、当然ものすごく怒りだす。「このやろう、人間ごときが・・・」そしてその土地の人間達は、魔物の念を背負い生きていくことになるのです。
それを知ってか知らずか、昔から井戸を埋めるときは、お祓いをしています。神主さんなどがやってきて、なにやら呪文や唱えごとをして、塩や酒などを井戸に投げ込み、なんとか許してくださいとお願いし、井戸に山砂を入れ込むのです。
山の砂だと汚れていないというので、この山砂だということらしいです。さらに、水神が怒らないに、息が出来るように、空気穴として、長いホースのようなものをいれ、蓋をかぶせます。
これでひと安心。でしょうか?
いえ。魔物を沈めたり、消し去る力が無く不安だから、空気穴を開け、山砂を入れているのですから、当然、井戸を埋めた瞬間から、魔の障害が始まります。
井戸を埋めることは無くても、魔物が巣食っている池や井戸の埋めた後を、知らず知らずのうちに足蹴にしたりした場合も同じです。やはり、水神(ようは魔物です)の念を背負うのです。
シックスセンス管理人
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