アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2019年02月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
へろごんさんの画像
へろごん
チェロ、ヴァイオリンを始めてあっという間に10余年が過ぎました。失敗も数多く経験しましたが、沢山の音楽仲間や先生・演奏家の方々と知り合えて楽しいです。ブログでは経験談が何かのお役に立てれば幸いです。
プロフィール
日別アーカイブ
リンク集
フルーツメール

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村


楽器ランキングへ

広告

posted by fanblog

2018年04月12日

初心者の頃のヴァイオリン個人レッスン

もう十年以上前になりますが、習いたての頃のヴァイオリンレッスンは、どんな風にやっていたかなと思い出しました。これから始める方の参考まで。

1.挨拶と調弦

まず「よろしくお願いします」の挨拶をして、雑談をひとつふたつ。楽器を先生に渡して調弦してもらいます。初心者が自分でやったらレッスン時間が無くなります。もし弦を切ってしまったらお手上げ。

もちろん最初から自分で調弦できればいいのですが、初級者がササッと調弦することは難しいのです。ペグは摩擦力頼りで、必ずしもピッタリの位置で止まるとは限りません。なのでペグボックス上で弦を押したり、指板上で弦を上に引っ張ったりして、微調整することもあります。アジャスターは、原則微妙な調整が必要なE線にしか付いていませんからね。(初心者向けに全弦に付けられるものもあります)

それ以前に隣り合った2本の弦を同時に弾いて、響きでチューニングする耳が育っていません。事前にチューナーで合わせておく手もあるのですが、ヴァイオリンは温度や湿度が変わるとすぐ狂っちゃうのです。先生によってはチューナーで取るなといわれるかも知れませんし…

調弦はチェロの方が楽ですね。ガット弦を使わないのであれば、全弦アジャスターが付いているのが一般的です。そもそも大きく狂わないので、ペグを回す機会は気温が大きく変わる真夏と真冬くらいしかないと思います。

2.ボーイングのフォーム固めとスケール

それから最初は解放弦でボーイングばかりやっていました。私はチェロを少しやっていたといっても、ボーイングのフォームは全然違います。一番の違いは右脇の開き具合でしょうかね。チェロのように弓を横に動かす場合は、右脇を大きく開かないと弓先まで弾けません。

一方ヴァイオリンは、ほぼ真横に動かすG線はチェロに似て脇は開きます。しかしD線、A線、E線になるにつれて、弓は角度がついて斜め下に動かします。その際は脇はあまり動かさず、肘の開閉が主になります。もちろん手首は柔らかく使わないと、弓は弦に対して直角の関係が保てません。E線でものすごく苦労しました。どうしても手前に引っ張っちゃうんですよね。

その後しばらくしてからは、このあと弾く曲の調のスケールを2オクターブ弾きました。ウォーミングアップですね。

3.教本の曲を演奏

それらが一通り終わってから、若草色の鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集に移ります。初回の曲なら、まず生徒が最初から弾き、緊張の一瞬です。何回目かの場合は、途中からだったり、重点にやりたい箇所からだったりすることもあります。

ちなみに教本は、子ともも大人も白い「新しいヴァイオリン教本」のほうが優勢のようです。鈴木の1巻は子どもには難しく、挫折する子が少なくない由。たしかに後半の曲はそんな感じもします。もちろん生徒がやりたい曲があるのなら、現在のレベルからかけ離れなければ、先生もOKしてくれるでしょう。

スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(1) 新版[CD付]

新品価格
¥3,456から
(2018/4/13 00:03時点)




新しいバイオリン教本(1)

新品価格
¥1,404から
(2018/4/13 00:06時点)




2、3年たってからはカイザーという練習曲集も併用しました。チェロでいえばドッツァウアーに相当する本です。ひとつの曲でいくつもの弾き方のバリエーションがあるので、時間はかかりますが、いろいろ鍛えられます。

カイザー ヴァイオリン練習曲(1) (ISEシリーズ)

新品価格
¥864から
(2018/4/13 00:37時点)




余談ですが、基本的に先生が全部を模範演奏をすることは、まずありません。最近話題になっているJASRACの音楽教室への著作権料徴収の根拠のひとつといわれる、先生が演奏者、生徒が聴衆という解釈はかなり無理があると感じます。そんな時間の余裕は無いのですから。

先生は生徒の演奏を聴きながら、必要に応じて止めさせて

・置く指が分かってない、迷っているなと判断したら、楽譜に指番号を書き込む
・ピッチが低かったり高かったりする音があれば、印の書き込み
・弓のUP・DOWNの間違いの書き込み
・ここは弓の先を使うとか、元を使うとかの指摘

などの指導を行います。必要があれば部分的に演奏して、動かし方を見せたり、音を聞かせてくれたりすることもあります。

フレーズ内で抑揚をつける要求は、この時点ではまだないでしょう。混乱するだけですしね。もちろん全体的にここは強く・ここは弱くという楽譜上の指示は、雰囲気だけでも守るように言われますが。(実際にも物理的な音の大小だけでなく、そうやってるよ感を相手に伝えることも大切です)

その譜面の一部はこんな感じです。1巻なのでまだこれで済んでいますが、4巻になると鬼のようにビッシリ書かれていて恥ずかしい…(^_^;)

1巻はこの程度ですが
DSC_1909.JPG


4巻は色鉛筆も動員されてすごいことに
DSC_1910.JPG


ちなみに指番号は、自分で事前に書き込んで大丈夫です。私はよく間違える個所や、ポジションチェンジして迷いそうな箇所以外は、なるべく書かないようにしていました。

初心者が一番戸惑うのは、音符の長さに対応して弓を使う量(長さ)が決まるのが原則ですが、先の状況によっては例外があるということです。

例えば四分音符は弓の半分、二分音符は全弓を使うとしても、次は弓元から弾きたいから弓先から弓元までを使って四分音符を弾かなければならない局面が出てきます。ただ普通に弾いてしまうと、弓が速くなるので音が大きくなってしまうのです。この場合、弓の圧を少し弱めたり、弓を傾ける角度を変えたりして、調整する必要があるのですが、そこまでは頭が回らないし、コントロールも難しいでしょう。

基本的に弦楽器は弓をケチって使うと、響きが乏しくなってしまいます。(チェロの低弦側は別ですが)
これはピアノなどと比べてヘタクソに聞こえてしまう原因のひとつなので、これから習う方は、最初から景気よく弾くことを心掛けるといいと思います。

あと弓順がUP・UPやDOWN・DOWNと続く場合は、間違えやすいでしょうね。私もそうですが、もしUP・DOWN・UP・DOWNのように順番に弾いてよいのなら、意外と間違えないで弾けるのではないでしょうか。

おっと長くなりました。

4.課題の整理と挨拶

時間がきたら課題の整理と、次回やること(曲のどこからやるとか、仕上げの段階とか)を決めて、スケジュールの再確認をします。

日時が固定のレッスンで、もし欠席の予定が分かっていれば、この時点で先生に伝えておきましょう。先生もいろいろ予定があるので、なるべく早く連絡しておくと喜ばれます。熱心な先生だと規則になくても振替を考えてくれることもあります。(もちろん当てにしてはダメですが)

最後に「ありがとうございました」と挨拶して退室します。

いかがでしょう? 参考になれば幸いです。







【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7544225
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。