広島(☆8対6★)巨人 =リーグ戦16回戦・マツダスタジアム=
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巨人
00330 0000 6112
広島
00015 020× 861
勝利投手:永川 勝浩(1勝0敗0S)
(セーブ:中﨑 翔太(0勝0敗23S))
敗戦投手:上原 浩治(0勝4敗0S)
  DAZN
◆広島は5点を追う5回裏、田中と丸の2ラン、鈴木のソロが飛び出し、試合を振り出しに戻す。その後は7回に、丸が2打席連続となる2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・永川が自身2年ぶりの白星。敗れた巨人は、最大6点のリードを奪うも、痛い逆転負けを喫した。

◆巨人が最大6点のリードを追いつかれた。  3回にマギーの12号3ランで先制し、4回に長野の適時打、吉川尚の3号2ランで4回表の攻撃終了時には6-0に。しかし、裏の守備で先発今村信貴投手(24)が広島バティスタにソロを浴び、5回には田中に2ラン、丸にも2ランを浴びて1点差に迫られて降板。2番手でマウンドに上がった野上が鈴木にソロを打たれて同点に追いつかれた。  5回まで打たれた4安打全てが本塁打。6点差を追いつかれて、試合は振り出しに戻った。

◆広島は5回、1イニング3本塁打で5点ビハインドを一気に追いついた。  まず1死一塁から田中が「高めのボールを上からしっかりとたたくことができた」と右越え5号2ラン。菊池が四球で歩くと、丸が右中間へ19号2ランで続いた。  「追い込まれていたので、何とかランナーをかえせて良かった」とフルカウントからの一撃を振り返った。そして鈴木は、代わったばかりの野上の初球を左越えに同点13号ソロ。「良い流れで回ってきたので、初球から積極的にいった」とコメントした。

◆広島が5本塁打で3連勝した。0―6の4回にバティスタのソロ、5回に田中と丸の2ラン、鈴木のソロで5点を挙げ同点。7回に丸の20号2ランで勝ち越した。永川が2年ぶりの勝利。巨人は3連敗で自力優勝の可能性が消えた。

◆巨人上原浩治投手(43)が今季4敗目を喫した。同点の7回に3番手で登板。先頭の広島田中を4球で空振り三振に抑えるも、続く菊池に中前打で出塁を許す。  1死一塁で迎えた丸に投じた2球目、137キロ外角低めの直球をレフトスタンドへとはじき返された。勝ち越しの2ランを許し、マウンドではがっくりと両手を膝について悔しがった。  20日のカード初戦では日本人初の「トリプル100(日米通算100勝100セーブ100ホールド)」を達成するも、この日は1回2安打2失点で敗戦投手となった。チームは3連敗、敵地マツダスタジアムでは12連敗となり、今季初めて自力優勝の可能性も消滅した。  「そこで抑えてほしいと思って出してもらっている。応えられなかったのは自分の責任です。申し訳ない」と振り返った。

◆巨人今村信貴投手(24)が3本塁打を浴び、降板した。  3回までは無安打無失点と安定した投球を見せる。4回までに6点の大量援護を受けたが、4回裏にバティスタに初めての被安打となるソロを許すと、5回にも1死一塁から田中に2ラン、1死二塁から丸に2ランを浴びて4回1/3、5失点で降板した。  被安打3の全てが本塁打という内容に「打たれちゃいけないところで2本打たれてしまった。反省しないといけない」と話した。

◆巨人が大逆転負けを喫し、自力優勝の可能性が今季初めて消滅した。投手陣が最大6点のリードを守りきれず、3連敗となった。6点差以上をひっくり返されたのは13年5月10日のDeNA戦以来、5年ぶり。  序盤は負の連鎖を断ち切るムードがあった。打線が1発攻勢で大量得点。3回にマギーが先制の12号3ラン、4回には吉川尚が3号2ランを放つなど、6得点。4回表終了時点で0ー6とリードし、投げては先発の今村信貴投手(24)が3回まで無安打無失点と完全に主導権を握った。  しかし、4回裏に今村がバティスタにソロを浴び、続く5回には1死一塁から田中に2ラン、なおも1死二塁から丸に2ランを打たれて一気に1点差に詰め寄られて降板した。交代した野上亮磨投手(31)が迎えた鈴木に初球を左翼席へと運ばれて同点に追いつかれた。  6-6となった7回には3番手で登板した上原浩治投手(43)が1死一塁から丸に勝ち越しの2ランを浴びて、6-8。そのまま終盤も得点できず、鬼門のマツダスタジアムでは12連敗となった。  高橋由伸監督(43)は「この3日間、結果的に同じ形で負けている。悔しい。首位に勝たなければなかなか始まらない」と話した。  首位広島とは8ゲーム差となり、残り55試合を残して今季初めて自力優勝の可能性が消滅した。

