霊界保守!?桜大志の男塾と神社仏閣を愛する塾生佐藤光一のブログ 日本と日本人をほめる!

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第19回効果絶大!!健康塾「GHQによる牛乳神話を斬る」2②

2018-05-07 13:41:42 | 桜大志健康塾
(前回からのつづき)

牛乳はカルシウムの宝庫ではない
ところで、一般的に牛乳には何よりもカルシュウムがたくさん含まれていると信じられている。日本人は欧米人に比べてカルシウム不足。だから牛乳で骨を強くしよう、という強い思い込みがある。これが牛乳神話の一端を担う大きな要因となっている。ところが実は全く逆なのである。

世界32カ国で一斉に同じ方法で、24時間 尿をとってカルシュウムの吸収を調べた結果、日本人の方がアメリカなどのミルク民族に比べたらよほどたくさん吸収して排泄していることがわかった。

骨がもろくなる老人の骨粗鬆症の患者も、圧倒的にミルク民族の国の方が多い。骨折した患者が日本やシンガポールでは非常に低いのに対し、北欧やアメリカは4倍~5倍も上回っている。だからカルシュウムを補うとか骨粗鬆症の予防のためとか言うことで、牛乳を飲むのは全く無意味なことなのである。

牛乳を飲むと骨がスカスカになる
牛乳に多く含まれている「リン」というのは、骨粗鬆症を招く大きな要因となっている。牛乳には「リン」が母乳の約6倍も含まれているが、体内でリンが多く吸収され血中のリンイオン濃度が高くなると、その分だけ血中のカルシウムイオン濃度が低下してしまう。

そうなった場合には、副甲状腺から上皮ホルモンが分泌され、骨の中のカルシウムを総動員して血中のカルシウムイオン濃度を高めるように働く。ところが、赤ちゃんの骨は軟骨でカルシウムをほとんど蓄えていないから、リンが入ってくると簡単にカルシウム血症を招いてしまう。

「新生児に牛乳を与えてはいけない」というのが小児科医の鉄則とされているのも、カルシウム血症から来る筋肉痙攣などの症状を起こしてしまうからである。このように、乳児にとっても牛乳はカルシウムの補強にならない。その骨格づくりに牛乳が良いと言うのも事実とは全く違うのである。世の母親たちは、この体のメカニズムをよくよく知っておいてもらいたい!!

一方、大人の場合にはカルシウム血症が起きない代わりに、脱灰といって骨からカルシウムがどんどん奪われていく。骨のカルシウム貯金が尿の中に排泄され、最後には骨がスカスカになってしまうのである。これが骨粗鬆症です。

筆者は老人に牛乳を飲ませる病院は犯罪だと心から思っている!!また、骨粗鬆症の治療のために牛乳を飲ませる病院と医者には刑事罰を与えるべきとも思っている。よもや、「知らない」「知らんかった」では済まされまい。いや、知りながら与えている連中もいるはずだ。

乳糖不耐症の日本人が牛乳を飲んでも、すでに述べたように牛乳中のカルシウムを吸収できない。おまけに、「リン」がカルシウムを体や骨から追い出すので骨粗鬆症がかえって進行してしまう人が出る。

よろしいか! 牛乳には「リン」が母乳の六倍も入っていることにより、結果的にカルシウムを摂取できるどころか、逆に蓄えていたカルシウムが失われてしまう。こう覚えてもらいたい。そして行きつく先は骨粗鬆症だ。この病気は戦後、牛乳を飲み始めたことにより、特に女性、おばあちゃんに多く散見される病気であるが、ピタリと牛乳を飲む習慣さえ中止すればこの病気はなくなるのだが・・・・・。

牛乳を飲んでいると、骨が強くなるどころか反対にもろくなってしまうのは、こうしたことが原因だ。生産者団体の骨粗鬆症の予防に効果的と言う言い分も、実は違う。カルシウムが豊富で骨を丈夫にすると賛美され、保健所の指導はもちろん、栄養士や医師らも口を揃えて勧めてきた牛乳だが、それは蜃気楼のような幻想でしか過ぎない。

牛乳の消費量の増加に比例して、最近では子供や若者中に骨折や骨粗鬆症が増えて続けているのが実情ではないか。現象から効果効能を測定するのが科学的態度であるのに、あーだのこーだの、言い訳をして、それは牛乳習慣とは関係ないと、彼等はのたまう。

もう一つ言うと、牛乳好きの日本人は「カルシウムの吸収率が高い=カルシウムが多い」という錯覚も根強く持っている。これは戦後の「牛乳神話」によって生み出されたものだ。

「脂肪酸」や「リンの過剰摂取」「乳糖不耐性」などによって、牛乳のカルシウム吸収率が大幅に低下する事は述べたが、日本ではこうしたことが一切考慮されていない。カルシウムの宝庫という「牛乳神話」をもとに、栄養学が人間にとって必要量を計算している。がしかし、牛乳がカルシウムの吸収率にも問題がある上に、その含有量から行っても海藻類、魚介類、野菜類には及ばないのである。

