【急性期編】家族がうつ病になったら?私が思う、家族としての接し方

ここからは、うつ病の時期ごとに合わせた家族のサポートの仕方や、注意点などをお話ししていけたらと思います。

ゆき

ほとんど私の意見になってしまうのですが、「ふ~ん、そうなんだ」くらいで読んで頂ければ幸いです。

まずはうつ病発症後すぐの「急性期」についてです。

うつ病の時期に関しては、こちらの記事を読んでくださいね。
あなたは今どの時期にいる?うつ病の流れを知って今の自分にピッタリの対処法を探そう

とにかくまず病院へ

家族にうつ病が疑われるようなことがあったら、まずは内科へ行ってほしいと思います。

うつ病かも?モヤモヤしたらまず行くべきは、内科?精神科?心療内科?

こちらの記事でも書きましたが、まずは「うつ病以外の病気」ではないかを確認することが重要です。内科での検査後、「うつ病の可能性がある」と診断されたら、まずは近くの精神科・心療内科に行ってみて下さい。

患者が行きたがらないこともあるかもしれません。

しかし、病院に行かなければ状態は悪化するだけです。

ゆき

最初は一緒に付き添って通院した方がいいかもしれません。急性期は本当に体が辛いですし、考え方が極端になったり、自分の状態もあまり把握できていないことも多いです。

「家族としての意見」を医師に伝えることは診察時の強力な支えになると思います。

できれば何もかも休ませて充分な休養を

急性期はとにかく休ませることが重要です。心も体も限界まで疲れ果てていると思ってください。

できるならば学校やお仕事は一時的にお休みを頂いた方がいいかもしれません。

そこは、患者の症状の状態や学校の都合、仕事上の立場もあると思います。

注意
休むかどうか、患者には決断をさせず、医師に相談して下さい。

先ほども書きましたが急性期は考え方が極端になってしまい、自分の意思とは違う決断をしてしまいがちです。「休むくらいなら辞める」といった本来ならゆっくり考えるべき決断も早急にしてまうかもしれません。

できれば、まずは患者がゆっくり休める環境を作ってあげることがベストかなと思います。

ゆき

病気について知ってほしい

ゆき

この時期は患者はもちろんですが、家族も一番辛い時期かもしれません。

患者がうつ病という病気の症状に戸惑うように、家族も患者の姿や行動に戸惑うことが多いと思います。

そこで、できればうつ病とはどんな病気か知ってほしいと思います。

「しっかり勉強して」なんて言いません。病院に置いてあるパンフレットを読むだけでもいいです。家族だって、患者のサポートや日々の生活で忙しいんですから。

補足
ただ、うつ病についてある程度把握できれば、今後の生活がずっと楽になると思います。

戸惑ったり、驚くようなことがあっても「これはうつ病の症状だ」という知識があるだけで、心が楽になりますし、サポートもスムーズにいくはずです。

急性期は必ず終わる

急性期はとにかく慌ただしく過ぎ去っていくことが多いと思います。

ゆき

あなたのご家族の急性期がどのくらいで終わるかは分かりません。短期間である方もいれば長期になる方もいます。

しかし、必ず終わります。

できるだけ無理をせず、あなた自身の体を大切にしながらサポートをしてあげてください。

大切なのは「いつだってあなたの味方だよ」と側にいてくれることだと思います。

ゆき

「そのままの姿でいいから、生きているだけでいい」という家族の言葉のおかげで、私は急性期を乗り越えることができました。

うつ病という病に戸惑う患者にとって、家族はたった一つの安心です。

家族が元気でいてくれなければ不安になります。

どうか、家族であるあなたの心と体の健康を何よりも最優先してください。

ゆき

回復期に続きます。
【回復期編】家族がうつ病になったら?私が思う、家族としての接し方