◆首位広島が大逆転勝利で2位巨人に同一カード3連勝とした。序盤の6点ビハインドを3ラン3発、ソロ2発の8得点でひっくり返す展開。  7回に2打席連発となる決勝20号2ランの丸は「今日もあきらめないカープらしい野球ができた。地元で3連勝は自信にしていいが、まだ先は長い。目の前の試合を全力でやっていきたい」と話した。チームの貯金は今季最多15に。2位との8ゲーム差は今季最大となった。

◆巨人が広島に同一カード3連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した。4回の攻撃を終えて6点リードも、本塁打攻勢で追い上げられた。  巨人の6点差以上の逆転負けは13年5月10日DeNA戦(10-3→10→12)以来で、広島戦では01年5月9日(6-0→6-7)以来、17年ぶり。この日は5本塁打を浴び8失点。1試合に5本以上打たれたのは5月20日DeNA戦6本、6月26日広島戦5本、7月7日広島戦5本に次いで今季4度目となり、被本塁打5本以上がシーズン4度は92、01年の3度を抜く球団ワースト記録。

◆巨人が広島に同一カード3連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した。4回の攻撃を終えて6点リードも、本塁打攻勢で追い上げられた。同点の7回に登板した上原浩治投手(43)が、丸に20号2ランを打たれ万事休す。首位たたきを狙った3連戦に全て逆転負けで3連敗。昨年8月から続くマツダスタジアムでの連敗は12に伸び、ゲーム差は8に広がった。7連勝で乗り込んだ勢いが止まり、一気に正念場へと追い込まれた。  珍しく膝に両手をつき、うつむいたまま本塁に背を向けた。同点の7回。窮地を救うために上原がマウンドに上がった。1死一塁。前打席で本塁打を放っている丸を迎えた。1ボールから外角低めを突いた137キロの直球を打ち砕かれた。「あそこまで飛ばされているわけだから...。そこで抑えてほしいと思って出してもらっている。応えられなかったのは自分の責任です。申し訳ない」。左翼席へ"悲劇の1発"を放り込まれた。  通算100勝、100ホールド、100セーブを達成したレジェンドでもマツダスタジアムの呪縛を解けなかった。3連戦の初戦は最大7点差をひっくり返すも延長10回にサヨナラ負け。2戦目はエース菅野が投げても勝てなかった。この日は最大6点差の優勢も、勢いは止められなかった。先発今村が5回に崩れて3被弾5失点。野上も代わりばなに鈴木に同点弾を浴び、今季4度目の5被弾。6点差からの逆転負けは高橋体制では初の屈辱だ。 7連勝の勢いを持って乗り込んだ敵地で痛恨の3連敗。しかも、3戦連続の逆転負けはダメージが大きい。高橋監督は「この3日間、結果的には同じような形になってしまったので、悔しいですけどね。首位に勝たなければなかなか始まらない。それはみんな分かっている」と唇をかんだ。首位広島とのゲーム差は8に広がり、今季初めて自力優勝の可能性が消滅。3試合で20得点、25失点の死闘を繰り広げるも白星には届かず、広島戦12敗目で借金生活に逆戻り。ダメージは代償として、ずっしりと、のしかかった。 ただ、シーズンはまだ55試合を残す。正念場を耐えれば逆襲のときもくる。上原は「誰もが勝ちたいと思っている。1つ勝てば変わっていく。それが難しいけど、明後日からまた試合がある。それが現実。切り替えてやるしかない」と言った。悔しさを晴らすには勝つしかない。勝てば景色も雰囲気も変わる。借金1からの出直しは明日24日、倉敷から始まる。【為田聡史】
 ▼巨人の自力Vが消滅した。巨人は残り55試合に全勝した場合、98勝44敗1分けで勝率6割9分。広島は残り61試合のうち巨人戦9試合に敗れても、他カードで51勝すれば99勝43敗1分け、勝率6割9分7厘となり、巨人は広島を上回れない。昨年の自力V消滅は7月1日の72試合目で、2年連続7月中に自力V消滅は05年の7月26日、06年の7月5日以来、12年ぶり。