同じ量の牛乳と比較して、ヒジキは14倍、わかめは7倍、煮干しは22倍、切り干し大根は5倍、コンブは6.5倍の量のカルシウムを含んでいる。日本人は牛乳などのまやかしのカルシウム豊富伝説から目覚め、大和民族の伝統食に戻せば十二分に、より豊富なカルシウムを摂取することができる。アチャラ者の牛乳など一切不要である。

牛乳よりもこうした食品群の方が、カルシウムの量がはるかに多いことを、どれほどの日本人が知っているのか。牛乳ばかりをカルシウム源として重視するあまりに、日本人がもともと摂取していたカルシウム源の不足が生じていることに目を向けなければならない。日本人とってはこれこそがカルシウム不足の本当の原因であって、健康上の大きな落とし穴にもなっているのである。

骨粗鬆症のテーマを終えるにあたり、最期に衝撃的な研究結果を紹介しておく。米国のハーバード大学が10万人近くの男女を対象に行った22年間の調査の結果、同大学の研究チームは、10代で一日にグラス一杯の牛乳を飲むことにより、大腿骨頸部骨折リスクが9%増加するという衝撃的な発表をしている。

あのボストンにあるハーバード大学の研究チームがこのように発表しているのだ。彼等はミルク民族であり、牛乳を常食している。その彼等の中から、「牛乳は害毒食品」とする研究が数多く発表され、本も出版されベストセラーになっている。言うなれば「吉兆」や「赤福」の食品衛生事件と同様の内部告発だ。こういった事実を日本人は知るべきである。

牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
(つづく)

第19回効果絶大!!健康塾「GHQによる牛乳神話を斬る」2①

2018-05-04 06:32:26 | 桜大志健康塾
(前回からのつづき)

乳離れは人間にとっても、動物にとっても自然の摂理
人間が牛乳を飲み続けることが自然に反しているのは、異種たんぱくの問題ばかりではない。生理学的に見ても異常な行為であるのだ。哺乳類は「離乳機構」と言うものを持っていて、ある時期が来ると、子供の方から乳離れをするのが自然の姿なのである。これは子供の身体に生まれながら備わってる「反ミルク体制」と呼ばれるもので、離乳期になると働くようになっている。

ミルク特有の糖である「乳糖」を分解する酵素の「ラクターゼ」の活性低下がその原因をつくる。「ラクターゼ」の働きは赤ちゃんが生まれた直後の新生児期にピークを迎えるが成長とともに急激に低下し、離乳期には大人と同じレベルにまで落ち込んでほとんどなくなってしまう。「ラクターゼ」の活性が失われると、ミルクを飲んだ子供は乳糖が消化されないために、腸内発酵を起こしてお腹の具合が悪くなる。

牛乳が体に悪い理由、そしてお腹を下すのは、ここがポイント!!

分解されない乳糖が大腸まで行くため、お腹がゴロゴロして下痢をしたり、悪玉菌が増えて悪さをしたりするのである。それで哺乳類の赤ちゃんは、ひとりでにおっぱいから離れて、自分の餌を探すようになっていく。

子供でも、大人でも牛乳を飲んだら、腹を下す人がいるが、牛乳は体質に合わないという程度で解釈を終わらせているがとんでもないことだ。こういった原理で腹をこわしているのだから、このようなものは普通は「毒」というのだが、そうなっていないのがおかしいわけだ。

前静岡県立大学学長で、東京大学名誉教授の星猛氏は、生理学の専門家の立場から、人間の健康に欠かせないと言われる「牛乳神話」に対し、次のような疑問を投げかけている。

「ミルクというのは哺乳動物だけにしかありません。哺乳類の赤ちゃんは生まれた直後から体温が高いので、すぐに高脂肪高タンパクの栄養与えないと死んでしまいます。そのために神様が用意してくれたのが、「おっぱい」なんです。赤ちゃんは乳房にすがりついてどんどん成長しますが、いつまでもあたたかくて高栄養のミルクにしがみついていたらどうなりますか?

自分で餌を探す能力が発達しませんし、外敵が襲ってきたとき親子ともどもやられてしまいます。だから、神様は子供に「反ミルク体制」という「離乳機構」を作って、乳離れをさせるんですね。それなのに、人間が離乳期後も子供に牛乳を飲ませたり、大人になってからも飲み続けるのは、全く自然の摂理に逆らう行為なんです」。実に単純明快、お見事!

