怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

伝聞昔話「蛇女房と坊さん」(今昔物語より)

  伝聞昔話「蛇女房と坊さん」

 

 妻子のある坊さんが寺で昼寝をしていました。

 その坊さんを蛇がじぃと見ていました。

 蛇は坊さんの両足の付け根にある物をじぃと見ていました。

 

 お坊さんは夢を見ました。

 美しい女と楽しくチュウチュウチョロチョロと脳みその足りない大きな二匹の鼠のようにすごす夢でした。

 

 坊さんが気分よく目を覚ますと、哀れに蛇が死んでいるのを見たのでした。

「あの美しい女との楽しい夢はこの死んだ蛇が見せたものだったのか」

 坊さんは死んだ蛇を見て言いました。

 死んだ蛇を坊さんは見て、おぞましく怪しく変な気分になりました。

 

「蛇は人の子種を食うと死ぬというのは本当だったのだな」

 坊さんはそう言い、坊さんの子種を食べて死んだ、夢の中であっても一時は女房だった蛇に手を合わせたのでした。

 おもしろい

  

聞き伝える昔の話でございます

 

今昔物語から

蛇は人の子種を食ったら死ぬそうです。

へぇ

サナダムシは胡桃食べたら死ぬと同じくらい役に立つ話です。

サナダムシが物食うってなんだ?

ふふふ

 

 

※基本的に聞き伝えるという形で、大筋は変えずに思うままに書いております。