◆首位広島は2位巨人を5本のアーチ攻勢で沈め、今季7度目の同一カード3連勝を飾った。5回に今季3度目の1イニング3発が飛び出し、7回の丸佳浩外野手(29)の20号決勝2ランなど全8得点が本塁打という豪快すぎる逆転勝ち。貯金を今季最多15とし、2位に最大8ゲーム差をつけ、リーグ3連覇へまっしぐら。早ければ27日にも優勝マジックが点灯し、球団史上最速を更新する可能性が出てきた。  地響きのような歓声がマツダスタジアムにこだました。7回1死一塁。丸が、上原の直球をとらえた。会心の打球が左翼席に飛び込む。夏の"花火大会"を締めくくる、2打席連発の20号決勝2ラン。これが今季チーム100号だった。  「コースに逆らわずに、うまくとらえることができた。強くたたけて風にも乗ってくれた。結果的に最高のスイングができた。今日もあきらめないカープらしい野球ができた」  4回まで6点ビハインドも、バティスタの14号ソロで反撃開始。5回は田中の右越え2ランで3点差。そして丸が右中間への19号2ランで今村をKOした。続く鈴木は代わったばかりの野上の初球を左翼席へ。「良い流れで回ってきたので初球から積極的に」という13号ソロで、たちまち追いついた。1イニング3発は今季3度目だった。 そして押せ押せムードの中、丸の7回の決勝弾につながった。3年連続20号は球団では06~09年の栗原以来。「毎日のルーティンというか、コーチらと相談しながら考えをまとめた上で打席に入っている」。自身はホームラン打者ではないと強調するが、そんな日々の積み重ねによって、新たな勲章を手にした。 豪雨災害後、最初のホーム3連戦だった。初戦はあと1死の崖っぷちで下水流が逆転サヨナラ2ラン。この日も今季初めて5点以上のビハインドをはね返す大逆転だった。ミラクル続きに緒方監督も「これだけスタンドのファンの後押しがあって、初戦から信じられないような勝ち方が続いている」と驚いた。広島に勇気を与える3連勝だ。 ヒーローの丸はお立ち台で言った。「広島の皆さんの前で野球ができる幸せをあらためて感じた。地元で3連勝は自信にしていいが、まだ先は長い。目の前の試合を全力でやっていきたい」。これからも明るい話題で、大きな傷を負った街を元気づける。【大池和幸】

◆巨人のケーシー・マギー内野手(35)が22日、広島16回戦(マツダ)に「3番・三塁」で先発出場。三回一死一、三塁から左中間席へ飛び込む先制の12号3ランを放った。  好調を維持している。これで、前半戦の7月4日、DeNA戦(東京ドーム)から14試合連続安打を記録。この日は、三回に長野が敵失、吉川尚が右前打で好機を演出し、助っ人がカープファンの陣取るスタンドに、アーチをかけた。

◆巨人・長野久義外野手(33)が22日、広島16回戦(マツダ)に「1番・右翼」で先発出場。3点リードの四回一死二塁から、左前適時打を放った。  この回先頭の大城が、四球で出塁。今村が投犠打で送り、長野につないだ。なおも一死一塁から、「2番・遊撃」で先発出場した吉川尚輝内野手(23)が右翼席への3号2ラン。広島先発・高橋昂をマウンドから引きずり降ろした。

◆巨人・今村信貴投手(24)が22日、広島16回戦(マツダ)に先発。4回1/3を投げ3安打5失点(自責点4)で降板した。  序盤は順調にアウトを重ねた。切れのある直球とスライダー、フォークで四回二死まで広島打線に安打を許さず。バティスタに右越えソロを浴びて1点を返され、迎えた五回だった。  先頭・磯村を遊ゴロ敵失で出塁を許し、一死後、田中に強烈な右越え2ランを被弾。続く菊池に四球を与え、丸にも右中間への2ランを浴び、マウンドを野上に譲った。だが、代わった野上も4番・鈴木に左中間ソロを被弾。この回一挙5点を失い、同点に追いつかれた。

◆広島の高橋昂が四回途中6失点でKOされた。6月28日以来の1軍登板に「準備はできている。調子は上がっているし、いい形で臨めると思う」と自信を示していたが、好結果は付いてこなかった。  三回、一塁手の失策をきっかけにピンチを招き、マギーに3ランを浴びた。続く四回にも吉川尚に2ランを許すなど再び3点を失い、途中降板となった。