成長した牛だって牛乳は飲まない
ところが、日本に牛乳文化を持ち込んだ欧米人には、現に牛乳や乳製品を飲食してきた歴史がある。哺乳類の本来的な生理機構と相反することだが、星氏はこれを「反ミルク体制の遺伝子機構が弱くなった民族」と捉えている。

つまり、牛乳に弱い東洋人を中心とする民族は、「離乳機構」が正常なのだ。日本人はもちろん、東洋の人々にいくら牛乳を強制的に飲ませても、この機構は崩れない。ところが、人類の歴史の過程で大人になってもミルクを飲める民族が生まれたのだ。ラクターゼの活性が大人になっても高いのは、主として牧畜を行う民族である。

牛や羊の乳や肉を食料としてきたヨーロッパ人種や、アフリカに住む一部の人種などが、その環境下で突然変異を重ねて牛乳を飲める体に変化したのである。これは成長の原理でも説いている「条件適応の原理」である。種は生存のために、その環境に耐えることができるよう進化?変容していく。

哺乳動物の中でも霊長類は温帯から熱帯にかけて種が生まれ、その地域の食物を食べ繁殖してきた。人間を除く200種近い霊長類は、今もその生活圏の中で生きている。ところが、人間だけは火を使うことを覚え、住居を作ることができるようになって、本来は霊長類の生活圏では無い寒冷地でも生活ができるようになった。

そうした地域に進出したヨーロッパや北アメリカの人間たちは、植物や穀物を中心とする本来の食物が十分に取れないために、やむを得ず牧畜を営み、牛乳・乳製品・肉類などを食べなければならなくなった。そうした生活の中で離乳の遺伝機構が変異を重ねて弱まっていったと考えられる。

温帯に住む農耕民族の日本人の場合、実に95%までが乳糖不耐症と言われている。成人になれば、分解酵素はほとんど働かないと考えてもいい。
ちなみに、韓国人も米国人も、アルコールを分解をする酵素を持っていない人はいないのでアルコールを飲むことが出来るが、日本人の場合は、血液の中に酵素を持っていない人もいる。この人はアルコール耐性がないので絶対に飲めない。このように人種によって、適応、不適応がある。

星氏は次のように述べておられる。
「欧米人の大人だと、1日2リットル以上飲むことができますが、そういう状態の人はもう完全にミルクに依存するようになります。日本人の場合、牛乳はもともと飲んでも飲まなくてもいいようなものですが、飲んだとしてもせいぜい200ミリリットルがいいところでしょう。

牛乳の成分には、約5%の乳糖が含まれていますが、欧米人はそれを平均50グラム分解できます。日本人の場合、弘前大学医学部の研究グループがミルク耐性を調査したところ、乳糖を20グラムから25グラム分解できる人は少ないという結果でした。つまり日本人は欧米人の半分以下も分解能力がないことになります」。

牛乳賛美者に言う。「白人が飲める牛乳は、日本人も東洋人も飲める」というものではない。人種が違えば体の機能に違いがあって当然であろう。

「乳糖20グラムというと、牛乳400ミリリットルにあたるのですが、一度にそのぐらいを飲んだだけで下痢をしてしまうのです。下痢をすると、腸内細菌のバランスも崩れてしまうので腸の働きも弱ってしまいます。よく便秘解消と称して牛乳を飲む人がいますが、不自然で体の為にも良くないのです。

確かに牛乳は牛の赤ちゃんにとっては最良の完全栄養食品です。しかし、その牛の赤ちゃんですが、離乳期以降は「反ミルク体制」が働き、栄養価も下がるために飲まなくなります。ましてや日本人は、圧倒的に強い乳糖不耐症の体質を持っています。赤ちゃんはもとより、大人になってまでも健康のためにと、毎日大量の牛乳を飲み続ける必要性があるのでしょうか。

多くの病気をひき起こす上に、生理的にも人間にもともと合わない飲み物なのです。突然変異で牛乳体質になった欧米人の真似を日本人はできません。にもかかわらず、体格が向上すると学校給食で強制的にミルクを飲まされたり、ミルクで長寿ができると老人ホームのお年寄りまで牛乳を飲まされているのが日本の現実です。

その結果、学校嫌いで不登校になったり、消化器機能の衰えているお年寄りが、飲めないミルクを飲まされ続けてアップアップしているのです。これは、生理学的に言えば、生理に合わないことを無理強いされているようなものです。牛乳神話を背景に自然の掟に反して飲み続けられている牛乳は、そういう意味でも危ない食品です。とても完全栄養食品と呼べるものでは無いのです」。はい、お見事!!

筆者は以前、「大腸」をテーマに長文の論考を書いたことがあるだけに、腸の健康にはうるさい。腸の健康は免疫力を左右し、健康と密接な関係がある。その大切な「腸」にダメージを与え、悪玉菌優位にさせ、下痢をさせる牛乳ほど危険な飲料はない。それはあの新谷教授も述べていることだが、後ほどそれも紹介しよう。

・・・2に続く・・・次回、牛乳と「骨粗鬆症」や「乳がん」の密接な関係に迫る

第19回効果絶大!!健康塾「GHQによる牛乳神話を斬る」②

2018-05-02 17:04:34 | 桜大志健康塾
お久しぶりです!GW皆様いかがお過ごしですか?
自虐史観を払拭し、日本と日本人を愛し、
日本の真実の歴史を取り戻す、桜大志の男塾塾生の佐藤光一です。

