ニッポン・天気晴朗なれど波高し

2018GWに「アゴラ」に投稿・掲載されました。せっかくだから時事ネタ系ブログでも始めようかと。立ち位置は右というよりは左です。

日本政府とか官僚システムとかって最強&最悪のレガシーシステムなのかも…で、日本人に全体最適化はムリなのかも。

今年、最初の投稿です…笑。

仕事の関係で2025年の崖とか、クラウドジャーニーとかが、どうしたこうした等々の資料を最近たまに読むのですが…なんか、ため息ばかりですね。

部分最適化を繰り返してきた日本企業のレガシーシステムは未来への最大の負の遺産とか…もう、この辺になると、なんか、ニッポンそのものみたいな話だなぁ…という気がしてきまして。

なんと言いますか…日本の政府とか官僚システムとかって、最強&最悪のレガシーシステムという気がしてくる訳です。

たとえば、日本の公務員とかって、国家公務員法とかで、民間との人的交流とかあまりなく…つまり代替がない…これって、ひとり情シスとかと問題構造は同じ気もします。

海外だと政権が変われば政府内人員も、シンクタンクから人が入ったり、もう少し柔軟性がある気がしますし…そもそも海外だと政府と民間シンクタンク情報格差が日本ほど大きくない気もしますしね。

だから経産省がDXで最大経済損失が12兆円とか言っても、レガシーシステムの親玉みたいなメティがナニ言ってんの、という気がしますよね、正直。

COP25で詩人でもある小泉環境大臣が石炭火力をどうやって減らす…と問われ放送事故級の無言でしたが…そもそもエネルギーは経産省下の資エネでしょ…こういうよく分からん組織構造とか、変える気とかないんすかねぇ。

もっと言えば、先進国にとって環境政策って、最も重要な産業政策のひとつと思うのですが…我が国最大のレガシーシステム、ニッポン政府はさういう視点とか持ち合わせているのか…果たして。

ガートナーのレポートとかで日本企業はレガシーシステムの保守で身動きできない等がありましたが…これこそニッポン国そのものという気がします。

で、ニッポン人には全体最適化とか所詮、ムリではという気も最近はしてきてるのですが…。

この前、ニュースかなんかでオモシロイものがありまして。なんか、AIとかで大量の請求書を自動発行するシステムの紹介とかだったんですね。

大量の印字された請求書がベルトコンベアを流れてきて…小さなロボットが動いていて…なにをしてるかというと…

高速でハンコ捺してました…笑。

いやはや…そんなロボット作る前に、もうハンコとかそろそろ辞めませんかとか、印刷やめるとか…
もっと言えば、小口の大量な請求書が必要なビジネスのカタチを変えるとかが、全体最適化だと思う訳です。

高速かつ正確無比にハンコ押すロボット作ることが全体最適化じゃないですよね。

こういう日本人の性向は多分、永遠不変かも。
目先の部分最適化に全力で取り組み、ツボが目先に転がり込んで来るの待ちか…何世紀か待てば転がり込んでくるかも…かなぁぁ。。