◆巨人・上原浩治投手(43)が22日、広島16回戦(マツダ)に6-6の七回から、3番手として登板。丸に左越え2ランを浴びて、勝ち越しを許した。  レジェンドがまさか...。田中を空振り三振に抑え、菊池に中前打を許した直後。前の打席でも右越え2ランを放っている相手に、直球を左翼スタンドまで運ばれた。20日には、日米通算100ホールドに到達し、日本球界初となる「100勝&100ホールド、100セーブ」の「トリプル100」を達成していた右腕だったが、この日は広島打線の勢いを止められなかった。

◆セ・リーグ2位の巨人が序盤に6点リードも、首位・広島に逆転負け。マツダスタジアムで今季8戦8敗となり、昨年8月12日から12連敗を喫し、"鬼門"で自力優勝の可能性が消滅した。  巨人は三回一死一、三塁からマギーが低めの球をすくい上げ、左中間スタンドへ運ぶ先制の12号3ラン。四回には一死二塁から長野が左前に適時打を放ち4-0とリードを広げると、続く吉川尚が右中間スタンドギリギリに運ぶ3号2ラン。6-0とし、広島先発の高橋昂を引きずり下ろした。  先発の今村は、四回二死まで広島打線を無安打に抑えていたが、バティスタに14号ソロを許すと、五回には一死一塁から田中に5号2ランを打たれ3点差に迫られた。さらに丸に右中間へ運ばれる19号2ランを許し1点差の6-5。ここで今村は降板し、野上がマウンドに上がるも、鈴木に13号ソロを浴び6-6の同点に追いつかれた。  七回からは3番手、上原がマウンドへ。一死一塁から、丸にこの日2本目となる20号2ランを左翼席スタンド上段まで運ばれ、勝ち越しを許した。  巨人は八回二死から連打で一、二塁のチャンスを作り、代打・阿部を送るも空振り三振。九回は広島の守護神・中崎の前に簡単に二死とされた。マギーが右前打で気を吐くも、続く岡本が空振り三振に倒れ試合終了。3連敗で借金1となった。

◆巨人・上原浩治投手(43)が22日、広島16回戦(マツダ)に6-6の七回から、3番手として登板。丸に決勝の左越え2ランを浴びて、4敗目を喫した。  「そこで抑えてほしいと思って、出してくれている。応えられなかったら自分の責任」  田中を空振り三振に抑え、菊池に中前打とされた直後。丸に2打席連発を許し、肩を落とした。20日には、日米通算100ホールドに到達し、日本球界初となる「100勝&100ホールド、100セーブ」の「トリプル100」を達成していた右腕だったが、この日は広島打線につかまった。

◆2年目の吉川尚が自身初の4安打2打点と気を吐いた。四回一死一塁では、「必死でつなごうという気持ちでいきました」と右越えに3号2ラン。それでも、勝利にはつながらず「どれだけ点を取っても、勝たないと意味がない。勝つことが最優先」と唇をかんだ。

◆広島・丸佳浩外野手(29)が追撃&決勝の2本塁打を放ち、巨人との3連戦を全勝に導いた。最大6点差をひっくり返し、2位とのゲーム差を今季最大の8に広げた。  「皆さんの前で野球ができて幸せです。地元で3連勝できたことは自信にしたいです」  3-6で迎えた五回一死二塁は右中間席に19号2ラン。同点の七回には上原の速球を左翼席へ決勝の20号2ランとした。約1カ月の離脱がある中、3年連続で20本塁打に到達。西日本豪雨で甚大な被害が出てから初めて開催された本拠地での3連戦を、見事な3連勝で締めくくり、3番打者は視線を鋭くした。  今季最多の5本塁打を記録した打線を、緒方監督は「全員が集中力を持って打席に入ってくれた」とたたえた。貯金も今季最多の15に更新。球団初の3連覇へ、勢いは止まらない。 3番手で登板し、2016年5月20日以来、約2年ぶりに白星の広島・永川 「6点負けていたのをひっくり返せて、いい勝ち方だった」 五回に同点の13号ソロを放った広島・鈴木 「前の人たちがいい流れでつないでくれた。素直に反応できてよかった」