バタバタにて久しぶりの更新になります。

桜大志は霊界の宣伝マンで有名な故丹波哲郎の一番弟子で、
最近再び霊界研究・宣伝に力を入れだしました。

男塾に関心ある方はこちら http://www.nippon-ichi.jp/

約一年まえのメルマガの過去記事の2回目です。


(引用ここから)牛乳は異質たんぱく
最初にあげなければならないのは、牛乳は異質たんぱくだ、ということだ。牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物で、牛の赤ちゃんにとっては確かに完全栄養食品なのだが、人間の赤ちゃんが飲んだ場合、牛乳に含まれる異質たんぱくを受け入れることになる。つまり、違う動物のタンパク質が人間の体に入ってしまう。これは栄養どころか異物(毒)を飲み込むことに他ならない。ここが、蜂蜜などとはまったく種類の違う食べ物であるところだ。

例えば、母親の母乳をその赤ちゃんの静脈に注射してもなんでもないが、牛乳を注射するとすぐに死んでしまう。逆に人間の母親の母乳を子牛に注射した場合でもたちまち死んでしまう。種の異なる動物の間では、異質蛋白たんぱくはそれほどの毒性を秘めている。

臓器移植などでも、最も難しいのは拒否反応を抑える事だが、人間同士の臓器でさえ人体にとって異物なのだ。まして異種動物のタンパク質を生まれたばかりの赤ちゃんが体内に受け入れてしまったらどうなるか考えてみると良い。普通人間が口にした牛乳や牛肉などの異種タンパクは、小腸でアミノ酸に分解されて吸収され、人間の体に適したタンパク質に合成されていく。

ところが、赤ちゃんの場合にはまだ腸の消化器能力が弱いため、タンパク質が完全に分解されない。アミノ酸の一つ手前のペプタイドの段階で吸収されてしまう。赤ちゃんは腸管壁のメッシュがまだ荒いため、ペプタイドのような分子の大きな物質も吸収してしまうからである。

母乳の場合でもペプタイドの形で吸収されることもありうるが、これは同種たんぱくだから心配ない。牛乳のような異種たんぱくが血液の中に入ってしまうと、赤ちゃんの体にはたちまち"拒否反応"が起こり様々なダメージを受けてしまうのだ。

このように牛乳に含まれているタンパク質は、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては猛毒の異種たんぱくである。世のお母さん方はこの基本を知っておく必要がある。よって牛乳はタンパク質の宝庫とする生産者側の主張は、言葉を変えれば赤ちゃんに大量の毒素を飲まそうということになる。これは本来医学の常識であるべき事柄だ。

しかし、欧米食を最高の理想食品と称える戦後の西洋栄養学路線の中で、この常識が覆い隠されてしまい、"栄養価が高い食品"という牛乳の良い面ばかりが強調され、マイナス面は禁句になってしまった。医師ですら言いにくい雰囲気の中で、一般の消費者が気づくわけがない。そもそも哺乳類の赤ちゃんは、すべからく乳を飲んであんなに巨大化していくのだから栄養価が高いのは当然だ。

牛乳の害を長年、指摘してきた岐阜県の医師、亀山静雄氏はこう言っておられる。
「牛乳は大変、体質に悪い食品です。その栄養価が宣伝される一方で、牛乳によって引き起こされる病気があることも知っておかなければなりません。いくら栄養学が何かにこじつけても、牛乳は牛の子供が飲むものです。人間同士には何の関係もありません。異種たんぱくです。体質に合わなければひどい目に合うのがアレルギーです。キノコやフグにも毒があるように、合わない人にとっては毒物です。牛の毒だから"モー毒"です」。なかなか面白い医師だ。

東京武蔵の真弓小児科医院院長、真弓定夫氏も牛乳毒害の信念を貫いて来た一人だ。その真弓氏は体験を踏まえて次のように強く警告される。

「もともと哺乳類は同種の乳を飲んで育つものです。異種動物のタンパク質が含まれている乳等は飲みません。赤ちゃんの時から牛乳や粉ミルクを飲ませ続けるのは、動物として異常な行為です。他の動物の白い血液である牛乳を子供に与えることがどんなに恐ろしいことなのか。お母さんがたはもっと認識をおかなければなりません」。

牛乳アレルギーは牛乳をやめなければ治らない
牛乳の異質たんぱくは、慢性的なアレルギー疾患など多くの病気を引き起こしている。一口に牛乳アレルギーといっても、代表的な皮膚症状をはじめ、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状、鼻炎症、気管支炎、気管支喘息などの呼吸器症状まで実に様々である。

全て紹介することはできないが、牛乳を常食することにより、引き起こされた病気は、牛乳を飲むことを止めたとたんに、嘘のように治った事例は掃いて捨てるほどある。なのに、牛乳を飲み続けるから治らないだけである。

牛乳はガンの引き金になる
東京御茶ノ水クリニック院長の森下敬一氏も次のように述べている。
「わが国の医学者や栄養学者は、日本人の体、体力の向上には動物性食品が必要であるとし、肉、卵、牛乳を奨励してきました。特に牛乳については、最高の健康飲料であることを誰一人疑うものはなく、ある政党では、国民一人当たり1日三合の牛乳を飲めるようにすると公約する有様でした。

結果はどうでしょう。がんを始め、様々な慢性病が急増して、莫大な医療費の支出が国民経済を圧迫するほどになってきました。がん患者たちが例外なく肉や卵や牛乳、あるいは精白食品を取りすぎていること、また食事を正しくすることによって、かなりのガンが治ることなど理論の正しさを実証することができました」。

海外でも米国ボストン大学の客員教授であるGEバークリー教授は、カナダケベック州の木こりを対象に牛乳と卵の発生関係の調査を行っている。この報告によると、土着のケベック・インディアンの木こりと、そうでない木こりのガンの発生率を調べたところ、前者にはほとんどガンの発生がなく、後者には多くの発生している現象が見られた。

その背景を探った結果、ケベック・インディアの場合は子供を「母乳」で育てているため牛乳を飲ませる習慣がなく、インディアン以外の木こりたちは、ほとんどが母乳がわりに「牛乳で哺育していた」事実が確認されている。

さらにバークリー教授は、世界的に見ても牛乳哺育とガンの発生の多い地域が一致することを報告。ある病院で5,000人の女性の調査研究の結果からも、牛乳哺育の異種蛋白変成がもたらす毒素が、子供の将来の発ガン頻度を高めると同時に、母親の発ガン率を高める可能性があることを示唆している。

それぞれのドクターが証言する通り、動物は本来、同種のたんぱくで成長し、生きていくものだ。異種たんぱくは、本質的に他の動物の健康に役立つものでは無い。当然のことである。

何度も言うが、牛の赤ちゃんの飲み物である牛乳を人間が飲むこと自体が、動物本来のあり方から見ても間違ったことなのである。牛乳は決して健康の源の完全栄養食品ではない。これまで指摘してきたように、多くの悪性の病気の原因となり得ることを、まず理解してもらいたい。

つづく

第19回効果絶大!!健康塾「GHQによる牛乳神話を斬る」①

2018-04-26 16:39:40 | 桜大志健康塾
今回はいきなり趣向を変えて、何とテーマは「牛乳」です。

「牛乳と保守に何の関係があるの?」と突っ込みが入りそうですが、
まあご一読ください。

改めましてこんにちは!自虐史観を払拭し、日本と日本人を愛し、
日本の真実の歴史を取り戻す、桜大志の男塾塾生の佐藤光一です。

桜大志は霊界の宣伝マンで有名な故丹波哲郎の一番弟子で、
最近再び霊界研究・宣伝に力を入れだしました。

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約一年まえのメルマガの過去記事です。

中共も酷いがアメリカ様もひどいの。まあ今は北朝鮮途中共対策にアメリカ様と手を組む以外ないのが
残念です。

(引用ここから)

牛乳は、小学校、中学校の義務教育課程の給食に必ず出され、強制的に飲まされてきた。また、今も延々と飲まされ続けている「牛乳」は"完全栄養食"と言われ、特に子供の発育に最適な飲料と言う不動の地位を占めている。がしかし、「牛乳ほど日本人の体に悪い飲料はない」、と言ったら、「またいつもの得意のアレか。医療や食の常識を覆すいつもの健康塾か!」と思われても仕方ないが、真実であるので伝えることとする。


筆者は何やら義憤の念が強く、真実を知ったなら「どうしても知らせたい、知らせねば」という思いにいたる。性分だろう。だから今の仕事を天職としているのだろうか。


健康塾で何度か牛乳の害悪はサラリと触れているが、詳細について述べたことはない。本論考でメッタ斬りにするつもりだ。昨今では、牛乳悪玉論もしっかりと出回っているので、知っている人は知っているが、関心なく、情報が届いていない人にとっては流言飛語の類であるだろう。


筆者は、雪印乳業とも、毎日牛乳とも、利害関係はないので真実を書ける。若干、地元企業のオハヨー乳業には申し訳ないが、より大きな善のためにという思いでペンを執る。



「牛乳神話を斬る」本論考を書くきっかけ
一日前にある女性が男塾事務所に来られ、㈱日本一の新事業である「アース」商品を購入してくれた。聞けばリピーターだというので、健康塾塾長として「健康」の話をしてさしあげた。

「減塩は間違いで、実際は塩分不足」「健康診断は健康な人を病人にする」「がん治療の間違い」「ヒポクラテス医学に回帰すべき」「腸の健康が免疫力を高める」「食生活の間違い、大和民族の伝統食に戻すべき」「現代西洋医学の間違いと医者や病院が清廉潔白と言うのは嘘」などなど、健康塾で執筆済みの持論を展開した。

すると、一様に驚いておられたが、その中でも「カルシウムを摂取しようとして、牛乳を飲むから逆に骨粗鬆症になるのです!」「牛乳を飲むから乳がんになる、その証拠に牛乳を飲む習慣のない中国人に乳がんはいない!」と、牛乳悪玉論を展開したところ、もっとビックリされていた。

というのが、身内が骨粗鬆症にかかっていて、ご本人様がその対策として熱心に牛乳を飲んでいるものだから、今まで一番いいと思っていたことを否定されたうえ、「だから骨粗鬆症になるのですよ」と言われたものだから、頭をハンマーで殴られた気分であったことだろう。でも、真実は真実。本当だからどうしようもない。