◆巨人は22日、広島16回戦(マツダ)に6-8で敗れ、同一カード3連戦3連敗を喫した。7連勝と勢いづいて敵地に乗り込んだが、最大6点差をひっくり返されたこの日をはじめ、3試合連続の逆転負けを喫し、昨年8月から続くマツダスタジアムでの連敗は12となった。首位とのゲーム差は今季最大の「8」に広がり、自力優勝の可能性が消滅した。  またも、鬼門を突破することはできなかった。連日の酷暑に見舞われたマツダスタジアムで最大6点あったリードをひっくり返され、同球場での連敗は12試合まで伸びた。  「打たれちゃいけないところで2本打たれてしまった。反省しないといけない」  肩を落としたのは先発左腕の今村だ。6点の援護を受けながら五回に2本の2ランを浴び、勝利投手の権利を前に5失点で降板。さらに代わったばかりの野上が同点ソロを被弾し、七回には20日の試合でプロ野球史上初の「100勝、100ホールド、100セーブ」を達成した上原が丸に決勝2ランを左翼席へ打ち込まれ、ついに逆転を許した。  20日は山口俊、21日は菅野を先発に立てて必勝を期したが、まさかの3戦連続となる逆転負け。打線は3試合で20得点と活発だったが、投手陣が得点を上回る25失点。首位・広島とのゲーム差が8に広がり、自力優勝の可能性が消滅した。  「この3日間、結果的に同じような形になっている。悔しい」と高橋監督。マツダに乗り込む前に7連勝でつくった貯金がなくなり、借金1となった。4年ぶりの優勝を狙う今シーズン。広島との対戦成績は4勝12敗と分が悪い。「首位のチームに勝っていかないと、(差は)縮まらない」と指揮官。休養日を挟み、24日のヤクルト戦(倉敷)で仕切り直す。 (吉村大佑) 広島3連戦の計25失点に巨人・村田ヘッド兼バッテリーコーチ 「ピッチャーだけのせいにしちゃいかん。俺の指導力不足だと思う。3日ともバッテリーが悪い。バッターは言うことない」 5被弾の投手陣に巨人・斎藤投手総合コーチ 「ホームランが一番、いかんからね」

◆見るに耐えない逆転負け。巨人ベンチに、いわせてもらうよ。これ以上、引き離されてはいけないところで、総動員をかけないでどうする?!  五回。先発・今村の交代機が、一手も二手も遅い。リリーフをどんどん投入して、先手先手で抑えにかかるべきだった。  いくら6点を先制したといっても、今村の勝利投手の権利がかかっているといっても、我慢している場合ではない。明日以降を考えている段階でもない。情けは無用。厳しく采配しないといけなかった。  だいたい、四回のバティスタの本塁打が"イエローカード"。高めの抜け球は、そろそろスタミナ切れ...のサイン。広島打線にしたら、反撃への「号令」になる一発。この時点で、今村の代え時を早めに考えておかないといかん。  そして、五回先頭の磯村を遊ゴロ失策で出したのが"レッドカード"。エラーという小さいことから、大きなことが始まる...という警告だった。  せっかく、ゲームが指導と警告を与えてくれたのに、ベンチがそれを察知できない。ふがいない投手陣だけの責任では決して、ない。  また浮上しようと思ったら、負けん気を前面に出し、神経を研ぎ澄まし、シビアに戦うことだよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
483310.593
(↑0.005)
0
(-)
61414
(+8)
357
(+6)
100
(+5)
48
(+2)
0.261
(↓0.001)
4.03
(↓0.01)
2
(-)
巨人
434410.494
(↓0.006)
8
(↓1)
55405
(+6)
365
(+8)
86
(+2)
45
(+1)
0.26
(-)
3.99
(↓0.04)
3
(-)
ヤクルト
394310.476
(↑0.007)
9.5
(-)
60370
(+5)
399
(+4)
76
(+2)
43
(+2)
0.261
(-)
4.33
(↑0.02)
4
(↑1)
阪神
374210.468
(↑0.006)
10
(-)
63309
(+11)
345
(+7)
50
(+4)
44
(-)
0.244
(↑0.002)
3.85
(↓0.04)
5
(↓2)
DeNA
384420.463
(↓0.006)
10.5
(↓1)
59331
(+7)
371
(+11)
102
(+2)
53
(+1)
0.248
(-)
4.06
(↓0.08)
6
(-)
中日
384810.442
(↓0.005)
12.5
(↓1)
56348
(+4)
404
(+5)
58
(+2)
42
(+1)
0.262
(↑0.001)
4.47
(↓0.01)