話し終えて帰られた後、やはり一刻も早く伝えなければならない。あのような医学常識、食品常識を持っているのが大半なので、どこかでこの活字に触れて目覚めのきっかけになればいいのに、まっ、そういう思いで今書き始めたところである。イントロが長くなったが、そのような背景もあり、切実な思いで論考に向かっていることを知ってもらえれば幸いである。

牛乳神話は日本国憲法
「牛乳神話」の壁は厚い。容易にこの壁は崩壊しない。それほど絶対的な権力と権威と地位と名声と信用を手に入れている。それに戦後70年の歴史と伝統まであり、しかも、一般の人は世界中の人が飲んでいると勝手に思っているし、牛乳悪玉論を聞いたこともない人も多いときている。

よって、「牛乳は体に悪い」というのは、左翼思想の連中に「憲法改正」を提唱するようなもの。唯物論者に向かって、神がいてあの世はあり、人は転生輪廻している、と言うようなもの。共産主義者に自由主義の素晴らしさを説くようなもの。韓国人や中国人に向かって、従軍慰安婦はなかった、南京虐殺など捏造にしか過ぎない。と、言うのと同じである。

従って、大袈裟でも何でもなく、日本国憲法を改正するほど困難なことであると思う。それほど牛乳神話を破壊するのは難しい。でも予言しておく。おそらく、20年以内に牛乳を飲む人は激減し、学校給食からも外されるということを。そもそも日本人は牛乳など飲んでいなかったし、飲まないからと言って一向に困ることはなかった。牛乳を飲んで日本人の健康の増進にならないどころか、害しかない。

このように食品の世界にも似たような構図で、アベコベの常識がはびこっている。

ではいつから牛乳は「完全栄養食品」なる「牛乳神話」が形成されたか、というと戦後からである。牛乳神話は戦後、官民一体の国策として形成されたのだが、その陰には米国の世界的な食糧戦略があったのである。つまり、戦争に負けたから、米国主導の食料政策に乗らざる負えない事情があり、日本の伝統食は見事に破壊されたのだ。

牛乳というのは、戦後の占領政策の一環として持ち込んだものであり、牛乳を飲むことを推奨する際に出る「昔から飲まれて来たものだから体に良いはず!」という思い込みは全くの間違いであり、日本人は戦前は牛乳を飲む習慣はなかった。つまり、大和民族の2700年の長い長い歴史のなかで、ほんのここ70年ほど飲むようになった異国の食品であり、その結果、それまでになかった数多くの病気をつくってしまったのである。

つまり、米国の占領政策として言論統制が施行され、歴史観を逆転させられてしまい、日本人から真実の歴史を奪われてしまい、遂には「自虐史観」にどっぷりと浸かって幾久しい日本と日本人がいるが、それと同じ起源に、実は米国より牛乳が持ち込まれ「牛乳神話」が形成されたということなのである。

だから男塾の延長線上につくった「健康塾」で、どうしても取り上げなければいけない理由がある。戦後体制の米軍の思惑は、政治・経済・歴史観・だけではなく食糧の世界にも及んでいる。

沖縄がRC住宅で埋め尽くされた理由
ちなみに、何故、高温多湿の気候である沖縄及び宮古、八重山列島の民家がことごとくRC住宅なのか知っているだろうか?なぜ赤瓦でシーサーの乗った沖縄伝統の家、風光明媚な景観とマッチした風情のある家がなくなったのか?そして、無機質で、絶対に亜熱帯気候には不似合いで、しかも、快適でなく、かつ、最も建設コストの高い鉄筋コンクリートに変わったのか。

これも占領軍の政策に起源がある。言うまでもなく、米軍は沖縄を焼き払った。ガマという洞窟に逃げ込んだ武装していない民間人に対し、婦女子、子供、赤子、高齢者に対しても、容赦なく火炎放射器を浴びせ殺戮に次ぐ殺戮を行った。人も民家も焼かれ、200年モノの泡盛の瓶は破壊され、山々も焼かれて焦土と化した。

日本がポツダム宣言を受諾して、条件付き降伏をしたその後、占領軍が入ってきて、これまた生き延びた婦女子は強姦された。そして、住まいがなくなった民間人は、山々は焼かれてしまっているので、建築資材にもことかく状態であった。それはバラック小屋さえも建てられないほどたった。

そこへ、GHQの占領政策として、セメントと砂を供給し、日本政府に買わせ、木の家ではなく、セメントの家を建てさせた。つまり米軍がセメントを買わせるという、経済政策の結果、RC住宅になっていったのである。

サンフランシスコ講和条約が締結されても、沖縄と小笠原は日本に返還されず、1972年5月15日まで米国領であり、その間、米国領の沖縄は、米国の統治下にあった。かくて、その政策は変えられることもなく、台風銀座という立地条件もあり、頑強なRC住宅がいいということになり、その考えが子孫に受け継がれ、今のように変貌した景観になってしまった沖縄がある。

このように、「戦後の沖縄の家の変貌」も、「自虐史観の定着」も、「牛乳神話」も、実は同一線上にある問題なのである。それを知っておいてもらいたい。ただし、牛乳を加工した脱脂粉乳という誠にまずくて飲めたものではない食品の供給が、栄養失調の日本人を救ったという面もあったことは付け加えておく。

しかし、牛乳神話により、牛乳を飲む習慣が定着した日本人は、今、その大きなツケを慢性的健康被害として支払わされている。脱牛乳、反牛乳、こそが日本人の健康生活に欠かせないキーワードであると思う。

世のお母さんの牛乳への認識を変えない限り、脱牛乳はままならない。牛乳は健康栄養食品であり、お腹に胎児を宿している妊婦にとっても、赤ちゃんにおっぱいを飲ませている最中の母親にとっても、育ち盛りの子供を抱えている母親にとっても、牛乳は欠かすことの出来ない食品になっている。

牛乳神話に対する論駁は、まずは、"牛乳は牛の赤ちゃんが飲むものであり、人間様が飲むべきものではない"ということから入って行こう。

牛乳は牛の子が飲むもので人が飲むものではない
こういうと、牛乳擁護論者は、「では、人が専用に食べる食べ物って何?」と反論する。こうも言う。「蜂蜜は蜂が蓄え食すものであり、人間が食すのはおかしいではないか」と。これは反論になっていない。乳というものは、哺乳類の赤ちゃんが飲み成長させるものであり、大人になったらどの種の哺乳類も等しく飲むことはない。つまり離乳期を迎えたら不要なものになる。

つまり乳離れの時期が来たら通常食に切り替えることになる。成長した牛だって、牛乳を飲むことはなくなる。無論、人間も大人にならずとも、離乳期を境に母乳を欲しなくなる。全て、本能の為せる業であり、それは自然の摂理だ。

だから、成長した牛でさえ飲まない異質タンパク質を子供や大人が飲むのはおかしい。普通に考えてみればすぐ分かりそうなおかしなことが、みんなが飲んでいるので、一つもおかしなことだと思わないようになってしまっている。そのことにより健康被害は発生している。

「いや、ヨーロッパには牧畜民族があり、牛乳、バター、ヨーグルト、チーズを食べる文化があるがあれはどうなんだ?」という声が聞こえてくるが、その答えは後述する。完璧に論駁できるので今少し待って欲しい。

続く

第254回男塾「朝鮮半島の危機と憲法改正」後編③

2018-04-25 22:49:58 | 桜大志過去記事
こんにちは!自虐史観を払拭し、日本と日本人を愛し、
日本の真実の歴史を取り戻す、桜大志の男塾塾生の佐藤光一です。
桜大志は霊界の宣伝マンで有名な故丹波哲郎の一番弟子で、
最近再び霊界研究・宣伝に力を入れだしました。
霊界がある⇒死を恐れない潔さ⇒保守、とつながりがあるようです。

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約一年まえのメルマガの過去記事ですが、憲法改正からはまだまだ遠いの~

自分としては憲法改正ではなくあくまで自主憲法の制定を望みます。

アメリカ様からも中共からも独立した真日本国憲法がほしい。

(引用ここから)

国防は他人事ではなく自分自身の事
国防は決して他人事ではなく自分事であり、国家の総力を挙げて対処すべきことであるが、日本人にはこの意識が完全に欠落している。

先に開かれた日本学術会議の総会では、軍事研究に関して「安全保障や平和と学術との関係など、より広く継続的な議論が必要」「軍事や国防とどう向き合うかといったテーマは(人文系・工学系など)色々な分野の専門家が垣根を越えて議論するべきもの」(「朝日新聞」2017年4月15日朝刊)という指摘が相次いだとされる。

こうした慎重な対応を求める声があったにもかかわらず、それを無視する形で、総会に先立つ数週間前に開かれた幹事会が決めた「軍事目的の科学研究を行わない」とした声明を追認したのである。

軍事研究に関係しなければ平和が留保され、静謐な研究環境が保証されるというものではない。スイスに見るように、むしろ、外部からの脅威は自力で払いのける努力をしなければ、安全な研究環境はおろか、言論の自由や集会(学者の場合は研究発表の場としての学界であろう)の自由までも奪われよう。

それどころか、独裁者の邪魔になるエリートたちはソ連時代のサハロフ博士などのように監房に閉じ込められ、あるいは文化大革命の中国のように農村に下放され、酷使されるのが落ちではなかろうか。

彼らが大嫌いな軍事により、彼等の大好きな自由を保たれている、ということを知らねばならない。


安倍首相は憲法改正を明記
折しも今年は、日本国憲法の改正70年記念日にあたる。安倍晋三首相は5月3日「憲法改正を2020年に施行」と明言した。そして憲法9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加した上で、2020年平成32年を「新しい憲法が施行される年にしたい」と明言したのである。

ただし、野党(民進党)に配慮して憲法9条を改正せずに、自衛隊を明記するのみであれば国防の本質が何なのかが分かっていないと言える。特に、二重国籍を党首に持つ民進党には本気で国を護る意志がないようだ。ビートたけしには、「蓮舫、あれは中国のスパイだろ」と言われる始末だ。その通りだが。

しかし民進党の中にも一部には心ある議員はいるはずだ。つまり問題の本質は、9条を正直に改正し、自衛隊を軍隊として明確に位置付けて、国防を強化し、「他国の軍事的脅威から国民の生命を守ること」である。


自衛隊を憲法に明記する時が来たのか?
そもそも戦後久しく宣伝されてきた「自衛隊=戦争」とする短絡的な考え方そのものが誤っていたのだ。社会党や共産党では自衛隊のことを「暴力装置」と呼び完全否定していた。

もう高齢になられる先の大戦の戦争体験者は、空襲で家を焼かれ何度も逃げ惑う経験や、多くの仲間の死にも何度も遭遇して来られた。挙句の果て人里離れた山奥へ疎開させられ、不自由な暮らしを体験をした人も多い。ではそのような戦争体験者が戦争反対の左翼思想に染まっているかというと、逆な人の方か多い。

悲惨な体験をされているので、戦争反対の立場であるが、そのためにこそ日本を守らなければならない、と心底思っておられる。当然、憲法で守ることなど出来ないので、軍事力を保持して守るものだと思っている。それ故、戦争から日本を護るために憲法を改正すべきだと考えおられる。まともな思考が出来る戦争体験者は、今の現状の憲法では間違いなく日本は滅ぶだろうと、考えている。

海洋覇権を目論み、尖閣諸島海域で横暴極まる中国。拉致被害者を未だ帰さず、ミサイル発射を連発し核開発を進め5度まで核実験を行い、さらに6度目の核実験を行おうとしている北朝鮮や、反日教育を進める韓国。北方領土に最新鋭ミサイルを配置するロシアなど、我が国周辺の国際情勢はますます厳しさを増すばかりである。日本は今、戦後最も戦争の危機を迎えている。

このような時、憲法に国を護る自衛隊の存在が明記されていないがために、様々な足枷を課せられてきたそのような自衛隊のままでいいはずがない。それを喜んでいる国々が我が国の周辺に存在している事実から、これ以上目をそらしてはならないのである。

自衛隊は、隊員の質も技術も一流で、組織としての練度も団結力も他国の軍隊に引けを取らない。米軍の自衛隊の評価は各段に高い。その自衛隊の力を中国などは内心恐れているのである。その自衛隊をさらに強くするのは国民の支持である。国のために命を顧みない隊員たちを、国民はもっともっと尊敬しなくてはならない。


制定経過から異質の日本憲法
「その国の有り方を規定する」とされる憲法。通常その制定過程については、国民やその意思を代弁する代議員からの要請や運動の結果制定され「国をこうしたい」といった願いが原点にあるものだ。しかし、現行憲法では占領軍側の意思、占領軍側が日本をこうあるべきと押し付けたものだ。それ故、我が国の憲法は制定時点で異質な憲法になっている。

例えば、「武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」という、世界でも珍しい「戦争放棄」の条文を第9条に掲げた日本国憲法は、上記にも書いたGHQ(連合軍総司令部)の強力な指示のもとで出来上がった憲法であり、これを平和憲法と錯覚してきたのである。

世界の国連加盟国180か国の憲法に、戦争を肯定した憲法など一国もなく全て平和憲法である。だのに日本のみが世界に誇る平和憲法などと、左翼思考に国民は汚染されたまま70年が過ぎようとしている。その結果、『憲法9 条を守って国滅ぶ」という事態へと追い込まれてきた。まさに「日本国憲法は亡国論」であったことに今こそ気づくべきである。


現行憲法を守る事そのものが目的化されている
今年5月3日は日本国憲法が施行されて70年を迎える。70年もの長い間、憲法改正しなかった国は我が国のみである事はあまりにも有名だ。戦後の主要国における憲法改正回数を見てもわかる。オーストラリアが5回、中国が9回、韓国も9回、イタリアが15回、同じ敗戦国のドイツに至っては60回、フランスでも27回、では日本に憲法を押し付けたアメリカでも既に6回改正している。いずれの国も、憲法自体の目的化などとは無縁であり、時代の変化に合わせ、国家のために憲法を変えているという姿勢が浮かび上がっている。当然と言えば当然のことだ。

憲法施行から70年目を迎え、我が国を取り巻く国際環境は大きく変わり風雲急を告げる今、そんな今だからこそ、憲法9条改正への機運を高め「自分の国は自分で守る」との意思を明確にしなければならない。

この日本国憲法制定の歴史を振り返って改めて思う事は、占領軍の絶大な権力の下で日本側は「国体護持」の為に、涙を飲んで、憲法改正を受け入れざるを得なかったのである。「諦めと悲しみと憤り」の叫びが、証言として日本民族の悲史は、後世に是非語り継がねばならない。上記では少しは触れてみたが、それを時系列的に紹介してもよいが、今までに「男塾」では機会あるたびに語って来たので、今回はこれぐらいにしておこう。

押忍